パピヨンのドッグフード選びで気を付けることは？注目ポイントとおすすめフード15選

犬も人間と同じように、生きていれば病気にかかることもあります。ドッグフードのチョイスだけですべての病気の可能性を潰すことはできません。しかし、人間のように毎食違うものを食べるわけではなく、決まったフードを毎日食べることを踏まえると、少なからずドッグフードが犬の体に与える影響も考える必要があるでしょう。

パピヨンは、小型犬の中では比較的体が強いことで知られていますが、骨が細いため骨折や関節のトラブルには注意しなければなりません。また、豊かな被毛や目のトラブルも起きやすいとされています。

これらのトラブルは、毎日の暮らしの中で注意をしたりケアをすることもリスクの軽減に役立ちます。さらにドッグフード選びでアレルギーに配慮したものや骨・関節のサポートに役立つ栄養が含まれているものを選ぶと、病気や症状が起こる可能性が減るかもしれません。

非常にたくさんの種類があるドッグフードの中から、愛犬にとってのベストを選ぶのはなかなか難しいことかもしれません。栄養バランスは当然のことですが、好みによって食い付きが悪ければ、せっかく良いフードを見つけても意味がないからです。

今は、無添加であっても食材のうまみや香りが十分にきわだち、食欲をそそるフードがたくさんあります。インターネット通販を使えば、どこに住んでいても良質なフードが簡単に入手できる時代です。ぜひ、妥協せずに愛犬にとってのベストなフードを見つけていきましょう！

タンパク質は犬にとても重要な栄養素です。単にタンパク質が含まれているかどうかではなく、良質なタンパク質がどのくらい含まれているのかが肝心になります。原料の部分に目を通し、第一主原料にお肉やお魚が記載されているかどうか見てみましょう。
読んでもよく分からない食材ではなく、「チキン」や「サーモン」など私たちがすぐに理解できる食材であることがポイントです。割合としては、20％～30％程度あると良いとされています。

タンパク質は、摂取するとまず体の器官へ運ばれます。パピヨンの美しい被毛にまでタンパク質を届けるためにも、タンパク質はしっかり含まれている必要があります。

あまりにも安価なドッグフードだと、タンパク質よりも炭水化物が多かったり、低品質なお肉が使われている恐れがあります。原料や栄養に着目して慎重に選びましょう。

被毛の維持はタンパク質の他に脂肪酸も重要なポイントとなります。オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。これらは、体内では生成することができないため、食事から摂る必要があります。オメガ3脂肪酸が多く含まれている代表的な食材は、サーモンやマグロ、イワシなどの魚です。そして、オメガ6脂肪酸が多く含まれているのは、菜種油や米ぬか油などになります。

脂肪酸が足りない場合、皮膚は乾燥して痒みが生じたり、トラブルが発生しやすくなったりします。また、脱毛やフケの原因にもなり、美しい被毛が保ちにくくなる原因にもなります。

パピヨンは骨が華奢で関節も弱いことから、脱臼や骨折といったリスクにも注意が必要です。日頃の運動で、あまりにも激しい動きや負担の大きい動きが生じないように配慮しなければなりません。

そして、ドッグフード選びでは、関節サポートにつながるコンドロイチンやグルコサミンといった成分が入っているものがおすすめです。

全年齢・全犬種対応の無添加ドッグフードです。とれたての旬のお魚や、品質の高い生肉を使用しています。米国飼料検査官協会「AAFCO」の栄養基準に適合した総合栄養食であり、体調や好みに合わせて7種類の味から選ぶことができます。また、粒の大きさも選べるため、パピヨンの口に合う小さな粒で与えられます。

小型犬の成犬1歳～7歳までに対応しているフードです。犬にとって有害なものは完全に除去して製造されており、食材はすべて人間が食べられるレベルの高品質。フレッシュチキンやドライチキン、フレッシュターキーといった複数の動物性タンパク質をバランスよく配合し、独自の製法によって栄養が効率よく吸収できるように工夫されています。

こちらもアーテミス社のドッグフードですが、肥満傾向にありダイエットが気になる子やシニア犬にはこちらもおすすめです。骨や関節のリスクを考慮して、グルコサミンやコンドロイチンが配合されています。

天然・合成を問わずあらゆる添加物を使っていない総合栄養食です。馬肉・鶏肉・野菜畑の3種を50gずつ試すことができます。好みを見て、気に入った様子が見られれば、一般的な量のものへとシフトすることができますね。

ヤラーは、ヨーロッパでは広く知られているドッグフードメーカーです。全商品にオーガニック認証を受けており、原料や食材の飼料等に気を配って製造されているのが特徴です。こちらのフードは、小型犬専用。ヤラーのフードのなかでは一番の小粒サイズです。必ずぬるま湯をかけて与えるようにと指示されています。

九州産の地鶏を使った小型犬用の総合栄養食です。涙やけや毛並みの悩み、アレルギーの悩みがある子にも与えやすい、無添加で消化しやすいことにこだわったフードです。

アボカドの栄養を損なわないように時間をかけて製造されています。消化にやさしく、皮膚や被毛のトラブルにも配慮した栄養バランス。小麦は使われていないため、小麦アレルギーの子にもおすすめです。

手作りのごはんをそのままに、さらに犬にとって必要な栄養をバランスよく配合した総合栄養食です。手作りごはんを飼い主さんが毎日手作りするのはかなり大変ですので、購入できるのはとても便利ですね。4つのバリエーションがあります。

パピヨンの特徴を踏まえて専用に設計されたフードです。皮膚や被毛、関節の健康維持に役立つ栄養がバランスよく含まれた総合栄養食で、全成長段階に対応しているため、シニアになっても与えやすいのも嬉しい。比較的リーズナブルに購入できます。

1歳から与えることができる総合栄養食です。グルテンやアレルゲン食材を控えたい飼い主さんにぴったり。120gずつ小分けにされており、いつも香りたかいフレッシュな状態であげられるのも魅力です。

自然豊かなニュージーランドの食材で作られたドッグフードです。穀物類は使われておらず、自然放牧でのびのび育ったお肉を主原料としています。牧草で育つグラスフェッドビーフには、オメガ脂肪酸やビタミンが豊富。パピヨンの素敵な毛並みを保つ上でも重要なポイントですね。

熊本の総合食肉会社の馬肉を使用した、小麦粉・グルテンフリーのドッグフードです。鶏肉や牛肉にアレルギーがある子でも、お肉由来のタンパク質をとることができる点が魅力。ノンオイルコーティングで消化にやさしく、小型犬が食べやすい小粒サイズ。まずはお試しで始めることができます。

イタリアで作られている、6歳以上のシニア犬のためのフードです。原料はすべてイタリア産にこだわり、人工的な着色料や保存料は使われていません。シニア期の関節や筋肉の維持を考慮して作られており、主原料は鶏肉とライスです。オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸もしっかり含まれています。

顎や口の小さな小型犬の身体的な特徴に配慮して作られたフードです。食材は高品質な自然素材を中心とし、健康の維持や皮膚・被毛の健康、消化の良さを考えた栄養バランスとなっています。

高品質なチキンが第一主原料に使われています。犬が本能的に求める食事を考え、お肉をたっぷり、穀物は使わず、消化性の高い野菜なども採用。必須脂肪酸であるオメガ3・オメガ6も配合し、皮膚や被毛の健康にも役立ちます。

愛犬の健康を考えると、毎日の食事内容にこだわるのは自然なことです。どんな点に着目すれば良いのか分からずに困っている方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。食材や製法、栄養バランスにこだわって製造されているフードはたくさんあります。普段のフードを見直し、気になるポイントがあれば切り替えの検討もおすすめします。