メロンを好む猫は意外といる!食べさせても大丈夫?

メロンを食べていると、愛猫から熱烈な視線が…。そんな経験ありませんか?今回は、猫がメロンを食べても良いのか解説していきます! 2020年06月21日作成

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メロンを好きな猫がいる!

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この記事を読んでいる人の中には、「うちの猫がメロンを好むのは珍しいのかな?」と疑問に思っている飼い主さんもいるでしょう。たまにしか食べないという家庭が多いメロン。そんなメロンに猫が寄ってきたら、意外性に驚いてしまうかもしれませんね。

すべての猫がメロンを好むわけではありませんが、美味しそうにメロンを食べる猫はいるようです。動画配信サービスや猫に関するブログで、紹介されている飼い主さんはけっこういます。

猫がメロンを好きになる理由には諸説ありますが、メロンの香りに反応している可能性があると言われています。メロンの香りに含まれる揮発したアミノ酸の多くと、もともと猫が好むお肉のアミノ酸が一致することから本能的に欲しているのでは?と考えられています。

また、人間に飼われるようになり、本来なら必要としなかった食べ物を口にするようになり、様々な食品や食材を好むようになったことも1つの理由だと言われています。

猫がメロンを食べても大丈夫なの?

メロンを毎日食べる家庭は多くないと思われますが、飼い主さんとのコミュニケーションの1つとして、メロンを猫が好むのなら自分が食べる時に少しだけ分けてあげたいと考える人は多いでしょう。

そこで気になるのが、メロンは猫が食べても大丈夫なのか、という点ですよね。

結論からいうと、基本的には猫がメロンを食べても大丈夫です。ただし、アレルギーや過剰摂取には注意が必要。初めて食べさせる時は、体調を崩さないかどうか注意深く確認が必要です。そして、食べ過ぎないよう量をコントロールしましょう。

どのくらいならOK?

アレルギーがない場合や、病気の治療上医師に制限されていない場合を除き、大さじ1杯くらいの量が目安です。また後ほど詳しくご紹介しますが、過剰摂取すると健康を損なう可能性もあるため注意しましょう。

つまり、メロンは猫にとって食事というよりおやつ感覚であげるものだということです。メロンには多くの栄養が含まれていますが、あくまでもメインは総合栄養食やバランスを考慮した食事となるようにしましょう。

メロンに含まれる栄養

メロンといっても、とても種類は豊富ですよね。夕張メロン、クインシーメロン、プリンスメロン、マスクメロン…。その多くは糖分が主成分で、その他には食物繊維やビタミンB6、ナイアシン、葉酸、カリウムなどが含まれています。

特に、果肉がオレンジ色の品種は抗酸化作用のあるベータカロチンが豊富で、果物のなかでもトップクラスだと言われています。また、メロン全般に言えることですが、カリウムの含有量も多いです。その量はスイカの3倍にもなります。

メロンは、およそ90%が水分でできています。夏に旬を迎えるメロンは、水分補給にも役立つかもしれませんね。甘いメロンはカロリーも気になるところですが、実はメロンのカロリーはさほど高くありません。100gあたり42kcal程度なので、ダイエットを意識している人の注目も集めるほどです。

猫にメロンをあげる際の注意点

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ここまででご紹介したように、基本的には猫にメロンをあげても大丈夫な場合が多いです。ただし、健康を損なわないようにいくつかの注意点を守りながら食べさせてあげることが大事です。

適量を守る

いくら猫がメロンを好むからといって、あげすぎは良くありません。メロンは糖分が多いため、食べ過ぎると肥満のもとにもなりかねません。また、腎臓や泌尿器の病気につながるリスクが高まるとも言われています。

猫は、もともとは肉食の動物です。メロンに含まれる栄養が人間と同じように吸収されるとは限りません。食べ過ぎにより普段食べている食事の量が低下すると、栄養バランスが偏る可能性もあるため注意が必要です。

総合栄養食であるキャットフードは、猫が1日に必要とする栄養をバランスよく配合しています。ですから、適量を守ればキャットフードにプラスして何か食べる必要はありません。メロンは、あくまでも猫のおやつとして位置付け、ちょっとした楽しみや飼い主さんとのコミュニケーションに役立てると良いですね。

皮は食べさせない

メロンの種については、柔らかく消化もしやすいため食べても問題ないとされていますが、皮については注意が必要です。メロンの皮は固く、間違って食べてしまうと消化器官を傷つけてしまう恐れもあります。

アレルギーに注意

特にメロンを初めて食べる場合は、アレルギーの有無についても注意しておく必要があります。もし、メロンを食べた後で調子が悪いなどの変化が見られた時は、動物病院への受診をおすすめします。

猫にメロンを与える際は

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猫にとってメロンは、必ずしも食べなければならない食材ではありません。そのため、食べ過ぎないように適量を守りましょう。目安としては、体重4kgの猫で大さじ1杯程度とされています。

冷やしすぎない・凍らせない

冷凍庫でキンキンに冷やした状態のメロンをすぐにあげてしまうと、お腹がゆるくなってしまうかもしれません。もちろん、冷凍したものをあげるのもおすすめできません。皮と種を取り除いた美味しい部分を、食べやすい状態にカットしてからあげましょう。

ジュースにするのはアリ

大さじ1杯程度のメロンは人間からするとほんのひとくちにも満たないかもしれませんが、猫にとっては結構な量かもしれませんね。もし、そのままの状態以外であげたいのなら、ミキサーにかけてジュースにするという方法があります。ゼラチンでゆるく固めても良いでしょう。

念のためご紹介しておきますが、市販されているメロン味のアイスクリームやメロンパンは、フルーツのメロンとは全くの別物です。パンやアイスからメロンそのものの栄養が摂取できるわけではありません。栄養バランスを大きく乱したり、お腹がゆるくなってしまう恐れもあるため、あげないようにしましょう。

猫にメロンをあげる時は適量を守って

今回は、猫にメロンをあげても大丈夫なのか、そしてメロンをあげる時の注意点も含めてご紹介しました。アレルギーや健康上の理由から避けなければならない場合を除き、猫がメロンを食べるのは大丈夫なことがほとんどです。

ただし、どんな食材にも言えることですが食べ過ぎには注意が必要。いつもの食事に支障がないように、そして栄養バランスが大きく乱れてしまわないように配慮しましょう。

参考サイト

果物ナビ(参照日2020-5-16)
https://www.kudamononavi.com/zukan/melon.htm

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

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