高齢猫にも長生きしてほしい!10歳からの猫の健康管理について

猫は10歳を過ぎると、身体の衰えも目立ちますし食も細くなります。
いわゆるシニア猫と呼ばれる年齢になりますが、きちんと健康管理をすれば10歳以上の猫でも元気に過ごすことができるでしょう。
この記事では、10歳からの猫の健康管理や10歳以上の猫を飼う上で気を付けることについて解説します。 2024年05月13日作成

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10歳からの猫の健康管理

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まずは、10歳からの猫の健康管理を解説します。
これらの健康管理をすることで、愛猫の病気や怪我を早期発見できるはずです。

猫の身体の老化のサインをチェックする

猫は人間と違い年齢を重ねてもシワが増えるなど見た目に大きな変化が現れないため、愛猫の老化に気が付かないこともあるでしょう。
猫の老化のサインとしては、被毛にツヤがなくなったり白髪が増えたりするため、日頃から愛猫の様子を観察している人であれば気が付きやすいはずです。
また、若い頃に比べて目やにが多くなる、歯が黄ばむなどの変化も見られます。
当然ながら、10歳以上の高齢猫になると食も細くなることから、痩せてもくるでしょう。

猫の行動の老化のサインをチェックする

猫が高齢になると、老化のサインは身体以外に行動にもみられるようになります。
まずは、寝る時間が多くなることでしょう。
猫が高齢になると動くことが億劫になるため、おもちゃで遊んだり水を飲んだりする回数が減るはずです。
また、同時に大好きだったキャットタワーに上るのも億劫なので、低い場所で過ごすことが多くなります。
「いままでは活発だったのに、最近は大人しいな」と感じたら、それは愛猫の老化のサインかもしれません。

10歳からの猫の健康管理

10歳以上の高齢猫は、こまめに体型のチェックをする必要があります。
当然ながら肥満は病気の原因となりますし、痩せすぎていても良くありません。
理想は、愛猫の身体を触った時にうっすらとあばら骨が触れるくらいの体型です。
また、猫の身体や顔、足などを触って嫌がらないかもチェックしましょう。
もしも特定の部位を触った時だけ嫌がったり怒ったりする場合は、その部位に痛みを感じている可能性があります。
もちろん猫の身体を触っている時と、しこりや腫れを見つけることもあるはずです。
最後にチェックしておきたいのが、食事と飲み水、そしてトイレです。
食事量や飲む水の量に変化はないか、おしっこやうんちの量や固さは正常かなど、高齢猫の異変は食事や排泄である程度はわかります。

10歳以上の猫を飼う上で気を付けること

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10歳以上の猫を飼う上で、飼い主としていくつか気を付けなければならないこともあります。
これらの注意点を守り、猫が健康的に生活できるようにしましょう。

完全室内飼いをする

いままでは外に出していたことがある猫であっても、10歳以上の高齢猫になったら完全室内飼いに切り替えましょう。
若い頃であっても猫を外に出すと交通事故やほかの野良猫との喧嘩などのリスクがありますが、高齢猫になるとさらにリスクは高まります。

こまめに動物病院に連れて行く

高齢猫になると、身体の至るところに異変が現れるようになります。
少しでも愛猫に異変がみられたら、すぐに動物病院へ連れて行くようにしましょう。
また、健康的に生活をしているようでも何らかの病気が進行していることも踏まえて、こまめに動物病院へ連れて行き、健康診断を受けさせることをおすすめします。
理想は3ヶ月に1回程度で、それくらいの頻度で健康診断を受けさせていれば、病気や怪我の早期発見に繋がるでしょう。

構いすぎない

若い頃の愛猫は、飼い主と遊ぶことが大好きであったかもしれません。
しかし、10歳を過ぎた高齢猫になると、いままでは楽しかった飼い主とのコミュニケーションの時間も億劫に感じていることもあります。
そのため、高齢猫にはひとりでゆっくりと過ごせるスペースを確保してあげて、程良い距離感を保って過ごすようにしましょう。

食事を見直す

高齢猫になると運動量も減るため、必要な栄養素も変化していきます。
猫の食事は、年齢に合わせて変えることで、健康を維持することが期待できます。
もちろん人間用の食事は与えることなく、年齢に合わせたキャットフードを与えるようにしましょう。

高齢猫におすすめのキャットフード4選

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高齢の猫は、年齢に合わせたフードを与えることで、必要な栄養素を摂取することが可能です。
最後に、高齢猫におすすめのキャットフードをご紹介します。

ロイヤルカナン 猫 エイジングステアライズド 12+

12歳以上の猫のために作られた、キャットフードです。
高齢猫は腎臓の病気に気を付けなければならないため、リンの含有量も調整しています。
また、理想的な体重を維持するために低カロリー、低脂肪に作られているのもポイントです。


ロイヤルカナン 猫 エイジングステアライズド 12+

ヒルズ サイエンスダイエット シニアアドバンス 14歳以上

14歳以上の高齢猫に合わせて作られた、キャットフードです。
グルコサミンやコンドロイチン硫酸を含んでおり、健康的な関節の維持のサポートをしてくれます。
また、健康に欠かせない成分であるタウリンも配合しています。


ヒルズ サイエンスダイエット シニアアドバンス 14歳以上

いなば CIAO 14歳からのかつお&おかか(かつお節)

高齢猫は食が細くなるため、ウェットフードもおすすめです。
高齢猫でも食べやすいペーストタイプのフードで、嗜好性も高いでしょう。
しかし総合栄養食ではないため、普段のキャットフードのトッピングとして与えることをおすすめします。


いなば CIAO 14歳からのかつお&おかか(かつお節)

Brit ケア キャット シニア グレインフリー

新鮮な鶏肉を使用した、高齢猫用のキャットフードです。
プロバイオティクスとプレバイオティクスを配合しており、健康的な腸内環境を維持してくれることが期待できます。
また、グレインフリーで着色料や防腐剤も使用していないため、安心して与えることができるでしょう。


Brit ケア キャット シニア グレインフリー

10歳以上の高齢猫の健康管理をきちんとしよう

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10歳以上の高齢猫になると、身体のさまざまな部分に老化がみられるようになります。
飼い主として、愛猫の老化のサインを見逃さないようにすることが大切です。
また、高齢猫になると運動量や食事量が減ることから、高齢猫に合わせた生活をする必要があります。
キャットタワーを低いものに代えたり高齢猫用のキャットフードにしたりすることで、10歳以上の高齢猫でも元気に過ごすことができるでしょう。

参考サイト
charm 楽天市場店(参照日:2024-03-13)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/177564/
https://item.rakuten.co.jp/chanet/97429/

Rakuten24(参照日:2024-03-13)
https://item.rakuten.co.jp/rakuten24/e375559h/

penet(参照日:2024-03-13)
https://item.rakuten.co.jp/dog-penet/hr11214/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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