犬にアレルギーが現れたら!【症状別】対処法をチェック

犬のアレルギーも症状はさまざまです。対処法を間違うと悪化してしまう可能性もあるので、種類や症状について一通り覚えておきましょう。 2018年03月16日作成

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犬のアレルギーの種類によって、対処法が変わってきます。間違った対処をしないためにも、きちんと愛犬の症状、対処法を覚えましょう。

1.アトピー性皮膚炎の対処法

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最近、室内犬を中心に増えているアトピー性皮膚炎は、特定の犬種が遺伝的に発症しやすいことで知られているアレルギーです。また、遺伝的な要因だけでなく、ダニやハウスダスト、カビといったアレルゲンによって引き起こされるケースもあります。

対処法としては、かゆみや炎症を抑える投薬治療が基本です。また、体質の改善と症状緩和の効果が期待できる、インターフェロン療法という治療方法も登場しています。

自身でできる対処としては、通常よりも働きが鈍っている皮膚バリア機能を補うために、セラミドを中心とした保湿剤によるケアが代表的です。上述したようなアレルゲンの除去も必要ですので、根気よく取り組んでいきましょう。

2.食物アレルギーの対処法

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食物アレルギーは、ドッグフードを毎日食べている犬に発生する傾向があります。ドッグフードに含まれているたんぱく質や炭水化物がアレルゲンとの関連性が高いとされるのが理由です。また、同様の理由で同じ種類のドッグフードを毎日食べているとリスクが上昇してしまいます。

対処法としては獣医の指導のもと、アレルギーの疑いがある食べ物を排除した食事を一定期間与える「除外診断」が一般的です。アレルギー反応がなければ、そのまま特定の食物を含まない食事を与える食事療法を続けます。

注意点として、ドッグフードやおやつを新しいものに変える時、犬がアレルギー反応を起こしていないかチェックが必要なことが挙げられます。ラム肉など、アレルギーが出にくいものに変更すると、予防効果が高いとされるので検討してみましょう。ただし、基本的には人と同じようにバランスよく様々な栄養が摂れたほうが犬も健康になります。過剰な予防ではなく、あくまで症状に対する対処として覚えておきましょう。

3.ノミアレルギーの対処法

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ノミアレルギーの対処法は、身体に寄生しているノミを駆除することが一番です。駆除と並行して、他の皮膚炎と同様に、かゆみや炎症を抑えるための投薬治療も行います。

ノミの駆除には、病院で処方される皮膚に垂らすタイプの薬が即効性があり、おすすめです。最近はノミだけではなく、幼虫や卵まで駆除出来る薬も登場して駆除の効果も上がりやすくなっています。

また、ノミ駆除は愛犬だけでなく、その生活範囲を徹底して駆除していかなければなりません。ベッドの周りやトイレなどを中心に、注意深くチェックしてみてください。さらに、多頭飼いや猫と一緒に飼っている場合には、これらのノミ駆除も同時に行うようにしましょう。

4.花粉・ハウスダストアレルギーの対処法

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アレルギーの対処はアレルゲンを遠ざけるのが原則ですから、その駆除をしなければなりません。ノミや食べ物であれば自身でも対処できますが、花粉やハウスダストとなると、人の手では難しいので機械の導入が望ましいです。

また、花粉に関しては、飼い主の服に付着して持ち込むケースもあります。こまめに洗濯をしたり、干すときには外でなく部屋干しにしたりと多いシーズンには特に気をつけてあげましょう。ハウスダストについては、こまめな掃除も効果的です。

空気清浄機を使用する際には、できる限りつけっぱなしを推奨します。換気をした際や外出帰りはもちろんですが、換気口やちょっとした隙間からも花粉・ハウスダストは発生するためです。今は、省エネで節電仕様の空気清浄機も多くあるので、予算や部屋の広さに応じて検討してみましょう。

まとめ

アレルギーの対処は、投薬により現在出ている症状の緩和を目指すのが基本です。投薬を続けていれば、皮膚炎をはじめとした目に見える症状は治まっていくでしょう。

しかし、これ以上に大切なのが環境の改善です。アレルギーはアレルゲンがあれば、症状を再発させてしまいますから、原因をできる限り愛犬から遠ざけてあげなければなりません。時間やお金がかかってしまうこともありますが、家族の一員として快適に暮らしていくためにも愛犬のアレルギーには十分注意を払ってあげましょう。

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UCHINOCO編集部

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