猫がトイレを我慢するのはなぜ？理由や対処方法を解説

まずは、猫がトイレを我慢する理由をご説明します。
併せて、猫がトイレを我慢する危険性についても見ていきましょう。

猫は、生活環境の変化に強いストレスを感じる動物です。
大きく生活環境が変わるタイミングとなると、引っ越しでしょう。
また、トイレの砂が変わったなどの小さな変化にも敏感で、これらの生活環境の変化によるストレスで、トイレを我慢してしまうことがあります。

猫は、とてもきれい好きな動物です。
そのため、トイレが汚れているだけでも、「こんな汚いところでトイレなんかしたくない！」と我慢してしまうことがあります。

猫のトイレを設置している場所は、静かで落ち着いてトイレに集中できる環境でしょうか？
もしかしたら、猫はトイレのまわりが騒がしくてトイレがしにくくなっているのかもしれません。

猫がトイレを我慢する理由としては、体調不良や病気なども挙げられます。
おしっこやうんちをする時に痛みを感じると、どうしてもトイレを我慢してしまうでしょう。
猫が排泄時に痛みを感じる病気はいろいろありますが、尿路結石や膀胱炎、便秘などが主です。

猫がトイレを我慢すると、尿路感染症や尿路結石などの病気のリスクが高まります。
尿が排出されなければ尿中のミネラル分が凝縮されて結石のリスクが高まるだけでなく、腎臓にも大きな負担がかかるでしょう。
猫がトイレを我慢することで発症する可能性が高くなる病気は、放置しておくと命に関わる可能性もあるため、早急に対処しなければなりません。

猫がトイレを我慢する時は、正しい対処をしなければなりません。
正しい対処をすることで、猫はトイレを我慢せずしたい時にできるようになるでしょう。

やはり一番良い対処方法は、動物病院へ連れて行くことでしょう。
猫を獣医師に診せることで、猫がトイレを我慢している理由をある程度は特定することができます。
また、病気によりトイレがしにくくなっている可能性もあるため、病気の早期発見にも繋がるでしょう。

猫が落ち着いてトイレに集中できるように、トイレの設置場所を見直すのもおすすめです。
猫が安心できる環境にトイレを設置することで、トイレを我慢しなくなることが期待できます。
ちなみに、猫のトイレの設置場所としておすすめなのは、リビングや寝室です。
人の行き来が多い廊下などは猫が落ち着かないので、トイレの設置場所としては不向きでしょう。

猫のトイレを清潔に保つことで、猫はトイレを我慢しなくなる可能性があります。
1日に2回のトイレ掃除を目安にして、可能であれば猫がトイレを利用するたびに掃除をしてあげましょう。

猫にトイレを我慢しなくするためには、トイレの数を増やすのもおすすめです。
理想は、飼っている猫の数に1を足したトイレ数です。
トイレの数が多いことで、猫は常に清潔な環境でトイレをすることができますし、遠くにトイレがあって移動するのが億劫になることもありません。

猫がトイレを我慢しないようにするために、新しくきれいな猫用トイレを用意するのも良いでしょう。
最後に、おすすめの猫用トイレをご紹介します。

オーソドックスなタイプの、猫用トイレです。
壁部分が高めに設計されているため、猫砂が飛び散りにくいという特徴があります。
また、出入口部分のステップにより、猫の肉球に挟まった猫砂も落としてくれるでしょう。

猫の形をした、可愛らしいデザインの猫用トイレです。
猫砂の飛び散りを抑えるために、ドーム型になっています。
また、大きめに作られているため、身体の大きな猫にもぴったりでしょう。

ハーフカバータイプで、出入りのしやすい猫用トイレです。
上部は簡単に取り外しができるので、気軽に丸洗いできます。
付属のトイレ掃除用スコップは、カバーに装着しておけるので、トイレ掃除もサッとできるでしょう。

上部から猫が出入りする、珍しいタイプの猫用トイレです。
このトイレであれば、猫が落ち着いてトイレに集中できるでしょう。
また、高さもあるため猫砂が飛び散る心配もありません。
ただし、子猫やシニア猫には不向きそうです。

猫がトイレを我慢する理由は、たくさんあります。
生活環境の変化によるストレスやトイレが不潔なのもありますが、病気である可能性も否定できません。
そのため、心配であれば一度動物病院へ連れて行くことをおすすめします。
猫を獣医師に診せることで猫がトイレを我慢する原因をある程度は特定できますし、正しい対処もしてくれるはずです。
また、猫が落ち着いてトイレに集中できるように、トイレの設置場所を見直すのも良いでしょう。