犬のお手の教え方
出典:https://www.shutterstock.com/
まずは本題である、犬のお手の教え方についてご紹介します。
おそらく、どんな犬種でも3日もあればお手をマスターすることができるはずです。
犬にコマンドを出す
犬のしつけは、すべてコマンド(命令)からはじまります。
コマンドを出さずに犬が行動をすることはありませんし、そもそも飼い主がコマンドを出していないのにも関わらず犬が勝手に行動をすることは、しつけにおいて許されることではありません。
そのためお手のしつけをするときにも、犬の正面に立ち、はっきりと大きな声で「お手」とコマンドを出してからはじめましょう。
犬を誘導する
犬にコマンドをした後は、まず犬がどのように行動するのかを待ちます。
おそらく犬に何も教えていないときは、犬は「お手」のコマンドを出されてもキョトンとしているはずです。
そのため、犬に「お手」の姿勢になるように誘導する必要があります。
左手で犬の右手を持ち、お手の姿勢にしてあげましょう。
そこで、思い切り犬を褒めてあげます。
これを何度も続けることで、犬は「お手」の姿勢になると褒めてもらえると理解するようになるでしょう。
また、犬を褒めた後にはおやつやボールなどのご褒美を与えます。
ご褒美を与えて、犬に「しつけをするとご褒美がもらえる!」と、モチベーションを高く持ってしつけに取り組んでもらうことが大切です。
これが、犬のお手の教え方となります。
犬のお手を教えるときの注意点
出典:https://www.shutterstock.com/
犬のしつけでは簡単なものに分類されるお手ですが、少なからず注意点もあります。
注意点を守って、犬にしつけは楽しいものと覚えてもらうようにしましょう。
犬が勝手に行動をしたら褒めない
よくあるのが、飼い主がお手のコマンドを出す前に、犬が予測してお手をすることです。
また、そうして犬が勝手に行動をしているにも関わらず、飼い主が「もうお手を覚えているの!」と犬を褒めるのは絶対にしてはいけません。
先述したように、犬のしつけはかならず飼い主のコマンドからはじまります。
飼い主がコマンドを出さずに犬がお手をしているのであれば、それはしつけが成功しているのではありません。
むしろ犬が勝手に行動をするのは、しつけの失敗です。
そのため、犬を褒めるときは、かならず飼い主のコマンドに犬が反応したときのみにしましょう。
ご褒美は褒めた後に与える
これも犬のしつけをする上でよく見かけますが、犬を褒めるのと同時にご褒美を与えるのはやめましょう。
ご褒美は、犬を褒めた後に与えることが大切です。
褒めるのと同時にご褒美を与えてしまうと、犬は「飼い主に褒められること」ではなく、「ご褒美をもらうこと」をモチベーションにしつけに取り組むようになってしまいます。
つまり、ご褒美がなければ飼い主のいうことを聞かない犬になってしまうということです。
また、犬を褒めた後にご褒美を与えることで、犬は「ご褒美を与えられたから、これは正しいことをしたんだ!」と理解するようになるでしょう。
お手の姿勢を覚えさせる
犬にお手を教えるときは、お手の姿勢を覚えさせるようにしましょう。
お手の正しい姿勢とは、飼い主の正面に座って右手を差し出すことです。
これを、犬がさまざまな体勢になっているときにしつけをします。
犬が立った状態なのを座らせてからお手をさせるのではなく、伏せや寝ている状態からお手も試してみましょう。
さまざまな体勢であっても、飼い主のコマンドに反応して正しいお手の姿勢になれたら、それは完璧にお手をマスターしたということになります。
しつけのご褒美におすすめの犬用おやつ4選
出典:https://www.shutterstock.com
最後に、しつけのご褒美におすすめのおやつをご紹介します。
ご褒美をモチベーションに、犬はお手に積極的に取り組んでくれるでしょう。
(1)やわらかおやつのおたのしみセット(5袋)
ビーフステーキやまぐろキューブなど、5つのおやつがセットになった商品です。
それぞれ80gずつの包装になっているため、犬は飽きずにさまざまなおやつでしつけに取り組むことができます。
愛犬がどのおやつが気に入るかわからないと不安な人は、これを買っておけば間違いないでしょう。
(2)チキンジャーキー
丸鶏の美味しさをまるごと閉じ込めた、チキンジャーキーです。
細切タイプのため、小型犬でも食べやすいでしょう。
800gの大容量パックのため、多頭飼いをしている人にもおすすめです。
(3)ひとくちダイス ビーフ
犬のしつけは何度も褒めなければならないため、その都度ご褒美が必要になります。
しかし、おやつを都度与えていたら犬の肥満も心配です。
そのため、大きなおやつであれば小さくちぎってから与える必要があります。
このおやつはダイス状に小さくカットされているため、小さくちぎる手間もなく、手軽に犬に与えることができるでしょう。
(4)きらり ササミ さつまいも入り
鶏肉の味わいに、さつまいもの香りをプラスしたおやつです。
嗅覚に優れた犬は、さつまいもの香りに反応して喜んで食べてくれるでしょう。
柔らかいため、子犬や小型犬でも問題なく食べることができます。
お手は犬のしつけの基本!
出典:https://www.shutterstock.com/
お手は、犬にとってしつけの入門ともいえます。
そのため、適当に教えることはできません。
適当に教えてしまうと、その後のしつけも真剣に取り組んでくれないでしょう。
お手のしつけから、犬にしつけは楽しいものだと理解させる必要があります。
しっかりと褒めてご褒美を与えて、犬にはしつけに対してモチベーションを高く持って取り組んでもらいたいものです。
ペット食彩館(参照日:2021-05-10)
https://item.rakuten.co.jp/petshoku/10019507/
charm 楽天市場店(参照日:2021-05-10)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/198065/
Pet館(参照日:2021-05-10)
https://item.rakuten.co.jp/dog-kan/1231740/
ペットランドピースワン楽天店(参照日:2021-05-10)
https://item.rakuten.co.jp/peaceone/10025342/
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。