前足をあげるという仕草に隠されているキモチとは?
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何気なく名前を呼んだときに犬が振り返り様に、前足を上げてきょとんとした表情を見せる時がありませんか?なんとも可愛らし仕草なのですが、このときに犬はどんな心模様なのでしょうか?これにはいくつかの意味がこめられているのです。日常生活の中でよく見かけるポーズだけど気にしていない・・という飼い主さんもいます。できれば一度は、そのポーズの意味を考えてあげてください。
例えば妙に緊張をしているときや、飼い主さんを遊びに誘おうとしているときなどです。一番精神状態がよろしくないのは、極度の緊張を強いられているときです。例えば苦手な場所に、置いて行かれた時には必ず前足を上げて不安げな表情を見せるものです。これは犬ならば、どの子も見せる仕草です。
前足を上げるということには強いメッセージがこめられている
何か緊張をすることがあるときには、前足をあげて静止することが多いのです。よく聞くカーミングシグナルの一種で犬の気持ちの中では戸惑いや不安を隠せない時に起きることです。知らない人の傍にいるときや、見知らぬ場所に連れていかれたときなどに声にならない心の声を飼い主さんは聞き分けてあげてほしいのです。
前足を上げて極度の緊張状態で固まってしまっている場合には、できるだけ早くその緊張を解いてあげたいものです。メンタルが弱い犬の場合には、それだけで参ってしまうのです。怖い、嫌だ、という気持ちのまま、前足を上げているのだとすれば、極力早くその緊張を解いてあげてください。それが飼い主さんの役目です。
前足を上げて軽くお誘いの気分?
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前足を交互に上げて、おやつのおねだりや、遊びや散歩の催促をする可愛らしい仕草をする犬がいます。これには、飼い主さんに心を射抜かれてしまうものです。自分で会得した自分なりの気持ちを表現していると解釈してあげてください。多くの場合には、お誘い気分のときには、微笑を称えています。口角が上がり穏やかな表情を見せているのです。
前足を上げるという仕草には緊張という意味も込め亜Tれるのですが、誘いとの違いは表情です。表情が固い状態の場合には不安や緊張が先走っているのです。表情が穏やかな場合には、飼い主さんと遊びたいという気持ちを示していると考えてください。
気持ちが高ぶると
前足をあげてにっこり微笑んで遊びに誘いつつ、気持ちが昂るとぴょんぴょん跳ねてはさらに、飼い主さんへの愛着を示してきます。このときにも必ず前足が片方上がっている状態です。ねえ、遊ぼうよ!という心の声を聴いてあげてください。
興味津々なのです!
飼い主さんに対して前足を上げて何かを催促する以外には、何か今気になるものが傍にある状態です。新しいおもちゃが入っているかもしれない袋や、おやつの箱、好奇心が旺盛な犬の場合には、必ずこのような興味深々度合いを示す子は、前足を上げることで飼い主さんに伝えてきます。「それなに??」という探求心から前足を上げると言わているほどです。
もしかすると、至近距離に虫などが歩いているのかもしれません。興味津々にそれを覗いては前足を上げているということも考えられるのです。いずれにしても、前足を上げるというのは「なに?」という気持ちや「もっとかまって」という気持ちが高じたときなのです。
飼い主さんに伝えたい気持ち
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犬は言葉を話しませんが、前足を上げるなどいくつものメッセージが隠されているのです。それを飼い主さんが見分けて出来るだけ応じてあげられることが理想です。犬は愛する飼い主さんに、心の声を懸命に届けようとしているのです。本当に愛らしい仕草の一つなのです。
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UCHINOCO編集部
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