うさぎにチモシーを与えすぎはダメ？選び方や与え方を解説

まずは、うさぎに与えるチモシーの選び方をご説明します。
うさぎの健康を維持できるようなチモシーを選びましょう。

うさぎに与えるチモシーを選ぶときは、一番刈りチモシーを選びましょう。
一番刈りチモシーとは、牧草地で種から栽培されて、最初の刈り取り期に収穫されるチモシーのことです。
一番刈りチモシーは硬く、栄養素も豊富に含まれています。
一番刈りチモシーの硬い繊維質は、うさぎの歯の健康維持という面でも良いでしょう。

ちなみに、二番刈りチモシーというものも販売されています。
二番刈りチモシーとは、一番刈りを収穫後に残った茎が伸びたものを収穫するチモシーのことです。
二番刈りチモシーは、一番刈りチモシーに比べて柔らかいのが特徴です。
柔らかいため、嗜好性は高くうさぎの食いつきも良いでしょう。
しかし、栄養素は一番刈りチモシーよりも劣っているため、主食として与えるものとしてはおすすめできません。

アルファルファとは、マメ科の牧草です。
チモシーはイネ科で、低たんぱく高繊維なのが特徴ですが、アルファルファは逆に高たんぱく低繊維という特徴があります。
アルファルファは嗜好性が高いためうさぎは喜んで食べますが、カルシウムを含め栄養素が豊富に含まれているため、与えすぎると肥満の原因にもなるでしょう。
そのため、アルファルファはおやつとして与えると良いかもしれません。

うさぎ用のチモシーは、さまざまな国で作られています。
チモシーの主な産地はアメリカやカナダ、そして日本などです。
それぞれに大きな違いはありませんが、若干の風味や色味が変わります。
うさぎによって好みは違うため、はじめのうちはさまざまな産地のチモシーを与えてみても良いかもしれません。

次に、うさぎのチモシーの与え方を解説します。
主食であるチモシーは、どのように与えれば良いのでしょうか？

結論からいうと、うさぎにチモシーは好きなだけ与えて構いません。
むしろ、草食動物であるうさぎがチモシーを食べないと健康を維持することができなくなってしまうため、積極的にチモシーを食べられるようにしましょう。
ちなみに、チモシーは放置しておくと鮮度が落ちていきます。
鮮度が落ちたチモシーはうさぎが食べなくなる可能性があるため、常に新鮮なチモシーが食べられるようにすると良いでしょう。

うさぎの健康を維持するために、チモシーを与えつつペレットも与えると良いでしょう。
ペレットには、草食動物であるうさぎの健康を維持するような栄養素がバランス良く含まれています。
そのため、常にチモシーが食べられる環境にしつつ、トレーに少量のペレットも用意してあげることがおすすめです。

うさぎがチモシーを食べないときは、さまざまな理由が考えられます。
はじめに挙げられるのは、チモシーの鮮度です。
うさぎは、チモシーが湿気を含んだだけで食べなくなることがあるため、チモシーのまとめ買いは避けたほうが良いでしょう。
また、先述したように違う産地のチモシーに変えると食べることもあります。
当然ながら、体調不良によりチモシーが食べられなくなっていることもあるため、うさぎに異常がみられたときには早めに動物病院へ連れて行きましょう。

最後に、おすすめのうさぎの牧草をご紹介します。
これらの牧草を与えていれば、うさぎの健康に悪影響を及ぼす心配は少ないはずです。

牧草の最高級グレードといわれるプレミアムクラスの、さらにワンランク上のスーパープレミアムクラスのチモシーです。
茎が太く、自然に近い状態のチモシーは、うさぎも喜んで食べてくれるでしょう。
また、高バリア性チャック付フィルムパックを使用しており、酸化や湿気を予防して新鮮なチモシーを与えることができます。

繊維質が多く嗜好性が高いスーパープレミアムチモシーです。
ロングタイプなので、よく噛んで食べることで歯の伸び過ぎを抑えてくれます。
高繊維、低タンパク質、低カロリーなので、毎日与えることができます。

北米産のやわらかな1番刈りチモシーです。
吸湿性や吸臭性、通気性にも優れており、小動物の床材としても最適です。
高繊維質、低カルシウム、低タンパク質、低カロリーと栄養バランスも優れており、食べても安心です。

競走馬用のチモシー「スーパープレミアムホース」の中から、うさぎのために厳選された高品質の牧草です。
ロングタイプなのでよく噛むことができるため、歯の健康維持にも役立ちます。

うさぎがチモシーを好きなだけ食べても、健康に悪影響を及ぼすことはないでしょう。
逆に、草食動物であるうさぎがチモシーを食べなければ、健康を維持することができません。
うさぎによって好みはありますが、おすすめは栄養素が豊富な一番刈りチモシーです。
今回ご紹介したチモシーの中から、うさぎの好むものを探してみましょう。