猫が足踏みをしている?理由は?
猫が足踏みをしているようなしぐさを見せたことはありませんか?
足踏みとはその場で足を上げるしぐさを言いますが、人間は運動のために足踏みをすることがあります。
しかし、猫の足踏みは運動しているわけではなくリラックスしており気分が良いことの現れです。
よく見ると足踏みというよりは前脚のみを動かして柔らかい毛布や飼い主さんなどを揉んでいます。
このしぐさは「ふみふみ」とも呼ばれており、子猫が母猫のお乳を飲む時にする行動の名残です。
子猫はお乳を飲みながら「もっと出ろー」と母猫の乳腺を刺激することで母乳を上手に飲みます。
大人になってからふみふみと足踏みする理由は、子猫時代の幸せな授乳の時間を思い出してやるのです。
つまりはリラックスしており、気分が良い時の現れでありふみふみと足踏みをしているときは機嫌が良い時になります。
同時に飼い主さんにふみふみするならば、飼い主さんのことを母猫と同じぐらいに信頼しており、安心する存在ということです。
愛猫がいきなり足踏みをしていたら、怪我でもしたかな?と不安になりますが心配はいりません。
猫が足踏みをするのは愛情表現の一つであり、自分の気が許せる場所や人に対して行います。
前足で足踏みをしている姿は大変愛らしいですよね。
後脚で足踏みをしているときは注意!
猫の最大限の愛情表現とよべる足踏み=ふみふみですが、後脚を足踏みしているようなしぐさが見られたら要注意です。
猫が前脚で足踏みすることは自然なことですが、後脚も足踏みしているときはなにか脚に違和感があって引きずっている可能性もあります。
猫は関節が柔らかい動物ですが、関節を痛めたり捻挫することもあります。
また、多いのは猫砂が脚の肉球に挟まっている可能性です。
足踏みしているように見えて実は痛みを伴う怪我をしていることもあるので、異常を感じた場合には愛猫の脚を観察してみて下さいね。
そして普段の様子と少しでも違った場合には、早めに動物病院を受診すると安心です。
病気や怪我は早期発見して早めに対処することで愛猫の苦しみを軽減することにもつながります。
猫は我慢強く、自分の弱みをみせたがりません。
ギリギリまで我慢して悪化してしまうこともあるので注意します。
足踏みは母猫との思い出
前脚でお気に入りの毛布やクッション、飼い主さんを足踏みするのは子猫の時の名残と紹介しましたが、猫にとって最大級の愛情表現でもあります。
1番幸福だった母猫に守られていた時代を思い出しており、幸福感を思い出しているのです。
ふみふみとして幼少期を思い出すことでリラックスすることができるのですね。
満足度が高いとゴロゴロと喉を鳴らしながら足踏みをする子もいます。
ふみふみをして足踏みすることは猫にとって自然な行動ですので、なんだか変な動きをしている?と心配する必要はありません。
猫によって足踏みする場所も違います。
中にはふみふみと足踏みをしない子もいますので、個人差がありますね。
飼い主さんの脚などに足踏みする子もいれば、飼い主さんがいなくても毛布やクッションに足踏みする子もおり、お気に入りの場所をみつけることでする子もが多いです。
人間とっては不思議に感じる足踏みの仕草ですがそこには猫なりの愛情表現が隠されていますので、可愛らしいですよね。
ふみふみ足踏みしてくるのは飼い主さんに対して甘えており、大好きだよというメッセージでもあるので、静かに見守ってあげましょう。
ペットショップには足踏みが好きな子用のクッションやおもちゃなども販売されているので、取り入れてみることもオススメです。
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UCHINOCO編集部
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