【犬と英語】覚えておけば役に立つ?犬にまつわる英語表現とは

英語の表現のなかには犬にまつわるものがたくさんあります。犬自体をあらわす表現にも複数の種類があるのはもちろん、日本語のことわざと類似しているものもあります。そこで今回は、犬好きならぜひ知っておきたい「犬にまつわる英語表現」をご紹介します! 2021年02月21日作成

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“犬”の英語表現はたくさんある!あなたはどれだけ知っていますか?

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そもそも“犬”をあらわす表現にはさまざまな種類があるのを知っていますか?
有名なものを下記でご紹介します。

“犬”をあらわす英語表現

●dog<ドッグ>…犬
犬全般をあらわす際に用いられる代表的な表現です。

●pooch<プーチ>…犬
犬をあらわす古くからのスラングです。

●doggo<ドッゴ>…犬
2013年あたりから流行しはじめた犬をあらわすスラングのひとつ。
犬のおもしろ動画などで活用される場面が多く、「少しマヌケでかわいい犬」という意味合いが含まれています。

●pappy<パピー>…子犬
pup(ハプ)、pupper(パッパー)などの表現もあります。

●doggy<ドギー>…わんちゃん
小さな子供が犬を表現する際に用いられる。日本語の「ワンワン」に近い表現方法です。
ちなみに、レストランなどで料理を持ち帰るときに使う容器のことを、doggy bag(ドギーバッグ)といいます。

●canine<ケイナイン>…警察犬、軍用犬
警察犬や軍用犬、使役犬などを指して用いられる。もともとは「イヌ科」という意味がある。また、アメリカの警察犬は、このcanineをもじって「K-9」と称されています。

英語を使ってやってみよう!犬のしつけに関する英語表現

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犬のしつけをおこなう際に用いられる声かけの英語表現をいくつか見ていきましょう。

犬のしつけにつかえる英語表現

●Paw<パウ>…お手
このほかにも、Shake my handなどを用いることがあります。別の足を差し出すよう指示をする「おかわり」は、other paw、other hand
といいます。

●Sit<シット>…お座り

●Down<ダウン>…伏せ
このほかにも、rest(レスト)を用いることもあります。

●wait<ウェイト>…待て
同様の意味合いでStay(ステイ)が用いられますが、こちらはもう少し強い意味で「動くな」と命令する際に使います。

●come<カム>…(こっちに)こい、おいで

●Off<オフ>…離れろ

簡単に使えるものを中心に選んでみました。
しつけをおこなう際に活用してみてください!

人気の犬種 チワワやゴールデンレトリバーの名前の由来って何?

あなたの飼っている犬種(dog breed:ドッグブリード)は英語でどのように表現されているでしょうか。
人気の高い犬種の英語表現方法と、その名前となった由来を紐づけていくつかご紹介します。

① Chihuahua…チワワ

メキシコのチワワ(Chihuahua)州原産であることが名前の由来とされています。

② Golden Retriever…ゴールデンレトリバー

ゴールデンレトリバーはもともと猟犬として交配された犬種です。
撃ち落とされた水鳥などを回収する役割を担っていたため、「回収する」という意味のretrieve(レトリーブ)と、金色の毛色をさすgolden(ゴールデン)を合わせてできた名前とされています。1920年頃までは、ゴールデンレトリバーのほかに「Yellow Retriever(イエローレトリバー)」と呼ばれていた時期もあったそうです。

③ Labrador retriever…ラブラドールレトリバー

カナダにあるラブラドール地方の犬種をイギリスへ持ち込んで交配・改良がおこなわれました。その際に名前をつけるにあたって、原産地名であるLabrador(ラブラドール)が採用されました。

ゴールデンレトリバーと同様、猟犬として活躍していた歴史もあることから、「回収する」という意味のretrieve(レトリーブ)が含まれています。

④ Dachshund…ダックスフンド

ダックスフンドはドイツ語が名前の由来とされる犬種です。
もともとアナグマ猟をする犬種だったことから、アナグマを表すdachs(ダックス)と犬を表すhund(フンド)を組み合わせたとされています。

⑤ Beagle…ビーグル

ビーグルはうさぎ狩りをおこなう猟犬として用いられてきた犬種です。
名前の由来には諸説あり、古英語で「小さな」という意味があるbegeleからきているなどの説があります。

さまざまな国や地方の言葉が語源となっていることも多い犬種ですが、現在では英語表現のなかで広く世界的に活用されています。

“cats and dogs”これどういう意味?Dogを用いた英語のことわざ

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Dogを用いた英語表現のなかには日本のことわざと意味が似ているものが多く存在します。

① cats and dogs

「いがみ合っており、お互いに相手を嫌っている」という意味のことわざである『犬猿の仲』と似た意味があります。

これは、猫と犬が特別に不仲なわけではなく、「性質の違う生き物同士が出会えば、互いに警戒するのも仕方ない」との考えからきている言葉のようです。

② Love me, love my dog

「だれかを憎むようになるとその人の周りもすべて憎くなる」という意味があります。『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』に似た表現といえるでしょう。

英語を直訳すると「私を愛するなら私の犬まで愛して」となるため、日本語とは異なる言葉の印象を受けるフレーズのひとつです。

③ If you lie down with dogs, you will get up with fleas

「付き合っていく人の良し悪しによって、人は善悪どちらにもなってしまう」という意味の『朱に交われば赤くなる』と似た意味があります。

④ Two dogs fight for a bone and the third runs away with it

「両者が争っている隙に別の者が利益を得る」ことをあらわす、『漁夫の利』と似た意味を持ちます。

⑤ Let sleeping dogs lie

「物事に関係しないようにすれば、不要な問題に巻き込まれないで済む」という意味の、『触らぬ神に祟りなし』と類似の意味を持ちます。

犬にまつわる英語表現をもっと勉強してみよう!

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日頃から聞き覚えのあることわざと似た意味を持つフレーズや、犬自体を表す単語だけでも複数存在するなど、犬にまつわる英語表現がたくさんあります。
SNSで海外のかわいい犬の動画を見た際にも、少し英語がわかるだけで、楽しみが増えるかもしれません。
また、しつけ教室などでは、英語をつかってしつけを行うこともあるそうです。これを機に英語を用いてしつけや訓練をしてみてはいかがでしょうか?


参考サイト

English Style(参照日:2021/1/20)
https://juken.oricon.co.jp/rank_english/news/2072375/

東洋経済ONLINE(参照日:2021/1/20)
https://toyokeizai.net/articles/-/205346

英辞郎(参照日:2021/1/20)
https://eow.alc.co.jp/search?q=dog

著者情報

U.SHOHEI

父親が犬のブリーダーをしていたこともあり子どもの頃から犬に囲まれた生活を送る。

現在は趣味の動物園・水族館めぐりから得た知識をもとに幅広く動物に関する記事の執筆をおこなっている。

得意な生物は、犬・猫・海洋生物・エキゾチックアニマル。

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