掻いちゃダメ!その言葉は届きません
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犬が体を痒がっているときには、必ずその患部を何かに擦りつける場合や後ろ足で掻いているときには必ず皮膚に何らかのトラブルが起きていると考えておいてください。何も皮膚に異常がないときには、犬は体を掻くことはありません。これまでそんなことはしていなかったのに急に・・という場合は要注意です。
飼い主さんは、体を掻いているのがその日だけなのか?ずっと断続的に掻いているのかを見分けなければいけません。もしかすると季節的に乾燥して一時的に血流も悪くなると、痒みを伴う場合が多いのです。飼い主さんが何度も注意をしても、なかなかその声が届かないものです。それよりも痒みが深刻な場合も多いのです。
皮膚炎になると痒みを伴う
犬にも様々な皮膚炎があります。軽いものでも痒みが強いと自分の体を掻き続けてしまいます。皮膚が壊れてしまいそこから炎症がさらに起きてしまうことも考えられますので、皮膚を痒がるときには必ず早急に原因を突き止めることが大切です。
そのまま放置するとどうしても、皮膚が傷んでしまいます。余計な感染を起こすことで余計に、皮膚炎が強くなる場合もあるのでそこは要注意です。
犬にアレルギーが起きている場合
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アレルギーが原因で皮膚を掻いているときには、必ず治療をしてあげてください。犬にとって痒みというのは人間が想定している以上に不快な症状なのです。人間のように何か軟膏を塗るという知恵も湧かない犬はひたすら、痒い部分を掻き続けてしまうのです。結局は掻くことを止めずに皮膚を掻き壊すほどに、力を込めて掻き始めるとエリザベスカラーなどを巻いて体を傷つける行為を防御しなくてはいけないのです。
なかなか痒みは深刻で、寝ている間でも痒みで目が覚める犬が多いのです。そうなると段々と寝不足が続くようになり、痒みから精神的に不安定にもなるのです。皮膚炎でそこまで?という感じですが事実です。
目的があって掻いている
犬は暇だから体を掻くということはしません。それよりも自分としても痒みの原因に対処しようと必死に防衛心を働かせている最中だと理解してあげてください。例えば何か虫が体についているかもしれない。だからそれを排除しようという気持ちから、体を一生懸命掻いているわけです。言い換えると本能が働いて掻いていると解釈できるわけです。
犬の痒みを軽減するためにできること
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犬は痒みに対しては懸命に対処しようとします。そのために相当な力加減で皮膚を掻き壊してしまうこともよくあります。そうなると皮膚の表面は傷ついてしまい本来は正常に働いているバリア機能も低下します。そこが痒みの原因となる部分なのです。
痒み=バリア機能が低下状態と、飼い主さんは理解してください。早急に皮膚の痒み対策を考えて少しでも自ら掻くという行為を減らせることに注力してください。
食物アレルギーか環境アレルギーか?
まずは獣医さんに相談をして皮膚の痒みの原因を突き止めましょう。場合によっては血液検査を受けてアレルゲンを特定することも提案される場合もあります。食物アレルギーの場合には、普段食べているドッグフードに原因が潜んでいる場合もあります。そこを突き止めることも一つの治療です。
アレルゲンになるものを極力避けて環境アレルギーの場合には、散歩時には洋服を着るなど、防御策を講じてください。常にアレルギー対策を考えながらの生活にシフトすることも重要です。
適切に薬を使って痒みをコントロール
アレルギー治療薬と薬用シャンプーとを併用して、普段のお手入れからも悲憤お健康を取り戻そうという指導がされます。極力痒みを軽減できるように、飼い主さんも精一杯努力をして、痒みのコントロールに敏感になりましょう。
著者情報
UCHINOCO編集部
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