犬の乳歯の生え変わりについて
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まずは、犬の乳歯の生え変わりの時期について見てみましょう。
いつごろどのように抜けるかを知っておくことで、そのときに向けて備えることができます。
犬の乳歯はいつ生え変わる?
犬の乳歯が抜けて永久歯に生え変わる時期は、生後2ヶ月頃からといわれています。
それから生後7ヶ月頃まで、徐々に乳歯は永久歯へと生え変わります。
犬は乳歯から永久歯への生え変わりの時期は、歯のまわりに違和感があるため、口を動かしたりおもちゃを噛んだりするような行動が見られるでしょう。
犬の乳歯はどうやって抜ける?
犬の乳歯が抜けても、飼い主は気が付くことが少ないでしょう。
なぜなら、犬が食事をしているときなどに、いつの間にか抜けているからです。
小型犬であれば特にそうですが、犬の乳歯はとても小さいため、気が付く前に掃除をしてしまっていることが考えられます。
また、おもちゃで遊んでいるときなどに乳歯が抜けて、床に落ちていることもあるでしょう。
食事をしているときやおもちゃで遊んでいるときなどに乳歯が抜けたのであれば、犬の乳歯を見る機会があるかもしれません。
ですが、犬は乳歯が抜けた後に乳歯をそのまま飲み込んでしまうことも多いため、愛犬の乳歯から永久歯へ生え変わったことも気が付かなかったという人もいるはずです。
乳歯遺残に注意
乳歯遺残とは、犬の乳歯が抜けきらないうちに永久歯が生えてしまうことをいいます。
これを放置しておくと、犬の歯並びが悪くなる、歯石が溜まりやすくなるなどのデメリットが多いため、気が付いたらすぐに動物病院に連れて行くようにしましょう。
歯磨きをはじめる時期
犬の歯磨きは、子犬のころからはじめたほうが良いといわれています。
そのため、永久歯が生える前から歯磨きをはじめることをおすすめします。
子犬のころから歯磨きをしていると、成犬になってからも嫌がることは少ないです。
早いうちから慣れさせるためにも、乳歯の子犬のころから歯磨きをするようにしましょう。
犬の歯の仕組み
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私たち人間と犬の歯は、少し違います。
ここでは、犬の歯の仕組みについて見ていきましょう。
犬の乳歯はいつから生えはじめる?
犬の乳歯は、生後3週間ごろから徐々に生え始めます。
そして、生後8週間のころには、ほとんど乳歯は生えそろっているでしょう。
犬の歯の本数
私たち人間の歯は、28~30本といわれています。
それに対して犬の歯は42本と、人間よりも多くの歯が生えています。
子犬のころの乳歯は、切歯12本、犬歯4本、そして前臼歯12本の計28本ですが、永久歯に生え変わると42本と人間以上の歯の本数になるのです。
それぞれが肉を噛みきるものや食べ物をすり潰すなど、役割を持っています。
犬の口腔環境
私たち人間の口腔環境は、中性に近いといわれています。
ですが、犬の口腔環境はアルカリ性と、ここでも大きな違いがあります。
また、歯垢が歯石に変わる日数が、人間約20日に対して犬は約3~5日ととても短いです。
それに加えて、アミラーゼという人間の唾液に含まれる酵素が、犬には含まれていません。
アミラーゼはデンプンを糖に分解する酵素で、これが含まれていないというのは虫歯菌の餌となる糖が口内に残りにくいということに繋がります。
さらに、犬の歯は尖っており、人間の歯は凹凸になっています。
これらのことから、私たち人間は虫歯になりやすく、犬は虫歯になりにくいということがわかるでしょう。
ただし、犬は虫歯になりにくい反面、歯周病にはなりやすいといわれています。
犬を歯周病から守るためにも、日々のデンタルケアが大切になるのです。
犬のデンタルケアにおすすめのおもちゃ4選
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犬の歯の健康を維持するためには、毎日のデンタルケアが欠かせません。
最後に、気軽に犬のデンタルケアができるおもちゃをご紹介します。
(1)鹿の角 Sサイズ
本物の鹿の角を使用した、犬用おもちゃです。
たくさん噛むことにより歯と歯茎を刺激してくれるため、デンタルケアが期待できるでしょう。
角の切り口は丸く加工しており、犬が怪我をする心配もありません。
また、オゾン水で洗浄後に熱風乾燥しているので、安心して与えることが可能です。
(2)デンタルロープ サファリパーク
キリンとワニとゾウの、可愛らしいおもちゃです。
ロープを噛むことで、デンタルケアの期待ができます。
柔らかいおもちゃのため、シニア犬でも問題なく使用することができるでしょう。
(3)デンタトーイ 噛み木S
木の形をした、デンタルケアができる犬用おもちゃです。
ハードタイプになっており、たくさん噛むことで歯と歯茎の強化が期待できるでしょう。
プラスチックと弾力のある合成ゴムの、異なる2つの硬さで飽きずに遊ぶことが可能です。
(4)アドメイト ナチュラルコットンロープM
天然素材のコットンを編んで作られた、犬用おもちゃです。
犬といっしょに引っ張り合いをすることで、犬とのコミュニケーションにもなるでしょう。
ロープ部分を強く噛んで遊ぶことで、デンタルケアも期待できます。
犬が子犬のころからデンタルケアをしよう
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犬の乳歯は、私たち飼い主が気付かないうちに抜けて永久歯へと生え変わっています。
また、抜けた乳歯は犬がそのまま飲み込んだり飼い主が掃除機などで吸いこんだりして、愛犬の乳歯を見る機会がないこともあるでしょう。
食事はもちろん、遊ぶときにも口を使うため、犬の歯の健康を維持するのはとても大切です。
なるべく乳歯が生えている子犬の頃からデンタルケアを行うことで、シニア犬になっても健康的な口内を維持できるでしょう。
charm(参照日:2021-05-10)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/174703/
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。