猫は魚が好き?
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猫は魚が好きというイメージがあります。
猫の祖先は、もともと砂漠地帯に住んでいるリビアヤマネコだといわれており、ネズミや鳥などといった小動物を食べることによって生活していた動物なのです。
祖先は魚食が生活の中心ではなかったのです。
では何故、猫が魚好きと思うようになったのでしょうか?
日本人は昔から魚をタンパク源とするような食生活を古くから送ってきていました。昔は今のようにペットフードなどもなかったことから、猫は人間と同じような食生活を送っていたのです。
そのことから、猫は魚が好きというイメージが染み付いてきたと言われているのです。
猫は刺身を食べても大丈夫?
では、猫が刺身を食べても大丈夫なのかということですが、食べ過ぎなければ刺身を食べても大丈夫だと言えます。
しかし鮮度が落ちた刺身を与えてしまうと、酷い吐き気に襲われたり、なんらかの症状がでてしまったりと危険性は高いです。
新鮮な刺身を与えるようにしましょう。
刺身で引き起こされる病気について
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◎アレルギー反応
魚のタンパク質が原因となり、アレルギーを発症してしまう猫もいるのです。
万が一アレルギー反応が出てしまうと、下痢・嘔吐・脱毛・お腹が張るなどといった症状が見られます。
◎ アニサキスによる食中毒
アニサキスは最近ではかなり知れ渡っているものです。
魚の鮮度が落ちると内臓から筋肉へ移動をすることから、内臓や鮮度の落ちた魚の刺身を生食することにより、食中毒を引き起こしてしまうのです。
胃壁や腸壁に寄生をすることから、食べた数時間後に激しい腹痛や嘔吐などが起きるというところが特徴的です。
◎ チアミン(ビタミンB1)欠乏症
チアミナーゼはチアミン(ビタミンB1)を分解してしまう酵素です。
シダ類やイカやタコなどへ多く含まれています。
ビタミンB1が欠乏してしまうと、けいれん発作や運動機能障害が引き起こされてしまい、症状が進行してしまうと、最悪の場合には死に至ってしまいます。
◎ イエローファット(黄色脂肪症)
イエローファット、いわゆる黄色脂肪症は、皮下脂肪が炎症を起こしたことによって脂肪が黄色に変色をしてしまうことからイエローファットと呼ばれています。
このイエローファットの症状として、痛み・皮下脂肪のしこり・歩行異常などが見られます。
飽和脂肪酸が多く含まれる青魚に多く見られると言われています。
◎ヒスタミン食中毒
ヒスタミン食中毒は、鮮度の落ちてしまった魚を食べることによって引き起こされる食中毒です。
下痢・嘔吐・舌や顔の腫れ・じんましん・めまいなどといった症状が見られます。
アミノ酸の一種とされるヒスチジンが、ヒスタミン産生菌によってヒスタミンに変換されることによって引き起こされるものです。
猫に刺身を食べさせる際の注意点
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◎量に気をつける
鮮度の良い魚であれば、少量であれば食べさせても大丈夫です。一度に与える量としては、多くても1切れ程度が目安となります。
与える魚の種類にもよりますが、刺身を与えすぎた場合には、先程ご紹介したような病気や症状を引き起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。
◎頻度に気をつける
どれだけ一度に与える量が1切れ程と少なかったとしても、頻繁に与えてしまうとたくさん食べさせてしまっていることになります。
毎日与えたりするのではなく、誕生日のときなどちょっとした特別な日に与えることが大切です。
量だけに気をつけるのではなく、頻度にもしっかりと気をつけることが大切です。
◎寄生虫に注意をする
先程ご紹介した通り、刺身は加熱処理をしないことから寄生虫がいる場合があります。
刺身の場合は生食であることから、あげる前に小さく切るようにしましょう。寄生虫は人間の目でもしっかりと確認することができるので、チェックすようにしましょう。
また冷凍することによっても死滅させることが出来るので、寄生虫が気になる場合には一度冷凍し、解凍してから与えるのもおすすめです。
◎小骨までしっかりと取り除く
基本的に売られている刺身には小骨はありませんが、自分でさばく場合には与える前によく注意してあげてください。
◎味付けはしない
私たち人間が食べるように、刺身に醤油やわさびなどといった調味料をつけると腎臓に負担をかけてしまいます。味付けはせずに与えましょう。
◎種類に気をつける
もし、猫に刺身を与えるのであれば、白身魚の刺身がどの魚と比べても1番適しており、その理由としては脂肪酸が少ないということが挙げられます。ただ、適量であればマグロやカツオでも大丈夫です。
脂がのっている魚は与えないようにしたり、少量に抑えるということが望ましいと言えます。
刺身を与える際は注意が必要!
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猫に刺身を食べさせることは基本的には大丈夫ですが、かかりやすい病気や寄生虫などにはしっかりと気をつけなければなりません。
刺身はあくまでもご褒美程度にあげるようにして、普段の栄養摂取には総合栄養食をしっかりと取り入れてあげるようにしてください。
東京都福祉保健局(参照日:2020-07-10)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/anzen_info/anisakis/index.html
著者情報
Hanaco
子育てをしながら、専業主婦ワーカーとしてお仕事をさせていただいております。以前はチワワを2匹飼っていました。
調べることや文章を考えることが好きで、自分の考えや経験などを活かせるようなお仕事をしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。