猫の爪切りはしたほうが良い?正しい爪の切り方もご紹介

猫は自分で爪とぎをするため、爪切りはしなくても良いのではないかと考える人もいるでしょう。
しかし、猫も爪切りは必要です。
この記事では、猫の爪切りの必要性や正しい爪の切り方についてご紹介します。 2022年08月16日作成

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猫の爪切りは必要?

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まずは、猫の爪切りの必要性をご説明します。
猫と飼い主、そして家を守るためにも猫の爪切りは定期的に行いましょう。

人や物に爪が引っかかって危険

野生で暮らしている猫であれば、ほかの猫との縄張り争いや狩りをするため、長い爪は必要でしょう。
また、外敵から逃げるときにも、爪が長ければ木に引っかかって登りやすくなります。
しかし、家で飼われている猫は、縄張り争いも狩りもしないため、長く鋭い爪は不要です。
むしろ、飼い主やカーテン、じゅうたんなどに爪が引っかかって危険です。
カーテンやじゅうたんに長い爪が引っかかると、爪が割れて思わぬ怪我をしてしまう可能性があります。
もちろん、飼い主に猫の細くて長い爪が引っかかったら、飼い主も怪我をしてしまうでしょう。

長く巻いた爪が肉球に刺さって危険

シニア猫になると、徐々に爪とぎの頻度が減っていきます。
爪とぎは古い爪を剥がすという意味でも必要なものですが、シニア猫になって爪とぎをしなくなると、古い爪が剥がれずに巻き付いてしまいます。
爪が巻きついてくることで、伸びた爪が肉球に刺さり、とても危険です。
また、巻きついた爪により歩きにくくなり、不自然な歩き方をして関節を痛めてしまう可能性もあるでしょう。

猫の爪切りの正しい切り方

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次に、猫の爪切りの正しい切り方をご紹介します。
猫は身体を押さえつけられるのを嫌がる可能性があるため、きちんと正しい切り方をチェックしておきましょう。

爪切りの準備をする

まずは、猫の爪切りの準備をしましょう。
爪切りは、人間用のものを使用してはいけません。
人間用の爪切りを使用すると思わぬ事故を招く可能性があるため、必ず猫用のものを使用しましょう。
猫の爪切りに必要なものは、猫用爪切りのほかにヤスリ、バスタオル、止血剤などが挙げられます。
止血剤は絶対に必要なものではないですが、もしも猫の血管を切ってしまったときのために用意しておくと良いでしょう。

猫の身体をバスタオルで包む

爪切りをする際は、猫の身体をバスタオルや毛布で包みましょう。
これは、猫に落ち着かせるための処置です。
猫は狭いところが好きなため、バスタオルや毛布で身体を包まれると、安心します。
また、バスタオルなどがあることで、猫が暴れたときにも引っかかれにくくなるでしょう。

肉球を押して爪を出してから爪切りをする

猫の爪切りをするときは、猫の肉球を優しく押してみましょう。
そうすると、猫の爪がにょきっと飛び出てきます。
そして猫の爪切りをしていきますが、血管を切らないように気を付けましょう。
猫の爪は透明なのでうっすらと血管が見えますが、目安として先端から2~3mmを切れば血管まで切ることはないはずです。
ちなみに、猫の親指の爪はほかの爪と比べて少し離れているので、切り忘れないように注意しましょう。

ヤスリで仕上げをする

猫の爪をすべて切り終えたら、最後にヤスリで仕上げをします。
当然ながらヤスリで強く削る必要はなく、優しく爪の鋭利な部分を丸くして完了です。

おすすめの猫の爪切り4選

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最後に、おすすめの猫の爪切りをご紹介します。
できる限り猫が嫌がらないように、負担の少ない爪切りを選びましょう。

猫壱 ストレスなくスパッと切れる猫用爪切り

日本製のステンレス鋼を採用した、ハサミタイプの猫用爪切りです。
ステンレス鋼は、切れ味や耐久性に優れており、長い間使い続けることができるでしょう。
厚みのあるグリップ部分は握りやすく、内側部分は滑って猫が怪我をしないように、滑りにくいソフト素材を使用しています。


猫壱 ストレスなくスパッと切れる猫用爪切り

De llepico 爪切りセット

シンプルで使い勝手の良い、ギロチンタイプの爪切りです。
ギロチンタイプの爪切りは、猫の爪が見やすく、少ない力で爪切りをすることができます。
ヤスリが付属しているため、ほかに用意するものが少なくて済むでしょう。


De llepico 爪切りセット

SUWADA 猫用爪切り

ニッパータイプで、猫に負担の少ない爪切りです。
ニッパータイプの爪切りは切れ味が良く爪が見やすいことから、飼い主の負担も減るでしょう。
また、刃先は丸くなっているため、猫が誤って刃先で怪我をするのを予防してくれます。


SUWADA 猫用爪切り

ライト付き ペット用爪切り

LEDライトが付いており、猫の血管が見やすくなる爪切りです。
また、ペットの皮膚にLEDライトを照射すると、特定の物質に反応して皮膚や被毛の色が変わり、皮膚病を見つけやすいという機能がついてあります。


ライト付き ペット用爪切り

猫の爪切りを定期的に行いましょう

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猫の爪切りは、カーテンやじゅうたんに引っかかって猫が怪我をしないようにするためにも、必要です。
また、爪が長いと飼い主に引っかかってしまう可能性もあります。
猫の爪切りをする際は、事前に止血剤などを準備して行いましょう。
人間用の爪切りを使用するのではなく、必ず猫用の爪切りを使用します。
猫が爪切りを嫌いにならないためにも、優しく丁寧に行うことが大切です。

参考サイト

Rakuten24(参照日:2022-07-15)
https://item.rakuten.co.jp/rakuten24/4580471863763/

Kom&Kom(参照日:2022-07-15)
https://item.rakuten.co.jp/kom-kom/r1409191500a/

nekozuki(参照日:2022-07-15)
https://item.rakuten.co.jp/cxc/1117/

Trade-ABC(参照日:2022-07-15)
https://item.rakuten.co.jp/trade-abc/014-k010-n02/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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