子犬が下痢!でも慌てない
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人間と同じく、体調が悪いときには動物も下痢を起こします。特に、まだ体の小さい子犬が下痢になっていると飼い主の心配もふくらむでしょう。中にはパニックになってしまう飼い主もいます。しかし、大人の犬に比べると子犬が下痢をすることは少なくありません。子犬の下痢にも程度があるので、慌てる前に何が原因なのかをしっかり見極めてから行動しましょう。子犬が下痢をしやすいのは、神経がまだ繊細だからです。そのため、子犬はストレスや環境の変化だけでも下痢を起こします。たとえば、家に来て間もない子犬であればまだ雰囲気に慣れていないとも考えられます。また、子犬は腸が発達し切っていないので、初めてのものを口にしただけでも下痢をするのです。下痢をする前に子犬がどんなものを食べたかを思い出し、対策に活かしましょう。
血便が出たら便の状態をチェック
子犬は血便を出すこともあります。血便が出たら血の付き方をよく見るのが大事です。たとえば、便の周りに赤い血が付いている場合は、直腸や肛門付近など大腸に出血があると考えられます。一方、便の中に黒っぽい血が混じっている場合は、小腸に出血があると考えられます。便自体も軟便なのか下痢便なのか、硬い便かという硬さの違いを見ましょう。血便の回数や量もチェックし、続くようであれば早めに獣医さんにみてもらいましょう。
子犬の様子も併せてチェック
血便が出たら、子犬がどんな様子でいるかもよく観察します。元気があるかぐったりとしているかはもちろん、食欲や発熱も確認しましょう。また、肛門の周りに傷などがないかも調べましょう。直近に食べ物を変えていないかも思い出すようにしましょう。変えた後の食べ物が子犬に合っていない可能性もあるためです。
血便を見ても落ち着いて対処を
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子犬が血便を出したら慌ててしまいがちですが、まだ重病と決まったわけではありません。腸炎が原因のこともあれば、ポリープや腫瘍が原因のこともあります。これは検査してみないとわかりません。飼い主がパニックを起こすと子犬も雰囲気を察知します。子犬が不安にならないように、落ち着いて対応することが大事です。血便が出ているなら、飼い主で勝手に判断をせず動物病院に連れて行きましょう。そして、獣医さんに診せるときも情報量が多いほど良いため、メモをとるなどしておきましょう。「便の状態」「子犬の様子」「最近食べたもの」など、獣医さんに伝えられるようにしておきましょう。
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UCHINOCO編集部
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