プードルの種類
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まずは、プードルの種類をご紹介します。
犬種によってサイズなどの特徴が異なるので、ひとつずつ見ていきましょう。
トイプードル
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やはり、日本でもっとも人気かつ認知度が高いプードルは、トイプードルでしょう。
そのため、さまざまな種類がいるプードルの中で、はじめにトイプードルをご紹介します。
トイプードルは、JKC(一般社団法人ジャパンケネルクラブ)が発行している犬種別犬籍登録頭数(2022度)において、2008年度から1位を守り続けているほど、人気の高い犬種です。
体高約26cm、体重約3~4kgの小型犬で、頭が良くしつけがしやすいため、老若男女問わずに人気の高い犬種となっています。
ちなみに、頭の良さはしつけのしやすさに直結しますが、飼いやすさには繋がりません。
頭が良いからこそきちんとしつけをしなければ、手のつけられない犬になる可能性があります。
スタンダードプードル
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プードルの中でもっとも大きな身体を持つのが、スタンダードプードルです。
スタンダードプードルは体高が約45~60cm、体重は約25kg前後にもなる、大型犬に分類される犬種です。
プードル特有の可愛さの中に優雅さも兼ね揃えた見た目は、散歩をしていると周囲の人から注目を浴びるでしょう。
ちなみに、スタンダードプードルは運動能力も優れており、アジリティーの大会でも活躍する姿を目にします。
ミディアムプードル
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ミディアムプードルは、プードルの中ではスタンダードプードルに次いで身体の大きな犬種です。
体高約40cm、体重8~15kgで中型犬に分類されます。
あまり日本では馴染みのない犬種ですが、JKCに公認されている犬種です。
ちなみに、ミディアムプードルは寒さに弱い犬種なので、寒い時期には犬用の服を着せるなどの対策をすると良いでしょう。
ミニチュアプードル
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ミニチュアプードルは、ミディアムプードルよりも小さくトイプードルよりも大きな身体を持つ犬種です。
体高は約30cm、体重約5~8kgの小型犬で、ミディアムプードル同様に日本では珍しい犬種になります。
しかし、ミニチュアプードルもJKCに公認されているため、インターネットでブリーダーを探せば飼うことは可能です。
身体が小さいわりに運動能力が高いため、サーカスで見かけることもある犬種です。
タイニープードル
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トイプードルよりも小さな身体の持ち主であるタイニープードルは、ペットショップなどで目にすることがあります。
しかし、タイニープードルはJKCには公認されていないため、分類でいえばトイプードルにあたります。
体高は約22cm、体重約2~3kgとかなり小さく、希少性が高いため販売価格も高い傾向にあるでしょう。
犬種として公認されていないことから、タイニープードルとして販売されている犬種であっても、成長するとトイプードル並みの大きさになることもあるため、ブリーダー選びが大切になりそうです。
ティーカッププードル
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プードルの中でもっとも小さな身体のティーカッププードルも、JKCには公認されていません。
そのため、分類でいえばトイプードルにあたります。
体高約20cm、体重約1.6kg程度しかないティーカッププードルは、ソファやベッドなどの高さから降りるだけでも骨折などの怪我をしてしまう可能性があるでしょう。
繁殖の不安定さから、販売価格も50万円近くに高騰することもあります。
プードルの歴史
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プードルに興味があるのであれば、歴史についても知っておきましょう。
ここでは、JKCに公認されている4つのプードルの歴史をご説明します。
トイプードルの歴史
後述するスタンダードプードルは、16世紀にフランスの使役犬として活躍していたという歴史があります。
特にフランスをはじめとしたヨーロッパで人気の高かったスタンダードプードルを、愛玩犬にするために小型化されたのが、トイプードルが誕生した理由だといわれています。
また、可愛がるためではなく、トリュフ犬としてトリュフを掘り出しやすくするために小型化されたという説もあり、はっきりとしたことはわかっていません。
スタンダードプードルの歴史
スタンダードプードルの起源は、はっきりとわかっていません。
フランスで圧倒的な人気を誇っているためフランスが原産だという説もありますし、水をはねかけるという意味のドイツ語が名前の由来となっていることから、ドイツが原産だという説もあります。
また、中央アジアにいた巻き毛の犬が、ポルトガルやフランスなどに広がり、スタンダードプードルが誕生したともいわれています。
ちなみに、FCI(国際畜犬連盟)では、スタンダードプードルの原産国はフランスになっていることから、世界的に見るとやはりフランスが原産国だという説が根付いているのでしょう。
ミディアムプードルの歴史
ミディアムプードルは、16世紀にフランスで活躍していたスタンダードプードルを、より扱いやすいものにするために誕生しました。
歴史的には古い犬種ですが、ミディアムプードルがJKCの認可を受けたのは、2003年です。
また、国によってはミディアムサイズのプードルは認められておらず、日本でも馴染みは薄い犬種といえるでしょう。
ミニチュアプードルの歴史
ミニチュアプードルもミディアムプードルと同様に、ミディアムプードルをより扱いやすい、飼いやすいようにと改良されてできた犬種です。
より小さく可愛らしい犬種を作るためとはいえ、もともとは大型犬だったスタンダードプードルを、ミニチュアプードルやトイプードルなどのサイズにまで小さく改良してしまったのは、人間の身勝手な考えからの改良ともいえそうです。
プードルの性格
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最後に、プードルの性格を解説します。
同じプードルであっても、多少の性格の違いはあるため、プードル好きはチェックしておきましょう。
基本的には賢い
スタンダードプードルやトイプードルなど、プードルは基本的には賢い犬種です。
特にトイプードルは、ボーダーコリーに次いで頭の良い犬種だといわれており、先述したようにしつけはしやすいかもしれませんが、信頼関係を構築するのに苦労するでしょう。
しかし、きちんとしつけをすれば、良いパートナーとなってくれるはずです。
トイプードルはスタンダードプードルよりも警戒心が強い
トイプードルは、スタンダードプードルよりも警戒心が強い傾向にあります。
やはり身体が小さいことで、人間やほかの犬からの威圧感を感じてしまうからでしょう。
そのため、警戒心が強いトイプードルのほうが、無駄吠えが多くなってしまうはずです。
逆にスタンダードプードルは、どっしりと構えてマイペースなことが多いでしょう。
穏やかな性格であることが多い
もちろん個体差はありますが、プードルは穏やかな性格であることが多いです。
飼い主やほかの人、犬に対して攻撃的になることは少なく、誰ともフレンドリーに接することができるでしょう。
しかし警戒心が強いトイプードルは、初対面の人や犬に対しては仲良くなるまで時間がかかることもあります。
プードルは歴史がある犬種
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プードルは、スタンダードプードルから始まり、現在では認可こそされていませんが、ティーカッププードルまで大小さまざまなサイズが展開された犬種です。
もっとも歴史の古いスタンダードプードルはフランスで人気の高い犬種でしたが、より小さく可愛らしくするために小型化されていき、現在ではトイプードルなど日本でも馴染みの深い犬種に改良されています。
もちろんそれぞれの犬種に良さはありますが、どの犬種も賢く、きちんとしつけをすれば良いパートナーとなってくれるでしょう。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。