猫がごろごろ喉を鳴らすのはなぜ?理由や意味を解説

猫が喉をごろごろ鳴らしながらスリスリと近寄ってきたことはありませんか。
猫が喉を鳴らすのはどんな理由があり、意味があるのでしょうか。
ここでは、猫がごろごろ喉を鳴らす理由や意味についてご紹介します。 2021年05月28日作成

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猫が喉を鳴らすのはなぜ?

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猫とともに生活をしていると、ごろごろと喉を鳴らしている姿を見かけることはたくさんあるのではないでしょうか。初めて喉の音を聞いた時は低い音のため驚いた方もいるのではないでしょうか。では、なぜ猫は喉をごろごろと鳴らすのでしょうか。
ここでは、猫が喉を鳴らすのはなぜなのか理由をご紹介します。

リラックスしている

猫はリラックスをしている時に喉をごろごろと鳴らします。
猫は初めて訪れる場所などは警戒しますが、住み慣れた家ではその警戒をとき、リラックスして休みます。
飼い主さんのそばで喉をごろごろと鳴らしている場合は、飼い主さんのことを信頼している証拠です。中には、野良猫や初めて会った猫でも、人懐こい性格から喉をごろごろと鳴らしながらそばに寄ってくる場合もあります。

コミュニケーションをとる

子猫の頃は、母猫とコミュニケーションをとるために喉を鳴らします。これは自分の存在をアピールしているのです。
子猫の頃は成猫に比べて音も小さく、聞き取りづらいですが、子猫が元気かどうかをみるためにも大事なチェック項目です。母猫や飼い主さんと過ごし、リラックスしている証拠です。

他にもどんな時喉を鳴らすの?

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猫はリラックスしていて飼い主さんに甘える時以外にも喉を鳴らすことがあります。

何らかの欲求がある時

猫が喉を鳴らす時には、何らかの欲求がある場合もあります。
猫からの欲求は時と場合によりさまざまですが、お腹が減った、構ってほしい、甘えたいといったものから、トイレが汚れている、水が入っていないなどの飼い主さんになにかをしてほしい時などです。

猫が甘えたい、遊びたいなどの欲求がある時は一緒に遊んであげましょう。

飼い主さんが行動を起こさなければいけないものは、できるだけ早く処理してあげましょう。特に、トイレが汚れていて我慢している場合は、長引くと膀胱炎などの泌尿器疾患を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

危険な時や辛い時にも喉を鳴らす

猫は少し危険だと感じている時や、不調時にも喉を鳴らすことがあります。
動物病院での診察中に喉を鳴らすことがあるのは、少し警戒しているからという場合があります。
元気がなく、ごろごろ喉を鳴らしている場合には、猫の体調を確認しましょう。
自宅で猫の体調がわからない時には、かかりつけの動物病院を受診することをおすすめします。

喉を鳴らさない猫もいる

全ての猫が喉を鳴らすわけではありません。中には、喉を鳴らさない猫もいます。
猫の性格によるものなので、喉を鳴らさないからと心配になる必要もありません。

野良の経験がある猫は、人に触れられることに慣れていないため、飼い始めてから時間がたっても喉を鳴らさないこともあります。

ごろごろと喉を鳴らしている時の対処法とは?

猫がそばに寄ってきてごろごろと喉を鳴らしていると、猫に信頼されていると感じられてとても嬉しいですよね。しかし、猫を飼育してまだ日が浅い場合、猫が喉を鳴らしている時にどう対処すればいいかわからない方もいることでしょう。
ここでは、猫がごろごろと喉を鳴らしている時にどう対処すればいいのかご紹介します。

優しく撫でてあげる

猫がごろごろと喉を鳴らしている時には、優しく体を撫でてあげましょう。
猫は飼い主さんのそばで甘えたいのかもしれません。体を触る時には、毛並みに沿って手のひら全体で撫でてあげます。力加減は優しく、猫が落ち着くことができる程度です。

撫でる場所は猫の背中や体、顔周りがおすすめです。足先やしっぽは触られることに対して抵抗を持っている猫が多いため、触ることに慣れてからにしましょう。

欲求を満たしてあげる

猫が喉を鳴らしながら近づいてくる時には、飼い主さんに対してなにかアピールをしている可能性があります。お腹が減った、構ってほしい、遊んでほしい、トイレが汚れている、水を飲みたいなどが考えられます。

猫が今なにを考えているのかを察してあげることが大切です。食事はいつとったか、おもちゃは充実しているのか、トイレは清潔な状態になっているか、新鮮な水はきちんと用意されているのか、などを確認しましょう。

お腹が減ったという欲求はただのワガママの場合もありますが、子猫の場合は空腹の時間が長くなってしまうと低血糖を引き起こす可能性があります。
そのため、子猫の場合はお腹が減っているようであればごはんの回数を増やしてあげましょう。
さらに、成長期でごはんの量が足りなくなってしまう場合もあります。定期的に体重を測定し、給与量を測定しましょう。

体に異常がないか確認する

甘えているだけではなく、猫の体に異常がないか確認しましょう。ごろごろ喉を鳴らす時にはご機嫌のイメージが強いですが、体調を崩し体が辛いというアピールの可能性もあります。

ごはんを食べているか、元気があるか、便や尿の状態なども確かめましょう。猫は自分の体調不良を隠す傾向がありますので、パッと見ただけではわからない可能性も高いです。自宅ではわからない場合は自分で判断せずに、動物病院を受診することをおすすめします。

猫の気持ちを知ろう!

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ここでは、猫がごろごろ喉を鳴らす理由や意味についてご紹介しました。
猫が喉を鳴らすのは、飼い主さんを信頼しリラックスしている証拠です。
しかし、喉を鳴らす理由はほかにもある可能性があります。飼い主さんに何らかの欲求がある場合や危険な時や体が辛い場合にも喉を鳴らします。

猫の中にも喉を鳴らさない子もいます。喉を鳴らさないからと言って信頼していない、リラックスをしていないわけではありません。
猫の仕草からリラックスしていることを知ることもできますので、安心して見守ってあげましょう。

著者情報

こばやし

犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。

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