犬にレーズンは絶対NG!食べてしまったときの対処方法も解説

犬にレーズンは絶対に食べさせてはいけないことは、ご存知でしょうか?
犬にレーズンを与えると、場合によっては命に関わることもあります。
この記事では、犬がレーズンを食べてはいけない理由や、食べてしまったときの対処方法などについて解説します。 2022年03月05日作成

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犬がレーズンを食べてはいけない理由

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まずは本題である、犬がレーズンを食べてはいけない理由について解説します。
レーズンを与えると犬の命に関わる事態になってしまう可能性もあるため、「少しだけならいいかな」と軽率に考えないようにしましょう。

急性腎不全を発症する

犬がレーズンを食べると、急性腎不全を発症することがあります。
急性腎不全とは、腎臓の機能が急激に低下してしまい、身体に溜まった老廃物を排出できなくなる病気です。
「犬にぶどうを与えてはいけない」というのは有名ですが、当然ながら干したぶどうであるレーズンも犬が食べることはできません。
むしろ、干すことで栄養素が凝縮されているため、ぶどうよりも危険な食べ物であるといえます。

どの栄養素が犬に悪影響を及ぼす?

犬がレーズンを食べることで、尿路結石の原因となるシュウ酸カルシウムが生成されることはありますが、具体的にどの栄養素が原因となって急性腎不全を発症するのかはわかっていません。
ですが、世界中で犬にレーズンやぶどうを与えることで同様の事故が起こっていたため、犬がレーズンを食べると急性腎不全を発症するという認識が強まりました。

レーズンやぶどうの加工品を与えるのもNG

当然ながら、レーズンやぶどうの加工品を与えるのもNGです。
レーズンがちりばめられたレーズンパンはもちろん、ぶどうジュースやぶどうアイス、果肉を含んだヨーグルトなども与えてはいけません。
ぶどうジュースやアイスであれば、ぶどうの果汁が含まれていない可能性もありますが、糖類などの添加物が犬の肥満などの原因となってしまいます。
犬の健康のことを第一に考えるのであれば、ドッグフードや犬用おやつ以外は与えないようにしましょう。

犬がレーズンを食べたときの症状

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次に、犬がレーズンを食べたときの症状について見ていきましょう。
また、どれくらいの量を食べたら致死量に達するのかについてもご説明します。

嘔吐、下痢

犬がレーズンを食べたときにみられる症状としては、嘔吐や下痢が挙げられます。
嘔吐や下痢は、食べ物の中毒やアレルギーによる症状として、初期症状として現れることが多いです。
だいたい、犬がレーズンを食べてから1~4時間後に症状がみられます。

水をたくさん飲む

嘔吐や下痢以外の初期症状のほかに、水をたくさん飲むこともあります。
また、元気がなく食欲不振になることもあるでしょう。
この状態の犬を放置しておくと、重症化してしまうことがあるため注意が必要です。

呼吸困難、尿が出にくい

レーズンが原因で急性腎不全を発症すると、呼吸困難や尿が出にくくなるなどの症状が現れます。
急性腎不全により、尿を作る機能が壊れてしまい一切尿が出なくなると、命に関わるでしょう。
このような症状が現れると、犬に危険が迫っている証拠です。
初期症状が現れる前に対処することが大切です。

致死量は犬の体重1kgあたり11g

個体差はありますが、レーズンの致死量は犬の体重1kgあたり11gです。
レーズンが1粒あたり0.6g程度なので、3kgの小型犬であれば約55粒のレーズンを食べると致死量に達する計算になります。
しかし、先述したとおりレーズンは栄養素が凝縮されているため、数粒程度のレーズンであっても中毒を起こしてしまう可能性があるでしょう。

犬がレーズンを食べてしまったときの対処方法

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最後に、犬がレーズンを食べてしまったときの対処方法をご紹介します。
犬の命を守るためにも、正しい対処をしましょう。

動物病院へ連れて行く

犬がレーズンを食べてしまったら、食べた量に関係なくすぐに動物病院へ連れて行くことをおすすめします。
動物病院であれば、万が一犬に中毒症状が現れても対処できますし、急性腎不全などの症状にも対応してもらえます。
動物病院では、犬がレーズンを食べた時間や量、その後の症状などを明確に伝えましょう。
治療としては、嘔吐を促したり胃洗浄をしたりします。
また、点滴などを行うこともあるでしょう。

急性腎不全を発症したときは入院する

犬がレーズンを食べたことで急性腎不全を発症したときや重症化したときには、入院をします。
レーズンにより犬の腎臓にダメージが残ったときには、完全な回復は難しいといわれています。
そのため、退院をした後にも定期的な通院をする必要があるでしょう。
完治することがなく、犬の身体にも大きな負担となるため、誤飲を防ぐためにも犬の手の届く範囲にレーズンを置いておくことは避けなければなりません。

無理やり吐かせるのはダメ

飼い主によっては、動物病院に連れて行く前に無理やり犬に吐かせようとする人もいるでしょう。
しかし、犬に無理やり吐かせるのは絶対にやめましょう。
インターネットには、犬に塩水を飲ませることで吐かせることができるなどと、誤った情報が溢れています。
無理やり吐かせるのは犬の負担になることはもちろん、塩水により塩分過多となる場合や、さらに腎臓に大きな負担をかける原因になります。

犬にレーズンを与えるのは絶対にやめましょう

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レーズンは、おつまみのようにサッと食べられるため、少量であれば犬に与えても問題ないと考える人もいるかもしれません。
しかし、レーズンは犬にとって急性腎不全の原因となる危険な食べ物です。
もちろん、レーズンの原料であるぶどうも、犬に与えてはいけません。
また、レーズンに含まれるどの成分が腎臓に悪いのかもわかっていません。
一度急性腎不全を発症すると、二度と元の身体に戻ることはできないでしょう。
完治ができずに、長期間の入院や通院をする生活が待っています。
飼い主の軽率な行動により犬を危険に晒さないためにも、レーズンを含めた人間の食べ物は一切犬に与えないようにしましょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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