猫が布団をふみふみするのはなぜ?理由や対処方法も解説

寝ていると猫が布団に入ったり上に登ってきて、前足で布団をふみふみしてくることがあります。
なぜ、猫は布団をふみふみするのでしょうか?
この記事では、猫が布団をふみふみする理由や対処方法について解説します。 2024年01月03日作成

  • 猫のカテゴリ - 猫の豆知識猫のカテゴリ - 猫の豆知識
  • VIEW:10,117

猫が布団をふみふみする理由とは?

出典:https://www.shutterstock.com

猫が布団をふみふみするのは、猫ならではの可愛らしい理由があるのです。
まずは本題である、猫が布団をふみふみする理由を解説します。

飼い主に甘えている

猫が飼い主の入っている布団をふみふみする場合は、飼い主に甘えていることが考えられます。
もともと猫のふみふみは、母猫に対して行うものです。
子猫が母猫のお腹をふみふみして母乳が出やすくなるために行っていたもので、その名残から飼い主のこともふみふみしてしまうのでしょう。

マーキング

猫の足には、臭腺というにおいを放出する腺があります。
この臭腺でにおいを付けることにより、まわりに自分のものだとアピールするのです。
猫が布団をふみふみするのも、お気に入りの布団を自分のものだと主張しているのでしょう。
もしも猫が布団をふみふみした後ににおいを感じた場合は、マーキングの意味合いが強いことが予想されます。

交尾の練習をしている

若いオス猫が布団をふみふみする場合は、交尾の練習をしている可能性があります。
特に生後4~6ヶ月程度の思春期といわれる年齢のオス猫は、マウンティングの意味でのふみふみをすることがあるでしょう。

幼い頃に母猫から離された

猫は、成長するにつれてふみふみをすることは減ります。
しかし、幼い頃に母猫から離されてしまった猫は、母猫へ甘えることが少なかったためか、成猫になった後もふみふみを続けることが多いです。
ペットショップなどで生後3ヶ月程度の子猫が販売されていますが、やはり母猫に甘えたい年頃に離されてしまっているため、成猫になってもふみふみをする可能性があるでしょう。

猫が布団をふみふみしている時の対処方法・注意点

出典:https://www.shutterstock.com

次に、猫が布団をふみふみしている時の対処方法をご説明します。
併せて、注意点についても見ていきましょう。

放っておく

猫が布団をふみふみしていても、放っておきましょう。
この行動は猫にとって至福のひとときである可能性があります。
猫はふみふみに集中しているため、邪魔をされたくはないはずです。
飼い主がそっと見守ってあげることで、猫も安心してふみふみできるでしょう。

優しく撫でる

猫が布団をふみふみしている間は、優しく撫でてあげるのも良いでしょう。
大好きな飼い主に甘えている場合は、撫でられることで安心してふみふみできるはずです。
母猫に甘えたいという気持ちが強ければ強いほど、猫はふみふみしながら満足感を得られるでしょう。

驚かせない

猫がふみふみをしている時は、無心で行っています。
おそらく、名前を呼びかけても返事をせずに、ひたすらふみふみしているでしょう。
そんな時に驚かせてしまうと、猫はふみふみをすることは悪いことだと感じてしまいます。
また、飼い主に不信感を抱いてしまう猫もいるでしょう。
ちなみに、可愛いからと抱き上げてしまうのも、猫が驚く原因になってしまいます。

ふみふみに集中させてあげる

猫が布団をふみふみしている時は、無防備な状態でもあります。
もしも外であれば外敵に襲われてしまう危険性がありますが、もちろん家の中では外敵に襲われる心配もなく、ふみふみをし続けることが可能です。
飼い主としてできることは、猫をふみふみに集中させてあげることでしょう。

猫が突然ふみふみしなくなったら注意!

いままで布団をふみふみしていた猫が突然しなくなった場合は、注意が必要です。
もしかしたら、体調不良やストレスなどが原因で、ふみふみをする元気がなくなっているのかもしれません。
万が一のことも考えて、猫が布団をふみふみするのを見かけなくなった時は、一度獣医師に診せてみると良いでしょう。

猫がふみふみしたくなる素材とは?

出典:https://www.shutterstock.com/

猫は、布団以外にもふみふみする物があります。
最後に、猫がふみふみしたくなる素材をご紹介します。

柔らかい素材

猫がふみふみをするのは、柔らかい素材のものが多いです。
布団や毛布、枕などの寝具はふかふかで柔らかいため、猫がふみふみしたくなる素材といえます。
また、お気に入りの猫用ベッドもふみふみをする猫がいますが、これはマーキングの意味も込められているのでしょう。

飼い主

猫は、飼い主に直接ふみふみすることがあります。
飼い主が着ている服もそうですが、飼い主のお腹や腕、足にふみふみをすることもあるでしょう。
おそらく、飼い主のお腹や腕、足の感触が、母猫のお腹に似ているからです。
飼い主としては愛らしくなるかもしれませんが、猫がふみふみをする時は爪を立てることが多いため、爪切りをしていないとかなりの痛みを感じるでしょう。

何もないところをふみふみする猫もいる

猫は、寝ながら何もないところをふみふみすることもあります。
特に子猫に多くみられますが、仰向けに寝ながら空中をふみふみしている姿をみかけることもあるでしょう。
これは、母猫の母乳を飲んでいる夢を見ているのかもしれません。

猫がふみふみをするのは愛情の証?

出典:https://www.shutterstock.com

猫がふみふみをする理由はいくつかありますが、主に飼い主に甘えていたり、マーキングをしていたりすることが挙げられます。
また、オスの子猫は交尾の練習をするために、ふみふみをすることもあるでしょう。
猫がふみふみをするのは母猫の母乳を飲んでいた頃も名残であり、特に母猫に十分に甘えられなかった猫にみられます。
そのため、猫が布団をふみふみしている姿をみかけた時には、そっと見守ってあげると良いでしょう。
しかし、いままで何度もふみふみをしていた猫が突然しなくなるというのは、体調不良などの原因があるのかもしれません。
猫のふみふみもひとつの健康管理だと思い、日頃から意識して見ることをおすすめします。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

関連特集

オススメ

新着記事