犬のてんかんとは?症状や対処法についてご紹介

犬のてんかんとは、時折バタンと倒れけいれんしてしまう病気で、パニックになってしまうこともあります。ここでは、犬のてんかんについて、症状や対処法についてご紹介します。 2022年02月24日作成

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犬のてんかんとは?

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犬の病気には、「てんかん」とよばれる病気があります。てんかんはけいれん発作や意識障害などを引き起こします。では、何が原因で発症するのでしょうか。
ここでは、犬のてんかんについてご紹介します。

「てんかん」とは?

てんかんとは脳に何らかの原因があり、脳内の神経細胞に突然発生する刺激により発作は引き起こされる病気です。慢性的な病気で、定期的にけいれん発作が起きます。
けいれん発作の中には、全身発作と部分発作に分かれ、犬の意思に関係なく引き起こされます。

てんかんの原因とは?

てんかんの原因は2つに分けられることができます。
1つ目は、特発性てんかんで、原因は特定できず、発作を定期的に繰り返します。一般的に特発性てんかんを患っている犬のほうが多いです。比較的若い年齢で発症することもあり、一生涯付き合っていく病気です。定期的に動物病院で検査しながら病気と付き合っていく必要があります。

2つ目は、症候性てんかんで、事故による外傷や病気が原因で引き起こされます。脳腫瘍や脳炎、水頭症などの病気が対象になります。症候性てんかんは特発性てんかんよりも、病状が悪化しやすいためより注意が必要な病気です。

発症しやすい犬種とは?

発症しやすいと言われている犬種は、アメリカン・コッカー・スパニエル、ゴールデンレトリバー、コリー、ジャーマンシェパード、ダックスフント、ビーグル、プードル、ボーダー・コリーなどです。
原因には遺伝的要因も関わってることもあるようですが、どんな犬にも引き起こす可能性がある病気です。親兄弟にてんかん発作を引き起こしている場合は、より注意しておきましょう。

てんかんの症状とは?

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てんかんは原因がわからないことが多く、症状がみられるタイミングもわからないためとても怖い病気です。では、てんかんはどんな症状がみられるのでしょうか。
ここでは、てんかんの症状についてご紹介します。

けいれん発作

けいれん発作には、全身発作と部分発作に分かれます。
全身性発作は意識のない状態でバタンと倒れガタガタとけいれんを起こします。犬がけいれん中は飼い主もパニックになることが多く、犬を慌てて抱き上げようとしてしまうこともあります。しかし、逆に飼い主や犬が怪我をしてしまう可能性があるため、落ち着いてそのままの状態で見守りましょう。
部分発作の場合は体の一部のみに起き、意識を失わない場合もあります。

これらの発作には前兆の発作として、焦点発作がみられることが多くあります。焦点発作には、顔や手足のけいれん、落ち着きがなくなる、床をなめる、口をくちゃくちゃさせる、よだれが出るなどの症状がみられます。他にも、その犬特有の焦点発作がみられることがあるため、発作が起きる前の犬の行動をしっかり思い出すことで発作が起きる予兆を知ることができます。

よだれが大量に出る

てんかん発作の症状として多くみられるのが、よだれが大量に出ることです。特に行動を起こしていないにもかかわらず、よだれが大量にみられる時には、後にけいれん発作を起こす可能性があります。犬の様子をしっかり観察していきましょう。
全身性発作の時は、汚れを拭き取ろうとすると犬に噛まれてしまう可能性があるため、見守るようにしましょう。

バタバタと暴れる

てんかん発作の症状として多くみられるのは、バタバタと暴れることです。全身性の発作で、意識を失っている場合が多いです。発作の時間により異なりますが、バタバタ暴れる時に家具や壁にぶつかって犬が怪我をしてしまう可能性があるため、発作が始まった時には、できるだけ早く身の回りの危険な物をどかしていきましょう。

てんかんが起きた時の対処法とは?

てんかんは意識を失いバタバタと暴れるため初めてみた時はどうしていいかわからなくなってしまいます。しかし、てんかんの時こそ、落ち着いてい対応することが大切です。
ここでは、てんかんは起きた時の対処法についてご紹介します。

動物病院を受診する

てんかん発作がみられた時には、できるだけ早く動物病院で相談することがおすすめです。
てんかん発作は症状が頻繁に起こることで脳に支障をきたし、発作をコントロールできなくなると、発作が止まらなくなってしまう可能性があります。発作が止まらなくなると体温が上昇し、体力がなくなっていくため、薬で眠らせなければいけなくなります。
そのため、動物病院で診察を受けて、てんかん発作をコントロールしていくことが大事です。内服薬により発作をコントロールできるようになると、発作の頻度も下がるようになります。

動物病院では、犬のてんかん発作が何により引き起こされているのか原因と突き止めるため、MRIやCTなどの精密検査を行い、原因に応じた治療法を決めていくことになるでしょう。

周りの物をどかす

てんかん発作が起きた時は、急いで犬の周りの物をどかしましょう。犬の発作はどんな動きをするか予測ができません。そのため、犬がぶつかって怪我をすることがないように、移動できる物はどかし、壁などにタオルなどを敷くなど、クッションになるようにしましょう。

てんかん発作中は動画を取る

てんかん発作が起きた時には、どんな発作であったか、何分くらいだったかなどを知ることが大切です。しかし、発作中は飼い主もパニックになることが多いため、犬の周りの物をどかしたら、動画を取ることがおすすめです。
動画を取ることで、何分間発作が起きていたのか、どんな発作だったのかをかかりつけの獣医師に見せることで伝えることができます。

さらに、携帯電話を操作することで少し落ち着くこともできるため、その後冷静に対処できるようになります。突発的な事態なので、パニックになってしまうのは当たり前のことです。慌てず落ち着いて行動しましょう。

犬の様子をしっかりみていきましょう

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ここでは、犬のてんかんについて、症状や対処法についてご紹介しました。犬のてんかんはけいれん発作がみられる病気で、けいれん中は声をかけても犬は反応することがなく、意識がないような状態となります。バタバタと暴れるため、心配して抱き上げてしまいたくなりますが、抱き上げることなく落ち着いて周りの物を移動させ、犬が怪我をすることがないようにしましょう。
発作の最中は動画やメモなどの記録を取っておくと、動物病院での診察もスムーズに行えます。
突発的な事態なので驚くかもしれませんが、落ち着いて行動するようこころがけましょう。

著者情報

こばやし

犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。

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