猫をふてぶてしく感じる瞬間ってどんな時?
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まずは、猫をふてぶてしく感じる瞬間を見ていきましょう。
猫にこれらの態度をとられたら、飼い主としては「少し生意気だな…」と感じるかもしれません。
ソファなどで陣取って寝ている
愛猫をふてぶてしく感じる瞬間としては、ソファやベッドなどで陣取って寝ている時が挙げられます。
飼い主がソファに座ろうとしてもどけずに、「ここは自分の居場所だ!」と言わんばかりにどっしりと構えている猫を見ると、ふてぶてしく感じるでしょう。
また、ソファに陣取って寝ている時に無理やり座ろうとすると、引っ掻いてくることがあるほど、強気な猫もいます。
大人になった時
子猫の頃は、ふてぶてしさを感じることはないでしょう。
つぶらな瞳で飼い主にすり寄ってくる子猫の姿にはとても癒されますが、成猫になったら一気にふてぶてしく感じるはずです。
いままでは小さな身体でちょこんとベッドに横たわっていた子猫も、大人になるとベッドから身体がはみ出してしまうように寝ている姿をみせます。
もちろん成猫になっても愛猫への愛情は変わりませんが、子猫の頃と比べるとそのふてぶてしさに笑ってしまうかもしれません。
部屋の真ん中で寝ている
猫は、「ここは自分の縄張りだ」と言っているように部屋の真ん中で寝ていることがあります。
また、廊下の真ん中で寝ている姿も、ふてぶてしさを感じるでしょう。
猫が部屋の真ん中で寝ている時に飼い主が通っても避けようとする素振りを見せない時には、「この猫、自分が家の主だと思っているのでは……」と疑ってしまいます。
ただし、これは猫が家に慣れている証拠なので、飼い主としては喜んでも良いことかもしれません。
作業の邪魔をしてくる
パソコンで作業をしている時に、猫がキーボードの上に乗ってきて邪魔をしてくることがあります。
仕事中であれば取引先に誤ってメールを送ってしまうなど、大変な事態に陥ってしまう可能性がありますが、可愛い愛猫なので叱ることはできません。
しかし、新聞を読んでいる時など、わざと飼い主の邪魔をしてくるような姿は、とてもふてぶてしく感じます。
ちなみに、猫のこの行動は飼い主に構ってほしいという気持ちが込められています。
顔
猫によっては、顔を見ただけでもふてぶてしさを感じることがあります。
細い目で偉そうにじっとこちらを見つめてくる時は、何とも言えないふてぶてしさを感じるでしょう。
猫が飼い主にふてぶてしい態度をとる理由とは?
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次に本題である、猫が飼い主にふてぶてしい態度をとる理由を解説します。
言葉の話せない猫だからこそ、態度で示すのでしょう。
飼い主に慣れたから
猫は警戒心が強い動物なので、知らない人に対してはふてぶてしい態度をとることはありません。
そのため、猫がふてぶてしい態度をとるということは、飼い主のことを信頼している証拠でもあるのです。
ちなみに、猫は引っ越しなどで生活環境が変わった時にも、ビクビクと警戒しながら生活をします。
猫がふてぶてしい態度をとる時は、飼い主や生活環境に慣れたということになるため、飼い主としては安心しても良いかもしれません。
飼い主の様子がいつもと違うから
猫がふてぶてしい態度をとるのは、飼い主の様子がいつもと違うと感じているのかもしれません。
猫の多頭飼いをしているのであれば、ほかの猫を構った後に嫉妬心からふてぶてしい態度をする猫もいるでしょう。
また、猫カフェで知らない猫と接したり、友人の家に行って知らないにおいをつけて帰宅したりした時にも、猫は警戒心からふてぶてしい態度をとることがあります。
シニア猫になるとふてぶてしくなる?
猫は、年齢を重ねるにつれてふてぶてしさが増すように感じます。
先述したように、子猫の頃は小さな瞳をキラキラと輝かせて寄ってきますが、成猫になるにつれて徐々にふてぶてしさを見せるようになるでしょう。
また、シニア猫になると運動量が低下して寝ている時間が多くなるため、猫が意識せずともふてぶてしさを感じる機会が増えるのかもしれません。
猫がふてぶてしい態度をとった時の対処方法
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最後に、猫がふてぶてしい態度をとった時の対処方法をご紹介します。
正しい対処ができれば、さらに愛猫と仲良くなることができるかもしれません。
放っておく
猫がふてぶてしい態度をとった時には、放っておくことが一番良いかもしれません。
下手に構ってしまうと、猫はふてぶてしい態度をとった時に構ってもらえたと学習して、さらにふてぶてしくなる可能性があります。
特に、パソコンのキーボードや新聞紙の上に乗ってきた時に構ってしまうと、猫は何度も飼い主の邪魔をするようになるでしょう。
もしも猫がパソコンのキーボードや新聞紙の上に乗ってきた時は、構うことなく優しくおろしてあげることをおすすめします。
構ってあげる
逆に、猫の機嫌が悪くふてぶてしい態度をとっている場合は、構ってあげるのも良いでしょう。
猫じゃらしなどのおもちゃを使用しながらコミュニケーションをとることで、猫はふてぶてしい態度を見せなくなることが期待できます。
また、猫といっしょに遊ぶことは信頼関係の構築や、猫の運動不足解消にも繋がるでしょう。
猫がふてぶてしいのは生まれつき?
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どんな猫でも、大人になるとふてぶてしい態度をとるものです。
飼い主からすれば、愛猫のふてぶてしい態度も愛らしいものでしょう。
ちなみに、猫は警戒心が強い動物なので、知らない人に対してふてぶてしい態度をとることはありません。
つまり猫がふてぶてしい態度をとることは、飼い主を信頼している証拠なのです。
もしも愛猫がふてぶてしい態度をとっても気にすることなく、猫が不機嫌そうであればいっしょに遊んであげましょう。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。