猫の肉球はケアが必要？猫の肉球の役割を解説｜おすすめの肉球クリーム5選

猫の肉球の正式な名称は「蹠球（しょきゅう）」と言います。中心の大きな部分と外側に位置する指の場所のような小さな部分で構成されています。

肉球とは脂肪と弾性繊維でできていて、その表面を分厚い角質に覆われており、ぷにぷにとした触感になっています。猫の皮膚は0.02～0.04mmと薄いのに対し、肉球の角質は1mmあると言われています。
子猫の頃の肉球はとても柔らかく、成猫になるにつれてだんだんと硬くなっていきます。室内飼育の猫に比べ、外猫の場合はさまざまな条件の地面を歩くため、肉球の角質がさらに固くなります。

肉球の色は毛の色と関係があり、毛の色が濃い猫は黒い肉球が多く、毛の色が薄い猫は肉球がピンクの場合が多いようです。

猫にはどうして肉球があるのでしょうか。見た目がかわいく、触り心地もよい肉球ですが、他にも重要な役割があるようです。

猫は本来、狩りをして生活する動物でした。狩りをするためには足音を消して相手に気づかれないように近づかなくてはなりません。肉球には足音を消しそっと獲物に近づくための機能が備わっているのです。

猫は高い所に登ったり、飛び降りたりすることが多い動物です。足の裏に肉球があることで、高い所から飛び降りた際の衝撃を吸収し、足腰や体への負担を減らすことができます。

猫は不安定な場所を移動することもあります。肉球が汗で湿ることで、滑り止めの効果があります。

猫は自分の体を舐めて毛づくろいしますが、顔回りを自分え舐めることはできません。顔周りの毛づくろいする際には、自分の肉球を舐め湿らせて顔を手で拭くように撫で回すことで毛づくろいの効果があります。

猫の肉球は健康のバロメーターにもなります。肉球をよく観察することで、猫の病気のサインがあるかどうかわかる場合があるのです。

肉球が熱く火照っているときは猫が発熱している可能性があります。また、肉球の色がいつもより薄くなっている場合には貧血が疑われる場合もあります。普段からよく観察してあげて、猫の体調の変化のサインを見逃さないようにしましょう。いつもと様子が違う際には動物病院へ連れて行ってあげましょう。

猫の肉球も乾燥によってひび割れたり、炎症を起こすことがあります。肉球が乾燥しないよう飼い主がケアをしてあげる必要があります。
肉球のケア方法としては、肉球専用のクリームやオイルを塗ってあげることがおすすめです。肉球の間にゴミなどが挟まっていないか、触ってみてチェックをしてあげましょう。毛で肉球が隠れてしまうと肉球の役割を発揮できないため、必要に応じてバリカンなどで余分に伸びた毛の部分をカットしてあげましょう。

猫専用の肉球クリームは猫が舐めても大丈夫なように、オリーブオイルやココナッツオイル成分などの天然成分で作られています。

オーガニックの保湿成分を配合した、ペット用の肉球クリームです。猫が舐めても大丈夫なように、安全な成分のみで作られています。猫はもちろん、猫と触れ合う子供にとっても安心です。乾燥が気になった時や、お風呂、お散歩の後に使うと効果的です。人間にも使えるので肉球ケアのついでにハンドクリームとしても使用できます。

天然のハーブや果物、花などの植物などから抽出した天然成分のみで作られたペット用のバームです。肉球に優しく塗り込むことで潤いを与えてくれます。

内容成分が100%表示されている安心の動物用クリームです。オリーブ油やコラーゲンなどの成分が、肉球に潤いを与えてくれます。カテキンエキスも配合されているため、気になる臭いも和らげてくれるでしょう。

天然成分のみを使用した肉球クリームです。独自で厳選した天然成分のみを使用しているので、ペットが舐めても大丈夫です。世界三大オイルと呼ばれるホホバオイル、オリーブオイル、椿油なども配合されているので、保湿効果も期待できます。

肉球はプニプニとしていて触り心地もよく、思わず触ってしまいたくなりますよね。人間の場合は手肌が乾燥しないようクリームを塗りますが、猫の肉球にも同様のケアをすることで、肉球や身体の健康状態を知るきっかけにもなります。