猫の水分補給は大切！効果的な水分補給の方法をご紹介

まずは、猫の水分補給の必要性を解説します。
また、なぜ猫はあまり水分補給をしないのかについても見てみましょう。

猫の祖先といわれるリビアヤマネコは、砂漠で生活をしている動物です。
そのため、水をあまり飲まなくても生活ができる身体の作りになっています。
猫も同様に、日頃生活をしている上で水を飲むことは少ないです。
しかし、猫は1kgあたり約20～45mlの水を必要としているといわれています。
これは、成猫で換算するとだいたいコップ1杯分の水を飲まなければならないということです。
もちろんかならずコップ1杯分の水を飲まなければならないというわけではありませんが、ある程度の健康を維持するためには、やはり水分補給は大切といえるでしょう。

先述したように、猫はあまり水を飲みません。
そのため、脱水症状に陥りやすいといわれています。
また、体調不良により下痢や嘔吐をした場合にも注意が必要です。
猫は身体の水分が60～80%と考えられているため、下痢や嘔吐により体内の水分が外に出ると脱水症状のリスクはさらに高くなるでしょう。

暑い時期に水分補給をしなければ、熱中症のリスクが上がってしまいます。
熱中症は命に関わるため、しっかりと予防する必要があります。
熱中症の予防方法としては、やはり水分補給が一番効果的です。

ほかにも、エアコンを使用することもおすすめです。
ただし、エアコンを使用する際は26～28℃で温度設定をしましょう。
暑い時期にはエアコンと水分補給を行うことで、猫の熱中症は予防することが可能です。

次に、効果的な猫の水分補給の方法についてご紹介します。
「猫があまり水を飲んでくれない」と悩んでいる人は、これらの方法で水分補給をさせてみてはいかがでしょうか？

猫はきれい好きな動物のため、汚れた水は飲まない可能性があります。
そのため、飲み水は1日1～2回新しいものに交換しましょう。
ただし、硬水のミネラルウォーターは猫の腎臓に負担がかかるため避けることをおすすめします。

普段はあまり水を飲まない猫ですが、水を飲まなくても食事によって水分を補給しています。
野生の猫であれば、生肉などからも水分補給をすることができるでしょう。
ドライフードでも水分補給をすることはできますが、やはりウェットフードのほうが水分量は多いです。
それぞれのフードの水分量は、ドライフードで約10%、ウェットフードの場合は約80%です。
そのため、ウェットタイプのフードやおやつを与えることで、効果的に美味しく水分補給をさせることができるでしょう。

猫は1日の大半を寝て過ごすため、水を飲みに行くためだけに動こうとはしないかもしれません。
そのため、猫が歩く場所の何ヶ所かに飲み水を設置してあげるとよいでしょう。
そうすることで、猫はなにかの用事のついでに水を飲んでくれることが期待できます。

あまり水を飲まない猫には、ドライフードにスープをかける方法もおすすめです。
もちろん人間用のスープではなく、猫用に販売されているスープを与えましょう。
美味しく水分補給ができる上、夏バテによる食欲不振の対策にもなります。

最後に、猫の水分補給におすすめのグッズをご紹介します。
猫に喜んで水分補給をしてもらうために、これらのグッズを活用してみましょう。

水が循環して流れ続けることにより、水が腐る心配が少ない自動給水器です。
静かな音で水が流れ続けるため、警戒心の強い猫でも問題なく飲んでくれるでしょう。
また、紫外線ランプで水の中を除菌する機能も付いています。

ウェットフードであれば、効果的に猫に水分補給をさせることが可能です。
食べ切りの小分けパックになっているため、猫は美味しく食事ができるでしょう。
香料と着色料が不使用なのも、嬉しいポイントです。

猫の大好きなまぐろを、ペースト状にした商品です。
猫の体液に使いミネラルバランスに調整しているため、体内でスムーズに水分補給をすることができるでしょう。
食欲のないときに、ドライフードに少し混ぜて与えるのもおすすめです。

宮崎県産の鶏肉を使用した、贅沢なスープです。
25gの小容量タイプなので、気軽に猫に水分補給をさせることができるでしょう。
安心の国産品であるのもポイントです。

猫に十分に水分補給をさせることは、熱中症対策に繋がります。
熱中症以外に脱水症状の予防にもなるため、こまめに水分補給をさせておいたほうがよいでしょう。
しかし、猫はあまり水を飲まない動物です。
そのため、ウェットフードやスープなどを上手に使い、猫が喜んで水分補給をしてくれるように工夫をすることをおすすめします。