ヨークシャーテリアのフードはどう選ぶ？見ておきたいポイントとおすすめフード15選

フード選びの基準は、飼い主さんなりのこだわりが大きく影響するものです。あまりこだわらずに選んでいるという方は、食いつき重視だったり、コスパ重視だったりするでしょう。ドッグフードの種類は非常に豊富で、小型犬用だけを見ても数えきれないほどあります。ヨークシャーテリアのフード選びでは、どんな点に着目すれば良いのか見てみましょう。

ヨークシャーテリアは、食べムラが多い傾向にあると言われています。ただでさえ小さな体なのに、栄養がしっかり摂れているか心配になってしまうこともしばしばあり、飼い主さんとしては気が気ではないこともあるでしょう。

ドッグフードは、主に「総合栄養食」と「一般食」とがあります。総合栄養食は、成長段階に応じて必要な栄養をバランスよく摂れるように配合されたもので、量をきちんと守れば他の食事で栄養を補わなくても十分なフードです。

一方、一般食は、おやつやおかずといった意味合いのものが多く、どちらかと言えば嗜好性を高めたフードを指すことが多いです。1日に必要な栄養をすべて補えるというわけではなく、食欲が落ちた時などに補助食として用いられたり、ごほうびに用いられることの多いフードです。

毎日の食事としてのフードを選ぶのであれば、総合栄養食と表示されているものがおすすめです。

総合栄養食の中にも、さらに細かいカテゴリとして、犬種別あるいは犬の大きさ別に分けられたものがあります。ヨークシャーテリアのような小型犬は、小さな顎や歯でも食べやすいように工夫された「小型犬用」と書かれたものがおすすめです。数は少ないですが、メーカーによっては「ヨークシャーテリア用」のフードを販売しているところもあります。

ヨークシャーテリアの魅力の1つでもある、美しく長い被毛は、シルキーヘアと称されることもあります。これは、皮脂の分泌が少しだけ多めな犬種であるからこそ。美しく保つためには、オメガ6脂肪酸やオメガ3脂肪酸といった必須脂肪酸が役立ちます。しかし、この必須脂肪酸は体内で合成することができないため、フードから体内にとりいれる必要があります。

また、華奢な体つきのためか、骨折や脱臼を起こしやすい犬種と言われています。適度な筋肉と、肥満にならないように日頃から注意することが大事です。そのため、フードからは良質なタンパク質をとり、適度な運動を心がけることが大事です。

ヨークシャーテリアのために作られた、月齢10ヶ月以上に与えることができるフードです。シニアになってもフードを変える心配がありません。食が細いヨークシャーテリアの好みを考慮し、独自のアロマ成分で嗜好性が高まる工夫が行われています。その他にも、艶やかな美しい被毛と健康のために考えられた栄養バランスとなっています。こちらは、800gという、やや少なめのパックです。フードの切り替えで、食べてくれるか心配な方も手に取りやすい量となっています。

ロイヤルカナンのフードには、ヨークシャーテリアの子犬専用のものもあります。こちらは生後10ヶ月までが対象です。まだまだ未熟な消化器官のことを考え、消化性の高いタンパク質を配合しています。また、被毛の健康のために、必須脂肪酸などを独自のバランスで配合しているのも特徴です。

ヤラーのペットフードは、全商品にオーガニック認証を受けており、こちらの小型犬用フードももちろんオーガニック。原料となる鶏は、抗生物質やホルモン剤などの化学薬剤を一切与えず、のびのびと育てられています。ヤラーのフードの中で、一番の小粒となっており、ヨークシャーテリアにも食べやすいサイズです。フードに、必ずぬるま湯をかけて与えるという点は、他のフードと違うポイントでもありますが、ドライフードではなかなか補えない水分を自然と摂れるのも魅力です。

小型犬の1歳～7歳に適したフードです。小型犬の味覚が敏感なことを考慮して、美味しさにこだわって作られており、生産国のアメリカでは権威ある犬の専門誌でその品質の高さが評価されています。室内暮らしをする小型犬のために、運動不足も懸念して、消化性の良い素材のみを使用。素材は、人間が食べられるレベルの品質です。オメガ3、オメガ6脂肪酸もバランスよく配合されています。

国産品のフードにこだわりたい飼い主さんには、こちらもおすすめです。ヨークシャーテリア専用のフードで、とっても食べやすい小粒サイズと固さになっています。

完全無添加、すべて天然食材だけで必要な栄養を補うことができるドッグフードです。総合栄養食の元とも言えるAAFCOの基準をクリアしており、素材は人間が口にできるヒューマングレードとなっています。家庭のキッチンで手作りしたような、生づくり製法によって作られています。小麦粉の入ったものとそうでないものがあり、好みの味を3つ選べるようになっています。

小型犬の小さな顎や代謝エネルギーの高さなどに配慮して作られた、総合栄養食の基準を満たすフードです。食材には高品質な自然素材を使用しまいます。美しい被毛や消化吸収の良さなど、ヨークシャーテリアにとって欠かせない要素を抑えた栄養バランスとなっています。

毛艶や皮膚、関節、骨など、ヨークシャーテリアの健康を考えて作られたフードです。グルコサミンやコンドロイチン、オメガ3・オメガ6脂肪酸など、ヨークシャーテリアが摂っておきたい栄養がしっかり含まれています。

ヨークシャーテリアの総合栄養食です。小柄ながら活発なヨークシャーテリアの特徴を踏まえて設計されています。オールステージ対応のため、どの年齢でも食べさせることが可能です。

アメリカ原産、パーパス社製のドッグフードです。高たんぱくで穀類不使用、合成保存料や着色料、人工香料も不使用で、食物アレルギーが心配な子にも配慮されています。こちらは七面鳥が主原料となっていますが、同じブランドには魚、ラム肉、鹿肉、アヒル肉などが使われているものもあります。

鳥取産の大山どりのむね肉を使って作られているフードです。冷却方法の工夫により、鶏肉の美味しさを損なうことなく生産され、味の良さを引き立てています。鶏1羽を丸ごとミンチにしたお肉ではないため、飼い主さんとしても安心ですね。余計な油などは使われておらず、手で触ってもベタつかないのが特徴。避妊・去勢手術をした子にもおすすめな、高たんぱくで低カロリーな成分バランスとなっています。

飽きっぽくて同じ味が続くと食べムラがひどくなる子には、鹿肉や馬肉で興味をひいてみてはいかがでしょうか。鹿肉は、お肉の中でも特に低カロリー高たんぱくで不飽和脂肪酸もたっぷり。馬肉は、低カロリー・低脂肪、高たんぱくで消化に優しいのが特徴です。

全犬種、パピーからシニアまで与えることができるフードです。牛・鶏・豚・馬・魚の5種類のお肉から選ぶことができます。化学的な添加物は使っておらず、人間が食べられるレベルの高品質な食材を使用。粒のサイズが選べるため、ヨークシャテリアのような小型犬でも食べやすいサイズで注文できます。

高品質なチキンを第一主原料とする、穀物不使用のフードです。超小型犬や小型犬が本能的に求める食材を使うことで、美味しさを実現。必須脂肪酸のバランスを計算して配合することで、皮膚や被毛の健康も助けてくれます。

小麦不使用、アボカドオイルが摂れるドッグフードです。アボカドの栄養価を損ねないような調理法で作られており、消化吸収に良いことから皮膚や被毛のトラブルにつながる要因を少なくしてくれます。

ドッグフードに使われている食材は、人間のものとは違うケースもあります。品質の高さを求めるのであれば、食材そのものの品質や化学的な添加物の有無、アレルギーを起こしやすい食材の有無などにも着目しましょう。さらに、ヨークシャーテリアの被毛の美しさの維持をサポートしてくれる栄養がバランスよく含まれていると良いです。ヨークシャーテリア専用に作られたフードや、小型犬が食べやすいように工夫されているフードに絞って探すと、理想的なものが見つけやすいでしょう。