アメリカンファジーロップってどんなうさぎ？特徴や性格をご紹介

まずは、アメリカンファジーロップの特徴と性格を見てみましょう。
はじめてうさぎを飼う人でも、飼いやすいのでしょうか？

アメリカンファジーロップの大きな特徴として、長い被毛と垂れた耳が挙げられます。
名前の由来にもなっているファジー（fuzzy）というのは、「綿毛のような」や「柔らかい」という意味があり、その名のとおりとてもふわふわの被毛をしています。
また、地面につきそうなほどの長い垂れ耳も魅力です。

アメリカンファジーロップは、うさぎの中では体重は軽めです。
体重は約1.3～2kgになり、垂れ耳のうさぎの種類の中では最小クラスといえるでしょう。
また、体長は約30cmになります。

アメリカンファジーロップは、ホーランドロップイヤーやフレンチアンゴラをミックスして生まれた種類です。
そのため、性格もホーランドロップイヤーやフレンチアンゴラに近いものがあります。
性格は個体差が大きいですが、人懐こい性格はどのアメリカンファジーロップでも共通といえるでしょう。
また、甘えん坊で人間に抱っこされるのも嫌がりません。
そのため、うさぎと触れ合いたいと考えている人におすすめの種類です。

次に、アメリカンファジーロップを飼う上で気を付けたい病気についてご説明します。
日頃から定期的に健康診断を受けることで、これらの病気から守ることも期待できるでしょう。

アメリカンファジーロップは長毛種で被毛の密度も高いため、皮膚病に気を付ける必要があります。
特に暑い時期には蒸れやすく、定期的にブラッシングしなければならないでしょう。
最低でも週に1度はブラッシングをして、毛並みを整えてあげることが大切です。
被毛の中が蒸れるのを放置しておくと、カビが発生して皮膚糸状菌症などを発症する可能性があります。
また、ダニやノミなどによって皮膚炎を発症することもあるでしょう。
触れ合っているときやブラッシングをしているときには、併せて皮膚の調子も見るようにするとよさそうです。
もしも脱毛や痒みによる掻き傷が見られたら、なるべく早めに動物病院へ連れて行くことをおすすめします。

うさぎは人間のように汗をかくことができない動物なので、暑い時期には熱中症に気を付けなければなりません。
また、長毛種であるアメリカンファジーロップは、ほかの種類に比べて暑さに弱いといえるでしょう。
そのため、暑い時期はエアコンを24時間稼働しておくことはもちろん、ケージを日の当たらない場所に設置するなど、熱中症対策をする必要があります。
もしもアメリカンファジーロップがぐったりとして呼吸が荒くなっていた場合には、早急に獣医師に診せましょう。
熱中症は命に関わるので、症状が見られたらすぐに対処することが大切です。

最後に、アメリカンファジーロップを飼う際におすすめのフードをご紹介します。
チモシーとペレットをご紹介するので、好みのものを選んでみてください。

最高級グレードといわれるプレミアムクラスの、さらにワンランス上のスーパープレミアムクラスのチモシーです。
茎が長めで太く、穂の潰れが少ない自然の状態に近い牧草なので、喜んでうさぎが食べてくれるでしょう。
食物繊維が豊富で低カロリーのチモシーを食べ放題状態にしておくことで、うさぎはストレスなく生活することができるはずです。

スーパープレミアムチモシーを使用した、新鮮なチモシーです。
嗜好性が高く食物繊維も豊富なため、うさぎは飽きずに食べ続けてくれるでしょう。

でん粉類や穀物、そしてグルテンフリーで安心して与えることができるペレットです。
プレミアムチモシーを使用した総合栄養食は、嗜好性も抜群でしょう。
草食動物であるうさぎはチモシーも食べなければいけませんが、チモシーと併用しながら与えることで、うさぎは飽きずにペレットを食べてくれるはずです。

小動物専門獣医や動物園飼育師などの協力により開発された、室内飼いうさぎ用のフードです。
高品質のチモシーを使用して作られており、うさぎの成長の手助けをしてくれるでしょう。
適切なカリシウム量に抑えることで、健康的な身体の維持が期待できます。

アメリカンファジーロップは、ふわふわの長毛と垂れた耳が特徴的な、可愛らしいうさぎです。
人懐こく甘えん坊な性格は、はじめてうさぎを飼う人でも問題なく飼うことができるでしょう。
ただし、長毛種であるため被毛のケアには気を配らなければなりません。
特に暑い時期には被毛が蒸れやすくなるため、皮膚病や熱中症にも気を付ける必要があります。
それらのケアをしっかりすれば、アメリカンファジーロップは毎日の日々に癒しを与えてくれるでしょう。