犬がご飯を食べないのは病気だから？原因や対処方法について解説

まずは、犬がご飯を食べない原因についてご説明します。
原因がわかれば、自然と正しい対処方法もわかるはずです。

犬がご飯を食べないときの原因のひとつとして、体調不良が挙げられます。
犬は、基本的に少し体調が悪いだけでは、食欲不振になることはありません。
元気そうに走り回りますし、ご飯も普通に食べるでしょう。
しかし、犬が食欲不振になるほどであれば、よほど体調が悪いのかもしれません。
一時的なものであればよいでしょうが、何日も続くようであったり水も飲まなかったりする場合には、注意が必要です。

犬は、歯周病などにより口内が痛いことで、ご飯を食べたくても食べられない状態になっているのかもしれません。
犬がご飯を食べにくそうにしていたり片側の歯だけでご飯を食べていたりする場合は、口内の異常を疑う必要がありそうです。

私たち人間と同様に、犬も加齢によって食が細くなります。
いままで食べていたご飯の量が食べられなくなり、残してしまっているのかもしれません。
特に10歳以上のシニア犬になると、顎も弱くなりいままで以上に食が細くなってしまうでしょう。

犬は、ストレスが原因でご飯を食べなくなっている可能性が考えられます。
私たち人間も、仕事や学校で嫌なことがあった日は、食欲が湧かないことがあります。
それと同様に、犬もなんらかの原因でストレスが溜まり、ご飯を食べたくなくなっているのかもしれません。
毎日の散歩時間が足りないことによる運動不足や、飼い主とのコミュニケーション不足、引っ越しなどで生活環境が変わったなど、犬のストレスの原因はさまざまです。

犬は、毎日食べているドッグフードに飽きてしまった可能性があります。
また、単純にドッグフードの味が好みではないのかもしれません。
犬用おやつなどは喜んで食べているのであれば、ドッグフードに飽きたことを疑ったほうがよいでしょう。

次に、犬がご飯を食べないときの対処方法について見ていきましょう。
正しい対処をすることで、ふたたび犬が喜んでご飯を食べるようになるはずです。

犬がご飯を食べないときの一番の対処方法は、動物病院へ連れて行くことです。
獣医師に診てもらえば、病気などの体調不良が原因なのかストレスが原因なのかを、判断してもらうことができるでしょう。
また、犬がご飯を食べないときのアドバイスもしてもらえるはずです。
素人判断でいろいろなことを試すのもよいですが、やはり獣医師に診せることが一番の対処方法といえます。

犬のストレスが原因でご飯を食べないのであれば、ストレス解消をしてあげましょう。
いっしょに散歩やドッグランに行くことはもちろん、ボール遊びなどのコミュニケーション時間も増やしてあげます。
しかし、これは犬が体調不良ではないと断言できるときのみにしましょう。
犬が体調不良にも関わらず散歩に連れて行くと、さらに体調が悪くなる可能性があります。

犬がドッグフードに飽きているようであれば、ドッグフードを変えてみるのもひとつの手段です。
栄養面はもちろん、原料にもこだわった総合栄養食を与えることで、犬は喜んでご飯を食べてくれることが期待できます。
ただし、ドッグフードを変えるときには、1週間前後の時間をかけてゆっくりと変えましょう。
はじめのうちはいままで与えていたドッグフードをメインにして、徐々に新しいドッグフードの比率を増やしていきます。

最後に、おすすめのドッグフードをご紹介します。
犬がいまのドッグフードに飽きているようであれば、これらのドッグフードを試してみてもよいでしょう。

小型犬の特徴に配慮して、最適な栄養バランスで作られたドッグフードです。
顎の小さい小型犬のために、小粒タイプに仕上げています。
美味しさと栄養面を兼ね揃えており、小型犬であればこのドッグフードを与えておけば間違いないといえそうです。

主原料に鶏肉を使用した、肉食動物である犬のためのドッグフードです。
中国産の原材料は使用していないため、安心して犬に与えることができます。
また、合成着色料や保存料も使用していません。

βグルカンを豊富に含んだアガリクスを使用したドッグフードです。
3種類の異なるたんぱく質を使用することで、犬の健康的な身体をサポートしてくれます。
皮膚や被毛の健康を維持するために、オメガ6脂肪酸なども配合しています。

成犬に必要な栄養素を、バランスよく配合したドッグフードです。
ラム肉と米を主原料にすることで、食物アレルギーにも配慮されています。
高い嗜好性から、いままでご飯を食べなかった犬でも食べてくれることが期待できるでしょう。

犬は、基本的に元気があって食欲もある動物です。
しかし、ご飯を食べないようであれば、かならず何らかの原因があると考えられます。
体調不良やストレスなど、まずは何が原因なのかを考えてみましょう。
そして、一度獣医師に診てもらい、原因をはっきりさせることがおすすめです。
正しい対処をすることで、犬はまた喜んでドッグフードを食べるようになるでしょう。