猫が夜行性だということは、猫好きの人や猫と一緒に暮らす人ではなくても、一般的に知られていることです。しかし「実は夜行性ではない」とも言われています。
今回は、猫の夜行性の秘密と、夜行性ではないと言われることの根拠についてご紹介します。
夜行性の秘密① 猫の本能
猫といえばペットのイメージが強く、昨今の猫ブームの影響もあり、2017年・2018年と二年連続で、その飼育数は犬を超えています。
実際我が家でも2匹の猫と暮らしていますが、とても可愛くて面白くて、猫との暮らしがこんなにも良いものだったのか!と、毎日のようにその幸せをかみしめています。
猫との暮らしをきっかけに始めたインスタグラムでは、たくさんの「猫仲間」ができ、毎日のように交流しています。どの猫ちゃんも可愛くて、どの飼い主さんからも惜しみない愛情を感じます。
なくてはならない、大切な家族です。
ペット、つまり愛玩動物は、人と共に暮らし、愛し愛される存在です。
ゆえに、ついつい猫の「そもそも」について忘れがちになりますが、猫は立派な「肉食動物」です。人の指なんて簡単に噛みちぎれる能力を持ちながらも、そんなことはしてこないし、爪さえ立ててきません。
肉食動物であることを忘れるぐらい、可愛らしく過ごしているその姿からは想像すらできませんが、外で暮らす猫ちゃんのことを思えば、実は驚くことでもありません。
外の猫ちゃんは、毎日食べることに必死です。どんな獲物も逃しません。ペットの猫はそんなことをしなくても、飼い主さんから美味しいご飯がもらえます。ペットかそうじゃないかの違いだけで、持っている本能は同じです。
それが一番わかるのが、真夜中の大運動会ではないでしょうか?我が家も時々開催されますが、インスタの投稿を見ていると、様々なご家庭で開催されている様子がわかります。
ほぼ夜に開催するので、正直メチャクチャうるさいですし、賃貸にお住いの方は気が気じゃないですよね。「せめて昼間にして!」なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの大運動会も本能によるものです。
次項で、夜の大運動会の秘密をご紹介します。
出典元:https://www.shutterstock.com
夜行性の秘密② 夜の大運動会
飼い主が寝られなくなるぐらい、真夜中の大運動会はものすごいものがありますよね。私も何度も起こされたり、熟睡できなくて辛い状態で出勤したことが何度もあります。
しかし本猫たちは、そんなことはお構いなしで、注意してもなだめても、まったく聞いてくれません。よく見るとだいぶ興奮状態なので、下手に何もしないで見守る場合も多いです。気持ちとしては、嵐が去るのを待つのみ、といったところでしょうか。
ではなぜ、猫たちは夜になると走り回るのでしょう。
これこそが、「猫の夜行性の秘密」です。
猫というのは本来、暗くなってから獲物を捕りに出かけます。暗いといっても正確には、明け方や夕暮れの時間帯「薄明薄暮性」に動きます。
今はペットとして暮らしているため、外に狩りに行く必要はないものの、ハンターとしての名残りが残っているため、どうしても夜になると元気になってしまう、というわけです。
確かに、「真夜中の大運動会」とはいっても、季節によっては開催時刻が違います。冬の場合は夕方に開催することも。人間も季節によって「日が伸びた」とか「日が早くなった」と感じるように、猫も時間を季節で感じとっています。
家猫だし、誰に教わったわけでもないのに、本能のままに夜な夜な走り回るって、なんだかとってもすごくないですか?止めたくても止められないほどの興奮状態も、本能むき出し全開中!ということなので、実に納得できますね。
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夜行性の秘密 まとめ
猫の夜行性の秘密は、猫本来の生態であること、そして本能の名残りであることをご紹介しました。いかがでしたか?
確かに真夜中の大運動会は、正直迷惑です。でもそれは人間都合の感覚であり、猫たちにとっては本能のままに動いているだけなのです。それを証拠に、開催中の顔を見ていると、なんだかとっても生き生きとしてますよね。
外と違い、狭い家の中でのせめてものことです。近所迷惑や賃貸の騒音などは気になりますが、マットなどの騒音対策をして、大らかな気持ちで見守ってあげたいですね。
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UCHINOCO編集部
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