ビーグルはスヌーピーのモデル犬!ビーグルの特徴や飼い方を解説

世界的に人気のキャラクターである、「スヌーピー」のモデル犬としても有名なビーグル。
垂れ耳でもともとは狩猟犬として活躍していた犬種ですが、現在ではペットとしても人気が高いです。
この記事では、スヌーピーのモデル犬であるビーグルの歴史や特徴、飼い方について解説します。 2023年12月15日作成

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スヌーピーのモデル犬であるビーグルの歴史について

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まずは、スヌーピーのモデル犬であるビーグルの歴史を見てみましょう。
歴史を知ることで、よりビーグルに興味を持つようになるかもしれません。

13世紀頃に誕生した?

ビーグルは、13世紀頃に誕生したといわれています。
これには諸説ありますが、一説では13世紀頃に記録されているハーリアやイングリッシュフォックスハウンドなどが、ビーグルの祖先だと考えられています。
ちなみに、ビーグルの名前の由来にも諸説あり、フランス語やケルト語で「小さい」という意味があることが由来だという説や、「大きく口を開けた」「うるさい」という意味の「bégueule(ベーグール)」が訛ったなど、さまざまな説があるためどれが本来の由来かはわかっていません。

ビーグルの原型ができあがったのは18世紀頃

ビーグルの起源は13世紀頃ですが、原型ができたのは18世紀頃となっています。
18世紀頃にパーソン・ハニーウッドがウサギ狩りをするために飼育していた「ノースカントリービーグル」という犬を洗練して、現在のビーグルの原型ができあがりました。

狩猟犬として活躍していた

ビーグルは、古くから狩猟犬として活躍していました。
高い身体能力や忍耐力が評価されて、ビーグルは現在でも狩猟犬として重宝されています。
ちなみに、ビーグルの狩猟方法はとてもユニークです。
集団で狩りを行うのですが、それぞれのビーグルが鳴いて獲物の位置を知らせて、徐々に追い詰めていくという狩猟方法をとります。
鳴き続けながら狩りを行うことから、ビーグルは「森のトランペッター」や「森の声楽隊」などの愛称で知られています。

ビーグルの特徴は?

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次に、スヌーピーのモデル犬であるビーグルの特徴をご紹介します。
身体的な特徴や、性格についても見ていきましょう。

体重約10kgの中型犬

ビーグルは、体重9~11kg程度の中型犬として分類されます。
ちなみに体高は約35~40cmで、これは分類されているハウンドグループの中でもっとも小型になっています。
体格はそれぞれのタイプで若干の差があり、狩猟タイプやショータイプ、ペットタイプの3種類に分けられますが、日本で多くみられるビーグルはペットタイプです。

長い垂れ耳と大きな瞳

ビーグルの一番の特徴は、長い垂れ耳でしょう。
この垂れ耳は、世界的人気キャラクターの「スヌーピー」の特徴でもあります。
また、まん丸の大きな瞳も特徴のひとつです。

おおらかで飼いやすい性格

ビーグルは、協調性がありおおらかで、飼いやすい性格をしています。
人間のことが大好きでほかの犬とも仲良くできる性格の持ち主が多いため、はじめて犬を飼う人でも問題なく飼えるでしょう。
しかし、甘えん坊な性格からか長時間ひとりでいることは苦手です。
そのため、長時間留守番させることは避けて、なるべく家族の誰かはビーグルの面倒を見てあげられるようにしましょう。

しつけは難しい?

ビーグルはもともと狩猟犬であったことから、しつけがしやすい犬種だと考えられがちです。
しかし、長時間集中力を保つことが苦手でもともとの知能も高くはないため、いわゆる「頭が良い」とされる犬種よりはしつけが難しい犬種だといえるでしょう。
また、頑固な一面も持っており、ビーグルのしつけには根気が必要になりそうです。
食べることが好きであることが多いため、ご褒美で犬用おやつなどを使用しながらのしつけをおすすめします。

ビーグルの飼い方のポイントは?

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最後に、スヌーピーのモデル犬であるビーグルの飼い方を解説します。
犬と飼い主が快適に過ごせるように、きちんとチェックしておきましょう。

散歩時間は長めに確保する

ビーグルはもともと狩猟犬なので、毎日十分な運動時間を確保しなければなりません。
理想の散歩時間は、朝晩2回の各30分ずつでしょう。
1日1時間の散歩ができれば、ビーグルが運動不足になる心配はないはずです。
また、散歩の途中でボール遊びをするなど、走れる運動も取り入れると良いでしょう。

定期的なブラッシングが必要

ビーグルの被毛はオーバーコートとアンダーコートを持つダブルコートとなっているため、抜け毛が多いです。
可能であれば、毎日ブラッシングをしてあげましょう。
また、皮膚を傷めないように、ラバーブラシの使用をおすすめします。
毎日のブラッシングはビーグルとのコミュニケーションにもなりますし、被毛や皮膚の健康維持もできて一石二鳥です。
短毛種で短い抜け毛が部屋に散らばることから、定期的に掃除機をかけるなどをして部屋をきれいに保ちましょう。

定期的に耳掃除をする

ビーグルの大きな特徴である垂れ耳は、耳の中が蒸れる原因になります。
そのため、定期的に耳の中の健康チェックをする必要があるでしょう。
毎日耳掃除をするのはかえって耳の中を傷つけてしまい良くありませんが、月に2~3回を目安に耳掃除をすることをおすすめします。
ちなみに、犬が頭を何度も振るのは、耳に痒みや痛みを感じているサインなので、早めに動物病院へ連れて行きましょう。

ビーグルは初心者でも飼いやすい犬種

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スヌーピーのモデルにもなった垂れ耳が可愛らしいビーグルは、もともと狩猟犬として活躍をしていた犬種です。
ヨーロッパでは現在も狩猟犬として重宝されていますが、日本ではペットとして定番の犬種でもあります。
ビーグルは愛情深く、知らない人や犬とも仲良くできるような性格の持ち主であることが多いため、はじめて犬を飼う人でも問題なく飼うことができるはずです。
しかし、頑固な一面もあることから、ビーグルのしつけをする際は飼い主も根気よくしつけに取り組む必要があるでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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