大好きな犬を仕事にしたい!犬に関わる仕事をご紹介

犬のことが大好きな人であれば、一度は「犬に関わる仕事をしてみたい!」と考えてみたことがあるでしょう。
実際に、犬に関わる仕事はどのようなものがあるのでしょうか?
この記事では、犬に関わる仕事の内容や大変な点、気になる給料事情について見ていきましょう。 2023年10月08日作成

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犬に関わる職業・仕事とは?

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まずは、犬に関わる仕事にどのようなものがあるのかご紹介します。
併せて、仕事内容についてもチェックしておきましょう。

トリマー

トリマーは、犬の被毛のカットやシャンプー、爪切りなどを行って犬の見た目を整える仕事です。
可愛らしくて被毛が伸びやすい小型犬のトリミングが中心ですが、シャンプーや肉球まわりの被毛のカットのために大型犬を扱うこともあります。
また、トリマーはトリミングの最中に皮膚の炎症を探すなど、健康チェックも行います。
トリマーは定期的にトリミングコンテストを実施しており、上位入賞をすると人気トリマーの仲間入りができますし、独立という道も見えてくるでしょう。

ペットショップ

ペットショップでは、子犬や子猫、ハムスターや鳥などの生体販売を中心とした仕事です。
可愛らしい子犬や子猫と触れ合えるのは、犬好きとして最高の職場環境といえます。
具体的な仕事内容としては、子犬や子猫の紹介はもちろん、はじめてペットを飼う人へのアドバイスもしなければなりません。
ほかにも、ペットに関わるグッズの紹介などもするため、総合的に犬や猫の知識を持っておく必要があります。

ドッグトレーナー

大好きな犬と本格的に向き合いたいのであれば、ドッグトレーナーという仕事もあります。
ドッグトレーナーといっても、さまざまな職種があります。
もっとも一般的なのは、家庭犬の訓練士でしょう。
ペットとして飼われている犬の問題行動をしつけして、飼い主へのアドバイスも行います。
また、警察犬や麻薬探知犬の訓練士などもあります。
ドッグトレーナーは、犬に関わる仕事の中でも求められるレベルは高いでしょう。

獣医師

犬と関わる仕事という面では、獣医師も挙げられます。
獣医師は、犬の健康チェックや体調不良の犬の治療を行う仕事です。
獣医師になるには、獣医系の大学で6年間学んで国家資格を取得する必要があります。
そのため、獣医師は犬に関わる仕事の中では、もっとも難易度が高い仕事といえます。

ブリーダー

犬のブリーダーも、犬に深く関わることができる仕事です。
ブリーダーは特定の犬種を扱うことが多く、ひとつの犬種のプロフェッショナルにならなければなりません。
また、犬の繁殖や出産の知識も必要で、やりがいはありますが大変な面も多いでしょう。

犬に関わる仕事の給料

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仕事として働くのであれば、切っても切れないのが給料の面でしょう。
次に、犬に関わる仕事の給料についてご説明します。

犬に関わる仕事の給料は高くない

犬に関わる仕事は、全体的に給料は高くありません。
特に、特別な資格が必要のないペットショップやドッグトレーナーは、給料が低い傾向にあります。
もちろん勤務先によりますが、初任給は年収300万円未満でしょう。
特にドッグトレーナーの給料事情は厳しく、住み込みで食事代と寝る場所は確保できますが、月収は5万円未満という訓練所も多いです。

国家資格が必要な仕事は給料が高い

国家資格が必要な、獣医師や警察犬の訓練士などは、給料が高い傾向にあります。
これも勤務先によりますが、獣医師の場合は少なくとも年収500万円以上はあるでしょう。
また、国家公務員である警察犬訓練士は、40代になれば年収700万円以上も見込めます。

独立をすれば収入アップも見込める

ペットショップ店員やトリマー、ドッグトレーナーやブリーダーなどの給料があまり多くは望めない職種は、独立をすれば収入アップが見込めるでしょう。
当然ながら独立にはさまざまなリスクや知識が必要ですが、ドッグトレーナーやトリマーの多くは、最終目標として独立開業を設定しています。
独立をすれば自分の頑張り次第で多くの収入が見込めるため、よりやりがいも感じられるでしょう。

犬に関わる仕事の大変な点

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犬のことが大好きであっても、当然ながら大変な点はあります。
最後に、犬に関わる仕事の大変な点について解説します。

休日が少ない

犬に関わる仕事は、休日が少ない傾向にあります。
生き物を取り扱う仕事なので、毎日の食事や健康管理を行わなければならず、どうしても休日は少なくなってしまいます。
トリマーのように生体を店舗に置いていないのであれば定休日が設定できますが、ペットショップやブリーダーなどの常に犬がいる環境の場合は、不定期の休日になってしまうでしょう。
また、ペット業界は少ない人員で仕事を回していることも多く、それも休日が少ない原因となっています。

朝が早い

犬に関わる仕事は、朝も早起きをしなければなりません。
特に管理している頭数が多いドッグトレーナーなどは、太陽が昇るのと同時に散歩や訓練を行います。
早起きが苦手な人は、覚悟を持ってペット業界に飛び込む必要があるでしょう。

給料が安い

先述したように、犬に関わる仕事は給料が安いです。
仕事内容に比例するように給料が高いわけではなく、現実と向き合った時に心が折れてしまう人も多いでしょう。
また、犬に関わる仕事をしながら家族を養うというのも、給料と休日のことを考えた時に、悩んでしまう人もいるはずです。
しかし、給料が安いという面は独立開業をすれば乗り越えることができるため、やはり犬と関わる仕事をするのであれば独立を最終目標に設定したほうが良いのかもしれません。

人間関係が大変

犬と関わる仕事といっても、ひたすら犬を可愛がっていれば良いというわけではありません。
犬に関わる仕事でも、実際に接するのは飼い主側の人間です。
飼い主が求めているものは何か、相手を見てどのような対応をすれば良いかなど、常に考えながら接客をする必要があります。
やはりどの仕事も同じで、人間関係に悩んでしまうこともあるはずです。

犬に関わる仕事は大変だけどやりがいはある!

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犬に関わる仕事は、トリマーやペットショップ店員、ドッグトレーナーや獣医師などさまざまなものがあります。
どれも大変な仕事ではありますが、大好きな犬と関わることができて、やりがいも感じられるでしょう。
しかし、大変な仕事内容に見合った給料が期待できるかといえば、国家資格が必要な獣医師や警察犬訓練士以外は、そうではありません。
軽い気持ちでペット業界に飛び込むのはおすすめできませんが、犬のことが本当に大好きで頑張れそうだという人は、犬に関わる仕事を検討してみても良いでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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