据え置き・突っ張りどっちがいい?おすすめのキャットタワーをご紹介!

猫を飼い始めると欲しくなるのがキャットタワー。高い場所でのんびりと寝そべる姿や、優雅なジャンプ姿に癒やされますよね。キャットタワーには据え置き型と突っ張り型があります。それぞれのメリットやデメリットを紹介しましょう。 2020年06月13日作成

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なぜキャットタワーが必要なの?

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猫ちゃんには「敵から身を守る」「他のものより優位に立っていたい」「自分だけの静かな場所でリラックスしたい」という習性や欲求があります。こうした欲求は敵が少ない高い場所に登ったり、下を見下ろしたりという行動で満たされます。

また、ただ単に高い場所があれば良いというわけではなく、猫ちゃんが快適に登り降りできるというのも重要です。若くて元気で器用な猫ちゃんなら段がない高い所でも軽やかに遊べますが、ジャンプが苦手な猫ちゃんや年齢を重ねた猫ちゃんなどは、スロープやステップがあった方が快適に登り降りできます。

猫ちゃんの生活環境を快適なものにするためにキャットタワーが必要なのです。

キャットタワーは据え置き型と突っ張り型どっちがいい?

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キャットタワーを購入する時に迷うのが、据え置き型と突っ張り型のどちらを選ぶのかということ。

猫ちゃんと相性の良いキャットタワーは、性格や数、年齢、部屋の広さ、設置場所などが関係してきます。据え置き型と突っ張り型のメリットとデメリットを紹介するので、自宅のスペースとも照らし合わせてみてください。

据え置き型キャットタワーのメリット・デメリット

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据え置き型キャットタワーのメリットは次のようなものがあります。

<メリット>
・どこにでも設置できる
・設置が簡単
・突っ張り型よりも猫のいるスペースが低く作られていることが多いので、一番高いところでも手入れが簡単
・丈夫に作られている

据え置き型キャットタワーは設置場所を選ばないのが一番のメリットです。部屋の模様替えなどをしても設置場所を変えられるので、部屋に馴染ませやすいのがいいですね。一方でデメリットもあります。

<デメリット>
・大きな地震が来ると倒れる可能性がある
・土台の部分が大きくて場所をとる
・高さに物足りなさを感じる猫ちゃんもいる

高ければ高いほど安定性に不安が出てくるので、据え置き型キャットタワーはそれほど高くなく、下を大きく重くしてあります。このため、存在感があり、それなりに広い設置場所が必要になります。また、「とても高い所が好き」という猫ちゃんにはちょっと物足りないこともあります。

設置場所を検討し、インテリアに馴染むかどうかイメージしながら猫ちゃんの好みに合わせて選んでくださいね。

突っ張り型キャットタワーのメリット・デメリット

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天井と床で突っ張って設置する突っ張り型キャットタワーのメリットとデメリットを紹介しましょう。

<メリット>
・天井と床で突っ張るので、地震が来ても倒れる心配が少ない
・スリムで圧迫感のないものがある
・天井に近い高さまで猫ちゃんが登れるので、高い所が好きな猫ちゃんは満足できる

据え置き型キャットタワーは下部を大きくしたり重くしたりして安定性を確保していますが、突っ張り型キャットタワーは突っ張ることで倒れないようにできるため、軽量でスリムなものでも安定します。

<デメリット>
・床と天井で突っ張るので、一度設置すると移動させにくい
・設置場所が限られ、設置が大変
・突っ張りが緩んでいないか、定期的な点検が不可欠
・シニア猫になってくると、高い場所を利用しなくなり、メリットが減ることがある

突っ張り型は梁がある場所に設置する必要があるため、設置場所が限られます。また、突っ張り棒と天井の間に板を挟まなければ、地震の時に突っ張り棒が天井を突き破ってしまうことがあるので注意が必要です。

愛猫にぴったりのキャットタワーの選び方

愛猫にぴったりのキャットタワーがどんなものか選ぶ時のポイントや、決め手を紹介しましょう。次の2つをチェックしてからキャットタワーを探してみてください。

猫の年齢

購入前に必ず考えたいのが、猫ちゃんの年齢です。成熟した猫ちゃんはそれほど動じず、すぐに慣れることが多いのですが、年齢を重ねてシニアになった猫ちゃんは変化を好みません。行動が慎重になったり、足腰に不安が出てタワーを利用しなかったりします。

また運動能力が未熟な子猫の場合は、足を踏み外して滑らせたり、落下したりすることもあります。キャットタワーを選ぶ時は、年齢と運動能力、性格を考え、猫ちゃんに合ったものを選んであげてくださいね。

素材

キャットタワーの素材も、金属製や木製、プラスチック、ダンボール、布製など、様々なものがあります。臭いの付きやすさ、掃除のしやすさ、耐久性、触り心地、素材の柔らかさや温もり、爪とぎのしやすさ、掃除のしやすさなどは、素材によって大きく異なります。
また、頻繁にジャンプしたり、飛び降りたりする猫ちゃんの場合、着地の時などの衝撃を吸収してくれる素材で作られたキャットタワーを選びたいもの。このように、猫ちゃんの性格を考えて選ぶのもおすすめです。

おすすめキャットタワー5選

では、実際におすすめの商品を見ていきましょう。据え置き型と突っ張り型、両方を紹介していきます。

おすすめキャットタワー(1) 突っ張り木登りタワー シングル

画像出典:https://www.rakuten.co.jp/kurashiplushonkan/

天井まで届く巨大なポールが特徴的な突っ張り型のキャットタワーです。別売りのハンモックを追加することもできます。

棚板は同じ所に猫ちゃんが2匹乗っても大丈夫な設計になっており、15kgまで耐えられ丈夫さです。

支柱は全て麻縄巻きになっており爪とぎの役割を果たしますので、猫ちゃんが長時間リラックスできる場所になっています。猫ちゃんが思う存分木登りを楽しむことができるキャットタワーですね。


突っ張り木登りタワー シングル

おすすめキャットタワー(2) アイリスオーヤマ キャットランド

画像出典:https://www.rakuten.ne.jp/gold/kurashikenkou/

あたたかみのある色合いと自然な質感でお部屋によくなじむ突っ張り型キャットタワーです。

両面使える爪とぎシートつきで、猫ちゃんが遊びながらストレス解消できるのがメリット。シートは取り外し可能なので交換も簡単です。猫ちゃんがすっぽり潜り込めるサイズのボックスは、お昼寝やリラックスにもぴったり。

付属品の「ねずみのおもちゃ」で飼い主さんと猫ちゃんが楽しく遊べるのも嬉しい点です。


アイリスオーヤマ キャットランド

おすすめキャットタワー(3) ハピネコ キャットタワー 高さ230~253cm

画像出典:https://www.rakuten.ne.jp/gold/tansu/

シンプルなデザインがおしゃれで圧迫感がなく、突っ張りタイプなので安定性抜群のキャットタワーを探している方にイチオシの商品です。

全てに麻縄が施されているため、どこでも爪とぎができ、足も滑りにくい大型猫でも安心の設計です。また、柱の外側を登って行くこともできますし、ハンモックで休んだり隠れ家に入って静かにリラックスしたりできますよ。

カラーバリエーションはグレー、ブラウン、ベージュの3色から選ぶことができます。


ハピネコ キャットタワー 高さ230~253cm

おすすめキャットタワー(4) ottostyle.jp キャットツリー PRINCE150

画像出典:https://item.rakuten.co.jp/smile88/

おしゃれな5カラーから選べる、据え置き型のキャットタワーです。

しかも、パーツを購入すれば好みに合わせて増設でき、多頭飼いでも都合に合わせてカスタマイズできるのが魅力です。

柔らかで触り心地の良い生地で覆われており、高い場所にリラックススペースがあって、1年保証があるのも大きなメリットです。


ottostyle.jp キャットツリー PRINCE150

おすすめキャットタワー(5) さんかく屋根の隠れ家タワー

画像出典:https://www.rakuten.ne.jp/gold/dogland/

三角屋根のハウスと、体がぴったりフィットするU字型のリラックススペースがおしゃれ。

他にはない魅力のスリムな据え置き型のキャットタワーです。とにかく活発で思いっきりジャンプしたい!という猫ちゃんにぴったりの形をしていますが、ステップが欲しい場合は、階段状になるよう家具などを横に設置してあげれば問題無く使えますよ。

棚板1枚当たり10kgまで耐えられますから、スリムな猫ちゃんなら2匹一緒に遊ぶこともできますね。
カラーバリエーションはベージュ、ブラウン、ホワイトの3色です。


さんかく屋根の隠れ家タワー

キャトタワーは猫ちゃんの性格・数に合わせて据え置き型・突っ張り型を選択しよう

出典元:https://www.shutterstock.com/

猫ちゃんの習性を利用し、より快適な環境を整えるにはキャットタワーが欠かせません。

キャットタワーには据え置き型と突っ張り型がありますが、倒れにくいものがいい!という方は突っ張り型を選んでください。ただし、梁がある場所に突っ張らなければならないので設置場所をよく検討してから購入してくださいね。

据え置き型は設置場所を選びませんが、多頭飼いや活発に飛び付く猫ちゃんの場合はユラユラと揺れることがあります。使用できる頭数などをよく確認してから購入してください。

猫ちゃんが満足度の高い生活を送れるよう、飼い主さんにも猫ちゃんにもぴったりのキャットタワーを見つけてくださいね。

参考サイト

暮らしプラス本館  (参照日:2019-05-10)
https://www.rakuten.co.jp/kurashiplushonkan/

暮らし健康ネット館  (参照日:2019-05-10)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/kurashikenkou/

プランB  (参照日:2019-05-10)
https://item.rakuten.co.jp/happy11/

快適ペットライフ  (参照日:2019-05-10)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/petworldone/

犬とEnjoy!ドッグパーク  (参照日:2019-05-10)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/dogland/

著者情報

須永智尋

ペットフードや動物の輸出入の仕事に獣医師と共に10年以上従事。
小動物看護士、小動物介護士、ドッグシッターの資格を持っており、ペットの飼養管理、しつけ、介護などに関するアドバイザーをしています。

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