毛の色が白黒の犬種は何がいる？それぞれの犬種の特徴も解説

それでは本題である、毛の色が白黒の犬種をご紹介します。
併せて、それぞれの特徴や性格も見ていきましょう。

ボーダーコリーは、牧羊犬として長い歴史を持つ犬種で、白黒の毛色が最も一般的です。
特に顔や胸、お腹が白く、身体全体に黒い斑点模様が入るパターンが多く見られます。
ボーダーコリーは世界で最も知能が高い犬として知られており、飼い主のいろいろなコマンドにも応えてくれるでしょう。
訓練に反応しやすくコマンドを理解するのが早いため、アジリティーやフリスビーといったドッグスポーツでも活躍を目にすることが多いです。
また、エネルギーに満ちあふれた性格で、長時間の運動や遊びを必要とするため、アウトドアが好きで活発な飼い主にぴったりの犬種です。
ただし、頭が良すぎることから、はじめて犬を飼う人には不向きかもしれません。

ダルメシアンは、その独特な白地に黒の斑点模様で有名な犬種です。
もともとは消防馬車の伴走犬として働いていた歴史があり、強い体力と持久力を持っています。
ダルメシアンは大型犬かつエネルギッシュな性格のため、長時間の散歩や運動が必要です。
また、好奇心旺盛で家族に対してとても愛情深い一方で、しっかりとしつけをしなければ、力が強いことから手がつけられなくなる可能性があります。
ちなみにダルメシアンの斑点のパターンは個体ごとに異なるため、ほかにはないユニークな外見を楽しむことができるでしょう。

グレートデンは世界で最も大きな犬種のひとつで、「ハールクイン」と呼ばれる白に黒の斑模様が特徴的です。
グレートデンは堂々とした姿と優雅な動きで、見た目の迫力とは裏腹にとても穏やかな性格をしています。
家庭犬としても人気があり、子どもやほかのペットともうまくやっていける温和な性格が魅力です。
ただし、超大型犬のため飼育には十分な場所を確保する必要があります。
また、定期的な運動と適切な食事管理が大切で、健康を維持するためには体重管理にも気を配らなければなりません。

ボストンテリアは、コンパクトな体型と短い鼻、白黒の「タキシード」と呼ばれる模様が特徴的な犬種です。
そのスタイリッシュな外見から、「アメリカの小さな紳士」とも呼ばれています。
ボストンテリアは小型犬ながらもとても筋肉質で、エネルギッシュな性格をしています。
遊び好きで人懐っこい性格のため、家庭犬としても人気です。
また、ほかの犬や子どもとも良好な関係を築くことができることから、初心者にも飼いやすい犬種といえるでしょう。
適度な運動を好み毎日の散歩や軽い遊びで十分に満足するため、都市部での生活にも適しています。

チワワは世界で最も小型の犬種といわれており、白黒の毛色を持つ個体も多く見られます。
チワワは大きな瞳と丸まるの頭が特徴で、愛らしい外見から老若男女問わずに人気の高い犬種です。
身体が小さいためかとても警戒心が強いですが、飼い主に対しては愛情深く接してくれます。
一方でほかの犬や人に対しては警戒心を見せることが多いことから、早い段階で社会化を学ばせることが大切です。
また、小型犬であるため運動量はあまり多くは必要としませんが、気分転換をするためにも毎日散歩に行くようにしましょう。

狆は小型犬で、その白黒の美しい毛色と独特の顔立ちが特徴です。
穏やかで落ち着いた性格を持っており、飼い主に対してとても愛情深く接してくれます。
そのおっとりとした性格から騒がしい環境にはあまり向いていませんが、静かな家庭環境であればゆったりと過ごすことができるでしょう。
被毛は長くて柔らかくお手入れが比較的簡単で、被毛の美しさを保つために定期的なブラッシングをする必要があります。
また、狆は比較的運動量が少なく軽い散歩や室内での遊びだけで満足することができますが、チワワなどの小型犬と同様に気分転換がてら散歩に連れて行くことをおすすめします。

白黒の犬種といっても、大きさや性格はそれぞれ異なります。
ボーダーコリーのようにフリスビーやアジリティーなどのドッグスポーツに精力的に参加する犬種もいますし、狆のようなおっとりとした小さな身体を持つ犬種もいます。
もちろんそれぞれの犬種に魅力があるため、もしも白黒の犬種が気になるのであれば、被毛の色だけではなく、サイズや性格も考慮してみると良いでしょう。