ペットホテルで犬は何をしている?
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まずは、ペットホテルでの犬の過ごし方を見てみましょう。
愛犬をペットホテルに預けることを不安に感じている人は、一度チェックしておきましょう。
部屋でのんびりと過ごしている
ペットホテルは、ほかの犬と喧嘩をすることがないように、基本的には個別でケージが用意されています。
そこまで広い空間ではないですが、犬はそこでのんびりと過ごしているでしょう。
当然ペットホテルの規模によって広さは異なりますが、場所によってはケージではなく個室で犬を管理しているところもあります。
散歩、フリータイム
1日中犬をケージの中に入れておくのは運動不足になってしまい、ストレスの原因にもなります。
そのため、1日の数十分から数時間は散歩やドッグランなどでほかの犬と遊ぶ時間が設けられることが多いです。
当然ペットホテル側としても、預かった犬を怪我させるわけにはいかないため、相性の良い犬同士で遊ばせます。
また、ペットホテルによってはフリータイムを利用して、犬のしつけを行うこともあるでしょう。
昼寝
散歩やドッグランなどで一通り遊んだら、犬は疲れて昼寝をして過ごします。
ほかの犬を気にすることなくゆっくりと寝ることができるのは、ペットホテルの良い点といえるでしょう。
食事
犬をペットホテルに1泊以上させるのであれば、当然食事の時間もあります。
食事はペットホテル側が用意することもありますが、ほとんどは飼い主の持ち込みです。
犬はドッグフードを変えると、胃腸に負担がかかることもあるため、ペットホテル側から飼い主へドッグフードの持ち込みを依頼することが多いでしょう。
ペットホテルを選ぶ際のポイント
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ペットホテルはいろいろな場所にあり、それぞれサービスが異なります。
次に、ペットホテルを選ぶ際のポイントをご説明します。
ホテル内の見学をさせてくれる
ほとんどのペットホテルは、ホテル内の見学をさせてくれます。
愛犬が長い時間を過ごす場所なので、少しでも清潔で静かな環境で過ごさせてあげたいという人は多いでしょう。
しかし、劣悪な環境のペットホテルは、内部を見せたくないのでホテル内の見学をさせてくれないこともあります。
もしもホテル内の見学を断られたら、そのホテルは選ばない方が良いかもしれません。
ホテル内の雰囲気が良いか
ペットホテルでは、働いているスタッフや預けられているほかの犬の様子もチェックしましょう。
ホテル内の雰囲気が悪いと感じたら、スタッフの人間関係が良くないのかもしれません。
人間関係が悪いホテルは、犬に八つ当たりをしてしまうことも考えられます。
スタッフが笑顔で楽しそうに働いているのであれば、ホテル内の雰囲気も悪くないでしょう。
ルールが明確かどうか
ペットホテルを選ぶ際は、ルールが明確に定められているところを選ぶと良いでしょう。
ワクチン接種証明書の提出義務はもちろん、食事の時間や散歩の時間などもしっかりと管理されており、なおかつ飼い主にホテル内のルールの説明をしているホテルが理想です。
長々と説明を聞くのは飼い主としては少し面倒に感じるかもしれませんが、ルールが明確になっているのは、スタッフの時間配分や役割もルールに基づいているということです。
ルールが明確になっているペットホテルは、それだけしっかりと犬のことを考えているということに繋がります。
料金が明確かどうか
ペットホテルの相場としては、小型犬が約3,000円、そして犬のサイズが大きくなるごとに1,000円ずつ上がり、超大型犬で6,000円前後になっていることが多いです。
おそらく、料金の相場に関しては大きく変わることはないでしょうが、サービスによって料金が変動することがあります。
複数の犬を預けたり連泊をしたりすると割引があるなど、ペットホテルによってサービス内容はさまざまです。
それらのサービスによってしっかりと料金が定められているペットホテルだと、後々のトラブルを避けることができます。
犬をペットホテルに預ける際に必要なこと
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最後に、犬をペットホテルに預ける際に必要なことを解説します。
併せて、必要な物についても知っておきましょう。
ワクチン接種を済ませておく
狂犬病ワクチンはもちろん、混合ワクチンの接種を事前に済ませておきましょう。
ほとんどのペットホテルでは、ワクチン接種証明書の提出を求められるはずです。
逆に、ワクチン接種証明書の提出義務がないペットホテルは、あまりおすすめのできないホテルであるといえるでしょう。
ある程度のしつけをしておく
ペットホテルでは、犬が長時間ひとりで過ごします。
そのため、留守番に慣れていない犬が突然ひとりになってしまうと、寂しさのあまり無駄吠えをしてしまうことも考えられます。
また、噛み癖や引っ張り癖を直しておかなければ、散歩やほかの犬と遊ぶ時間にトラブルとなる可能性もあるでしょう。
座れ、伏せ、待てなどの基本的なしつけをしておくことで、ペットホテル内でのトラブルを回避することができます。
リードやおもちゃなどの持参品の確認
ペットホテルは、犬だけを預けて完了というわけではありません。
散歩をする際のリードはもちろん、食べ慣れたドッグフードなどを持参する必要があります。
ペットホテルによって必要な持参品は異なるため、事前に何を用意すれば良いのか問い合わせると良いでしょう。
初めてペットホテルを利用するのであれば、犬が安心しやすいように飼い主のにおいがついたタオルやお気に入りのおもちゃなどを持参することをおすすめします。
愛犬が楽しく過ごせるようなペットホテル選びをしよう
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ペットホテルは、散歩やほかの犬と遊ぶ時間はありますが、多くの時間をひとりで過ごします。
マイペースにのんびりと過ごせる性格の犬であれば良いですが、寂しがり屋の犬であればひとりで不安な夜を過ごすこともあるかもしれません。
そのため、ペットホテルを選ぶ際には、なるべく犬が不安に感じないような環境のホテルを選びましょう。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。