犬はマグロを食べても大丈夫？メリットや与える際の注意点を解説

まずは、犬はマグロを食べても大丈夫かどうかについて解説します。
併せて、マグロの加工品についても見ていきましょう。

結論から言うと、犬はマグロを食べても大丈夫です。
ドッグフードや犬用おやつでも主原料としてマグロが使用されているものがありますが、犬にとってマグロはメリットの多い食材といえます。
特にマグロの赤身は、低脂肪高たんぱくなので、手作りフードや栄養補給として与えるのにおすすめです。
しかし、当然ながら与え方を間違うと犬の身体に悪影響を及ぼす可能性もあるため、与え方には注意しましょう。

犬にとってマグロはメリットが多いですが、人間用に作られたマグロの缶詰などの加工品は与えてはいけません。
人間用に作られたマグロの加工品は、塩分や保存料などの添加物が含まれているため、犬の身体には良くありません。
塩分過多などで腎臓などへの負担がかかることが考えられることから、人間用に作られたマグロの加工品は犬に与えないようにしましょう。

とても美味しいマグロの刺身ですが、鮮度が良ければ犬に与えても問題ありません。
しかし、寿司ネタとして作られたマグロはわさびが付いている可能性があるため、避けたほうが良さそうです。

次に、犬にマグロを与えるメリットについてご説明します。
また、マグロを与える際の注意点についても知っておきましょう。

マグロには、たんぱく質が豊富に含まれています。
そのため、犬に与えることで筋肉や身体の健康維持が期待できるでしょう。
犬は雑食ですが、肉類を主食として食べなければ健康を維持することができません。
手作りフードのメインやドッグフードのトッピングとして与えることで、たんぱく質の補給ができるはずです。

マグロには、DHAやEPAといったオメガ3不飽和脂肪酸が多く含まれています。
オメガ3不飽和脂肪酸は、筋肉や骨、被毛や皮膚の健康維持が期待できる栄養素です。

マグロの血合い部分は、鉄分が豊富に含まれています。
血合い部分はタウリンやビタミンEなどの栄養素も含まれており、コレステロール値の維持などにも期待できそうです。

犬にマグロを与える際は、基本的には加熱をして与えましょう。
先述したように、鮮度が良ければ刺身でも食べることができますが、万が一の事故のことも考えて、加熱したほうが無難です。
また、塩分過多とならないように加熱時は味付けをせずに、茹でるだけで良いでしょう。
食べやすいように細かく刻むと、消化もしやすくなります。

念のため、アレルギーにも注意が必要です。
はじめて犬にマグロを与える時は、少量を与えて下痢や嘔吐などのアレルギー反応が出ないか、しばらく様子を見るようにしましょう。
当然ながら、与えすぎにも注意しなければなりません。
ひとつの目安として、犬の毎日の食事量の5～10%に留めましょう。

最後に、マグロを使用した犬用のウェットフードやおやつをご紹介します。
マグロを与える際の処理をすることなく気軽に与えることができるため、フードやおやつでマグロの栄養素を摂取させるのも良いでしょう。

国産まぐろを使用した、風味抜群のウェットフードです。
新鮮なうちに加工をするため、しっかりとマグロの香りがします。
普段与えているドッグフードに混ぜることで、犬の食いつきが良くなるでしょう。

新鮮なまぐろを、サーコロステーキに仕上げた犬用おやつです。
低脂肪高たんぱくなまぐろを与えることで、ご褒美を与えつつ栄養補給をすることもできます。
1cm角のキューブタイプになっているため、食べやすいのも嬉しいポイントです。

ヒューマングレードの素材を使用した、手作りのマグロジャーキーです。
一つずつ丁寧に作られており、犬の食いつきも良いでしょう。
しっかりとした歯ごたえは、留守番時の時間つぶしにもなります。

まぐろを贅沢に、フリーズドライにした犬用おやつです。
風味や栄養がしっかりと残っているため、犬は喜んで食べるでしょう。
ドッグフードのトッピングとしてもおすすめです。

低脂肪高たんぱくなまぐろは、犬にとってメリットの多い食材です。
また、DHAやEPAなどの栄養素も摂取できるため、犬の筋肉や骨の健康維持に期待できるでしょう。
しかし、与え方には注意しなければなりません。
適量を守ることが大切であり、基本的にはトッピングとして与えるのが良いでしょう。