犬の尿路結石症の原因は?
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まずは、犬の尿路結石症の原因をご説明します。
原因はいくつか考えられるため、もしも愛犬に尿路結石症の疑いがある場合には、どれに当てはまるかチェックしてみるとよいでしょう。
食事
犬の尿路結石症は、栄養の偏りによっても発症することがあります。
結石の原因にもなるミネラル分の多いものを飲食したり、たんぱく質を過剰摂取したりすることは、尿路結石症になりやすいと考えられるため注意しましょう。
膀胱炎
尿路結石症を発症することで膀胱炎を併発することがありますが、逆に膀胱炎が原因で尿路結石症を発症することもあります。
これは、膀胱炎により膀胱内で細菌が増殖することにより、尿の酸性度がアルカリ性に傾くためです。
おしっこの回数が少ない
おしっこの回数が少ない犬は、日頃から尿路結石症に注意する必要があります。
おしっこの回数が少ないということは、膀胱におしっこが溜まる時間が長いことに繋がります。
そうすると、膀胱内のおしっこのミネラル濃度が高くなり、結石ができやすくなるでしょう。
特に寒い時期は水を飲む回数が減るため、犬にどうやって水を飲ませるのか考えることが大切です。
犬の尿路結石症の予防方法
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犬の尿路結石症は、日頃から予防をすることができます。
もちろん完全に発症を防ぐことは難しいですが、日常的に尿路結石症に気を配ることで発症をある程度抑えることが期待できるでしょう。
水をたくさん飲ませるようにする
当然のことですが、水をたくさん飲めばそれだけおしっこの回数が増えます。
そのため、日頃から水をたくさん飲ませるようにするのは、犬の尿路結石症の予防になるでしょう。
水をたくさん飲ませるためには、さまざまな工夫が必要になります。
生活をする上でよく通る場所に飲み水を設置する、食事の際にドッグフードに水を混ぜて与えるなどをすることで、犬は水を飲む機会が多くなるでしょう。
もちろん、暑い時期は水を飲ませることで熱中症対策にもなるため、飲み水は切らさないようにしなければなりません。
おしっこの回数を増やす
おしっこの回数を増やすことで膀胱内におしっこが溜まりにくくなるため、尿路結石症の予防になります。
犬のおしっこの回数を増やす方法としては、先述したように水をたくさん飲ませることが挙げられます。
また、外でしか用を足さない犬であれば、こまめに外に出しておしっこをする機会を増やしてあげましょう。
食事療法食を与える
犬の尿路結石症は、一度発症すると完治した後も再発しやすいといわれています。
そのため、治療中は食事療法食以外を与えないようにしましょう。
もちろん、私たち人間が食べているものを犬に与えるのは絶対にいけません。
ただし、健康な犬が食事療法食を食べると塩分過多になる可能性があるため、一度獣医師に相談したほうがよさそうです。
犬の尿路結石症におすすめの食事療法食4選
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犬が尿路結石症を発症した際には外科手術を行うこともありますが、食事療法によって食事管理を行うことが多いです。
最後に、おすすめの食事療法食をご紹介します。
ナチュラルハーベスト 食事療法食 フラックス
マグネシウムの含有量を調節して、結石の形成を抑えることが期待できるドッグフードです。
また、ドッグフード中に含まれるアミノ酸などのバランスの調節もしています。
このドッグフードは、形成された結石の溶解を目的としていないため、日頃から尿路結石症に気をつけたい犬におすすめです。
ロイヤルカナン 犬用 ユリナリーS/O ライト ドライ
弱酸性の尿になるように、ミネラルなどの栄養バランスを調整したドッグフードです。
栄養バランスを調整することで、健康的な尿量の維持も期待できます。
また、体重の増加を懸念している人のために、カロリー密度を低く調整している点もポイントです。
フォルツァディエチ リナール アクティブ ドッグ
腎臓の健康維持に配慮した、食事療法食です。
ドッグフード内に含まれるさまざまな成分により、カリウムとナトリウム比率を調整して、腎臓への負担を減らしてくれることが期待できます。
急性腎不全や慢性腎不全の予防も期待できるため、愛犬の腎臓の健康に気を付けている人はこのドッグフードがおすすめです。
フォルツァ10 アクティウェット リナール(腎臓ケア)ラム缶
北欧アイスランドの大自然の恵みを主原料とした、腎臓ケアに配慮されたウェットフードです。
ウェットフードでありながら総合栄養食でもあるため、このドッグフードを与えるだけで健康を維持することが期待できます。
低たんぱく、低ナトリウム、そして低リンにより腎臓への負担を和らげてくれるでしょう。
日頃から犬の尿路結石症を予防しよう
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犬の尿路結石症は、対策をすることである程度の予防をすることができます。
日頃からあまり水を飲まない犬であれば、ドッグフードに水を混ぜるなどをして水分を摂取する機会を増やしてあげましょう。
また、外でしかおしっこをしない犬には、定期的に外出しておしっこをさせます。
腎臓に負担がかからないように、私たち人間の食べているものを犬に与えないことも、尿路結石症の予防になるはずです。
これらの対策を日頃から行い、犬を尿路結石症から守ってあげましょう。
まるごと犬のくらし CAP!楽天支店(参照日:2021-09-08)
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ペットの専門店コジマ楽天市場店(参照日:2021-09-08)
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。