年齢別で見るドッグフードの回数
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まずは本題である、年齢別のドッグフードの回数を見ていきましょう。
1日に与えるドッグフードの合計量を、これからご説明する回数に小分けして与えるようにしてください。
子犬は1日3~4回
子犬は、成犬に比べて消化器官が発達していません。
そのため、一度に大量のドッグフードを食べてしまうとうまく消化ができずに、下痢や嘔吐などの原因となってしまいます。
そうならないように、ペットショップやブリーダーから引き渡される生後2ヶ月前後からは、1日3~4回に分けてドッグフードを与えるようにすると良いでしょう。
成長期である子犬にとって、ドッグフードは栄養の摂れるとても大切なものです。
忘れることのないように、小分けにしてドッグフードを与え、しっかりと栄養を摂らせましょう。
生後半年からは1日2回
犬は生後半年くらいから1歳前後の成犬になるまでに、身体の成長とともに消化器官が発達していきます。
生後半年を目安にして、ドッグフードの回数を1日2回に分けるようにしましょう。
もちろん時間帯は朝と夜の2回です。
生後半年あたりから、犬の身体の大きさにも個体差がはっきりとしてきます。
犬が適正体重を保つことができるように、ドッグフードの量もうまく調節していきましょう。
もしも犬の適正体重がわからないのであれば、一度獣医師に診てもらい、愛犬の適正体重について聞いてみることをおすすめします。
また、生後半年は成犬とは呼べませんので、いままで与えていたドッグフードをそのまま与えても良いでしょう。
生後1歳前後を迎えてから、成犬用のドッグフードに徐々に切り替えていきます。
シニア犬は1日3~4回
シニア犬になると、消化器官が徐々に老化していき、食が細くなってきます。
食が細くなるため、一度に多くの量のドッグフードを食べることができません。
しかし、栄養はいままでどおり摂取しなければ、健康を維持することが難しくなってしまいます。
健康を維持するために、1日3~4回と食事の回数を増やすことで、犬の消化器官に負担をかけずに栄養を摂ってもらうことが可能です。
犬種や個体差もありますが、犬は7歳前後からシニア犬といわれます。
犬の体調なども見ながら、徐々にシニア犬用のドッグフードに切り替えていきましょう。
犬にドッグフードを与える際の注意点
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犬に与えるドッグフードの回数は理解できましたか?
それでは次に、ドッグフードを与える際の注意点について見ていきましょう。
時間はしっかりと決めないほうが良い
まず、犬にドッグフードを与える時間ですが、毎日7時と19時など、しっかりと決めないほうが良いです。
毎日決まった時間にドッグフードを与えていると、食事の時間が近くなったら落ち着かなくなったり、吠えて催促をするようになってしまいます。
それらを放置しておくと、無駄吠えなどの困り癖がついてしまう可能性が高いです。
そのため、しっかりと時間は決めずに、「朝と夕方くらいになったら~」程度の時間の決め方で良いでしょう。
ドッグフードを与える前の「待て」はやめよう
よく見るのが、ドッグフードを与える前に犬を座らせて「待て」をする人です。
これは、あまり良い行為ではありません。
なぜなら、犬の1日の楽しみは散歩と食事です。
その楽しみの前に「待て」をすることは、犬にとって大きなストレスとなってしまいます。
そのため、食事としつけは別に考えたほうが良いでしょう。
食事の際はさっとドッグフードを与えることで、犬が食事前にパニックになって吠えたり走り回ったりしてしまうことを防ぐことができるかもしれません。
年齢別のおすすめドッグフード
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それでは最後に、年代別のおすすめドッグフードを1点ずつご紹介します。
それぞれの年代に合った栄養が含まれた、おすすめのドッグフードですので、購入時の参考にしてみてください。
【1歳未満の子犬】アーテミス フレッシュミックス スモールブリードパピー
ペット大国であるアメリカ生まれの、プレミアムドッグフードです。
子犬の頃に食べるものは、その後の体調にも影響するとの考えの下に作られました。
原材料のメインとなる肉類は、すべて人間が食べることのできる「ヒューマングレード」の素材を使用しています。
また、アレルギーの原因にもなる小麦や大豆、とうもろこしも一切使用していません。
子犬にこのドッグフードを与えるだけですべての栄養素を摂取できる、AAFCO(米国飼料検査官協会)保証の、総合栄養食です。
【1歳以上の成犬】ニュートロ シュプレモ 小型犬用 成犬用
高品質な自然素材を厳選してブレンドしたドッグフードです。こちらは顎・口が小さい、代謝エネルギーが高いなどの小型犬におすすめとなっており、ほかにも犬種やライフステージに合わせて選べるよう、幅広いラインナップが用意されているブランドです。
【7歳以上のシニア犬】マザープラス シニア犬 チキン
シニア犬になると、体調にいま以上に気を遣ってあげなければなりません。
このドッグフードは国内産原料を使用しており、無添加無着色で製造をしています。
開封後の賞味期限は30日と短いですが、シニア犬に新鮮なドッグフードを与えたいという想いから、防腐剤も使用していません。
また、ノンオイルコーティング製法を採用しているため、ドッグフードの独特のにおいがせず、素材本来の風味を最大限に感じることができるでしょう。
ちなみにドライフードですので、顎や歯が弱くなってきたシニア犬には少量の水を混ぜて与えることをおすすめします。
ドッグフードを小分けにすることで消化を助ける!
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ドッグフードは、1日にまとめて与えるものではありません。
必ず最低2回、多くて4~5回程度に小分けして与えましょう。
そうすることで、消化器官の弱い子犬やシニア犬も消化しやすくなりますし、効率よく栄養を摂取することが期待できます。
ドッグパラダイスぷらすニャン(参照日:2020-05-13)
https://item.rakuten.co.jp/dogparadise/4562192370973/
charm 楽天市場店(参照日:2020-05-13)
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犬猫自然食本舗 楽天市場店(参照日:2020-05-13)
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。