日本に野良犬はどれくらいいるのか
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まだまだ日本には野良犬と称される犬が多いのが現状です。実際に最初から野良犬ではなく、飼い主が居たのにも関わらず捨てられて野良犬になった犬の方が多いのではないでしょうか?年間20頭以上の犬が保健所に保護されまだまだ殺処分という残念な結果を迎えている状態です。人間の勝手な思惑によって飼育放棄された犬が、野良犬になって街を放浪するというのは今の時代にもまだ名残のあることなのです。殺処分が減らないのにはそんな背景もあるのです。
野良犬を通報する
警察に連絡をした後に動物愛護センターに引き取ってもらうのが通常の流れです。ただここで肝心なことは野良犬か迷い犬か?その判断が難しいという点です。いずれにしても公的機関に届けて相談をすることが先決です。
野良犬を見つけたら
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明らかに野良犬であるとわかる犬を見つけたときにあなたはどうしますか?犬はどんな状態で放置されているのでしょうか?まずは迷わず警察に届けてください。通報者の住所や氏名、電話番号を告げて発見した時の時間や場所を正確に伝えてください。そして犬の特徴やどこでその犬が野良犬生活を送っているのかを報告してください。出来れば首輪の有無も確認できれば正確に申告してください。
野良犬に近づく場合
野良犬は長期間、十分な食事を与えられていない可能性が極めて高いのです。急に手を出すと噛みつかれる可能性もあります。そこで、まずは無理に捕獲しようと試みるのはあきらめてください。希に自分の方から近寄ってくる無抵抗な犬もいます。その場合にはしばらくその場で犬の様子を見て、車に乗せられるような状態であれば保護をしてその先のことを考えてください。首輪もついていない状態で飼い主が居ないことが判断される場合には、迷い犬を保護して新たな飼い主として名乗りを上げることが可能です。その前にきちんと動物病院で診察をうけることが大切です。
野良犬を保護したら?
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もしも、野良犬を保護した場合にはどうすれば良いでしょうか?基本的にまずは動物病院に連れて行って健康診断を受ける必要があります。動物病院によっては野良犬の診察を断る場合もあるようです。あくまでも自分が責任を持ってその日の診察全般の費用を負担する旨、事前に電話連絡をしておくとスムーズでしょう。その後、役所にその犬を飼うことを届け出すれば完璧です。その際には狂犬病予防の注射を受けることが大前提です。そして自分の住まいで犬が飼える状態であることを確認したうえでっ決断するべきです。自分一人だけでなんとかしようと考えずに保護団体などにも声をかけて今後のことを相談するのも一つの手段です。
野良犬の捕獲は難しい場合が多い
数日同じ場所で放浪している野良犬を保護して飼い主になろうと考えたときには最初に保健所や愛護センターでまずその犬を捕獲してもらいます。素人が独断で勝手な手出しをすると犬の方が狂暴になる可能性が高いからです。その際に、一旦捕獲してもらった後には必ず面倒を見るという旨を誠実に伝えておきます。そうすることで捕まり次第引き渡してもらえる場合も多いからです。警戒心が強い犬ほど、なかなか人間の手を信じようとしません。その後、新たな飼い主になった人もしつけ面で苦労をすることは目に見えています。相当な訓練も必要で経費も掛かる場合もあります。野良犬を保護し育てる覚悟というのは、物理的なことまできちんと視野に入れて考えておく必要があります。
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UCHINOCO編集部
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