【立冬】事故を防ぐためにも猫バンバンを!意味や必要性について解説

「猫バンバン」という言葉を聞いたことはありますか?
猫バンバンとは決して猫に危害を及ばせる行為ではなく、逆に猫の命を守るために必要なものです。
この記事では、寒い時期に特に気を付けたい猫バンバンについて解説します。 2021年11月07日作成

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猫バンバンとは?

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まずは、猫バンバンについて知っておきましょう。
猫バンバンを、まわりの人にも広めていくことが大切です。

猫バンバンとは?

猫バンバンとは、エンジンルームに潜んでいる猫を追い出すために、ボンネットをバンバンと叩く行為のことです。
猫バンバンによる大きな音で驚いた猫は、車から離れていくでしょう。
そうすることで、猫と車を守ることに繋がります。
ちなみに、猫バンバンをしたからといってかならずしも猫がその場から離れていくわけではありません。
猫が出口をわからなくなっている可能性も考えられるため、猫バンバンをした後も耳を澄ませて猫の鳴き声がしないかチェックするとよいでしょう。

車のエンジンルームに猫が入り込む

運転をし終わった車は、エンジンが熱くなっています。
この熱さは、外で生活をする猫にとってはありがたい暖房器具となるのです。
また、エンジンルームは暖かいだけではなく、雨や風もやり過ごすことができます。
エンジンの温かさに触れようと、猫は車の下からするするとエンジンルームに入り込んでいってしまうでしょう。
少しの間暖を取るだけでその場から離れてくれればよいですが、猫がエンジンルームを気に入ると今後も入り込んでしまう可能性があります。
猫がエンジンルームに入り込んでいるときに車のエンジンをかけてしまうと、猫の命が危険に晒されます。
そんなときのために、猫バンバンをしなければならないのです。

猫がいるのはエンジンルームだけじゃない!

猫が車を気に入ってしまうと、エンジンルームなどのボンネット周辺だけでは収まらなくなります。
タイヤとボディの隙間や、リアサスペンションなどにも潜り込むため、大変危険です。
もちろん、そのまま車を発進させてしまうと猫の命は助かりません。
また、車の駆動系の故障にも繋がります。

猫バンバンの必要性について

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なぜ、猫バンバンをしなければならないのでしょうか?
次に、猫バンバンの意味や必要性について見ていきましょう。

猫を即座にその場から追い出すため

猫バンバンは先述したように、車から追い出すために必要な行為です。
猫バンバンをせずに車のエンジンをかけることで、エンジンルームにいる猫がベルトに巻き込まれてしまう危険性もあります。
猫がベルトに巻き込まれると、車に詳しくない人は対処することができません。
猫がかわいそうなのはもちろん、車の故障にも繋がります。

日頃から猫バンバンをすることで猫が車に近寄らなくなる

日頃から猫バンバンをすることで、猫は車を危険で騒がしいものだと認識して、近寄らなくなります。
猫は危険を冒してまで暖を取ろうとはしないため、日頃から車を乗る前に猫バンバンをしておくことをおすすめします。
また、まわりの人たちも猫バンバンをすることで、車周辺の猫の事故はある程度予防することができるでしょう。
そのため、車を持っている友人や知人に猫バンバンの存在を普及させることも大切です。

猫バンバンのやり方・注意点

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最後に、猫バンバンのやり方をご紹介します。
車と猫を傷つけないためにも、正しい猫バンバンを覚えましょう。

車の周辺を確認する

基本的に猫は警戒心が強いため、猫バンバンをしなくても人間の存在に気が付いたらその場から立ち去るでしょう。
まずは、猫バンバンをする前に車を一周して猫がいないかを確認します。
その後は、猫に人の存在を知ってもらうために、車を軽く揺らしてみましょう。
タイヤ周辺にいる猫を追い出すためにも、タイヤを軽く叩くこともおすすめです。

ボンネットを叩く

車の周辺に猫がいないことを確認したら、猫バンバンをします。
あまり強く叩く必要はありませんが、ボンネット周辺にいる猫が気付くくらいの音が鳴るくらい、トントンと叩きましょう。
可能であれば、ボンネットを開けて内部を確認するのがおすすめです。
ボンネットの内部にもいなければ、ひとまず目のつく範囲に猫はいないことがわかります。

猫バンバンのしすぎに注意!

猫バンバンという名前は、ボンネットを強くバンバンと叩くようなイメージがあります。
しかし、あまりにもボンネットを強く叩くことはおすすめしません。
なぜなら、ボンネットの大きな音に猫が怖がってしまい、逃げ出すことができなくなるからです。
そのため、先述したように猫に合図を出す程度の音でトントンとボンネットを叩くくらいでよいでしょう。
また、ボンネットの内部を見たときに猫が隠れているようであれば、しっかりと逃がしてあげなければなりません。

猫が車に潜り込ませないように対策をする

猫バンバンをしなくてもいいように、日頃から対策をすることも大切です。
具体的な対策としては、車にカバーをすることでしょう。
車にカバーをすることで、猫が物理的に車に入り込めなくします。
ただ、それでも隙間を見つけて猫が入り込んでしまう可能性がありますので、完璧な対策とはいえません。
JAFも猫バンバンを推奨していることもあり、やはり車に乗る前には猫バンバンを含めてまわりに猫がいないかをチェックすることが必要です。

猫と車を守るためにも猫バンバンを!

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猫バンバンは、猫と車を守るためにも必要な行為です。
万が一事故が起きてしまうと、車が故障する可能性がありますし、猫の命を奪ってしまい気分が悪くなってしまいます。
そのため、猫のためにも猫バンバンはかならず行いましょう。
また、猫バンバンをする前に車の周辺に猫がいないかもチェックする必要があります。
タイヤとボディの隙間やリアサスペンション付近に猫が潜んでいる可能性もあるため、人間が来たことを猫に知らせるためにも、タイヤやボディをトントンと叩きましょう。
ただし、猫バンバンのしすぎは猫を怖がらせてしまうことも考えられるため、猫バンバンをした後にもボンネットの内部をチェックすることをおすめします。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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