猫に必要なカロリーとは?おすすめキャットフードもご紹介

猫が健康的に生活するためには、適切な量のカロリーを摂取する必要があります。カロリーは、猫の年齢やライフステージ、体格などにより異なります。ここでは、猫に必要なカロリーや、おすすめキャットフードについてご紹介します。 2021年07月05日作成

  • 猫のカテゴリ - 猫の食べ物猫のカテゴリ - 猫の食べ物
  • VIEW:14,633

猫に必要なカロリー量とは?

出典:https://www.shutterstock.com

猫にとって健康的に生活するためには、ごはんの内容だけでなく、量も関係してきます。猫には1日に必要なカロリーがあり、それを満たすためにごはんの量を調整する必要があります。
ここでは、猫に必要なカロリー量についてご紹介します。

成猫であれば1日体重1kgあたり約64kcal

健康的な成猫であれば、体重1kgに対して1日64kcal程度が理想です。
1日に体重1kgの成猫は50~70kcal、体重3kgの成猫は110~160kcal、体重5kgの成猫は150~220kcal程度が必要となります。

1日の必要カロリーは猫の運動量によっても異なります。運動量が多い成猫はごはんの量を増やし、あまり体を動かさない成猫は減らしてあげることをおすすめします。

ライフステージによって必要なカロリー量も変化する

猫の必要なカロリーはライフステージにより異なります。ライフステージは大きく分けて「成長期」「維持期」「高齢期」の3つに分けて考えられることが多いようです。
キャットフードも猫のライフステージごとに種類が分かれている場合もあるため、猫の年齢に合った餌を適切な量で与える必要があります。

成長期である子猫の場合は、発育のために多くのカロリーや栄養素が必要になるため、子猫用のキャットフードもカロリーや栄養素の含有量が多めに設計されています。

維持期である成猫になった後も子猫用のフードを与え続けてしまうとカロリーオーバーとなり、肥満の原因になってしまう場合があります。

高齢期のシニア猫の場合は代謝も落ち、運動量も減少していくため、成猫よりも少ないカロリーで済むようになります。

このため、猫のライフステージに合わせてフードの切り替えていくことが必要になります。

必要なカロリーの計算方法とは?

出典:https://www.shutterstock.com

キャットフードのパッケージの給与量の欄などにフードの量は記載がありますが、愛猫のカロリー量を知るためには計算が必要になります。ここでは、給与量の計算方法についてご紹介します。

手順① 基本となるカロリー量を算出する

愛猫の1日に必要なカロリーを計算するためには、計算式を使用しましょう。
計算式は「30×体重(kg)+70」となります。
体重が5kgの猫Aがいると仮定して、
この場合は30×5.0(kg)+70という計算式が成り立ち、
30×5.0+70=220
1日の基本的な必要カロリーは220kcalとなります。

手順② ライフステージ倍数をかける

手順①で基本となるカロリー量を算出したら、次にライフステージ倍数をかけていきます。ライフステージ倍数とは、以下のように成猫の体格やライフスタイルにより合わせるための数値のことです。

ダイエット中の猫 ×0.8
肥満傾向にある猫 ×1.0
避妊去勢手術を行っていない成猫 ×1.2
避妊去勢手術を行っている成猫 ×1.4
活発に動く成猫 ×1.6
妊娠中・授乳中の猫 ×2.0

このように猫の体型や状態によって掛ける数値が変わります。

計算式は、「基本のカロリー×ライフステージ倍数」です。
先程の体重5kgの猫Aがダイエット中だった場合、手順①で算出した220kcalに0.8を掛けます。
220×0.8=176kcalが猫Aに1日必要なカロリーということなります。

カロリー計算は動物病院でも教えてもらうことができます。闘病中の猫やカロリー計算がわからない場合は、相談してみましょう。

おすすめキャットフードをご紹介

愛猫の健康的な生活のためにも、飼い主は猫の年齢や体格、ライフスタイルを理解し、猫に合わせてキャットフードの量や種類を管理してあげる必要があります。
ここからは、おすすめのキャットフードについてご紹介します。

ニュートロ ナチュラルチョイス 穀物フリー

穀物が苦手な猫のための、穀物不使用キャットフードフードです。アレルゲンになりにくい食材を使用しているため、アレルギー体質の猫におすすめです。主要原材料にサーモンを使用しており、嗜好性も抜群です。消化吸収の健康維持にも配慮しており、お腹に優しいごはんになっています。


ニュートロ ナチュラルチョイス 穀物フリー

ナチュラルバランス ホールボディヘルス

猫に必要な栄養をバランスよく配合した、オールステージ対応のキャットフードです。子猫からシニア猫まで与えることができるので、キャットフードの切り替えによる食欲不振の心配はありません。大豆、卵、乳製品、小麦、とうもろこしは一切使用していないのでアレルギー体質の猫でも安心です。


ナチュラルバランス ホールボディヘルス

アーテミス フレッシュミックス フィーライン

子猫からシニア猫まで幅広くサポートしてくれるキャットフードです。原料はUSDAで認証されているものを使用し、人も食べることができるレベルの食材を使用しています。副産物を一切使用しておらず、高品質のごはんを与えることができます。良質なタンパク質をバランスよく配合しているので、しっかりと栄養を摂取することができるのも特徴の1つです。


アーテミス フレッシュミックス フィーライン

ピュリナワン キャット 避妊・去勢した猫の体重ケア

避妊去勢手術を行った、子猫からシニア猫に対応したキャットフードです。天然の食物繊維を配合しており、毛玉ケアに配慮しているのも特徴の1つです。合成着色料や香料無添加なので安心して与えることができます。
カロリー量はパッケージに記載がありますので、猫の体型・体調に合わせて調節していきましょう。


ピュリナワン キャット 避妊・去勢した猫の体重ケア

愛猫に必要なカロリーの量を把握しよう

出典:https://www.shutterstock.com

ここでは、猫に必要なカロリーや、おすすめキャットフードについてご紹介しました。キャットフードを利用している方であれば、愛猫に必要な給与量が記載してあるので、毎回カロリー計算をする必要はあまりないかもしれません。
しかし、覚えておくと、ふと気になったときなどに気軽に計算することができます。カロリーは過剰でも不足になっていてもいけません。とくに、ライフステージの変わるタイミングに愛猫のカロリーを調べてみるといいかもしれませんね。

参考サイト

charm 楽天市場店(参照日:2021-06-14)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/274802/
https://item.rakuten.co.jp/chanet/187785/
https://item.rakuten.co.jp/chanet/182424/

ペットニュートリション楽天市場店(参照日:2021-06-14)
https://item.rakuten.co.jp/petnutrition/nbc-wbh-06/

著者情報

こばやし

犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。

オススメ

新着記事