オウムを飼うのはどれくらい大変!?

オウムを飼育するのは大変というのは通説ですが、どれくらい大変なのかはあまり、知られていないようです。逆に、その大変さを乗り越えると飼育が楽しくなるという不思議さも持ち合わせているのです。オウムを飼育するということをよく考えて、長い目で飼育を考えられれば克服できることも多いのでないでしょうか? 2019年06月06日作成

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オウムには大型のケージが必要

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小鳥を飼育するときの「鳥かご」とはイメージの違う大きめのケージが必要になります。当然、設置スペースもその分広くなりますので飼育を始める際には、まず十分な広さのケージを準備することから、普通の小鳥とは違った大変さがあります。やはりオウムにとっての放鳥時間は、とても重要なポイントなのです。あまりにも部屋に放つ時間は少ない場合にはストレスをためてしまうからです。

運動部族で暴れまわり、金属部分を齧りすぎて金属が歪む場合もあるほどです。オウムの飼育には小鳥とは全く違った、飼い主さんの配慮が必要にもなります。すべての飼育グッズは頑丈であることが、求められるのです。ステンレス製のケージの場合には、金属中毒を起こしてしまう可能性もあります。このあたりにも注意が必要です。十分なスペースと日当たり、そして飼育する人の時間の余裕という三拍子が揃わないとオウムの十分なお世話は困難になります。

全てのグッズは頑丈で安全なものを

小鳥やインコと比べると体が大きい分、力が強いのが特徴です。簡易なものを準備してもすぐに破壊するほどです。経費面でも頑丈なものを準備する必要があります。普通よりも頑丈なものを、いくつも準備せざるを得ない場合もありますので、飼育費用もその分、嵩みます。この部分をよく考えて飼育を決めるべきでしょう。

オウムと言えば大きな鳴き声が注意点

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オウムの雄たけびは性質的なものです。これを制止できる喪いのでもありません。住宅密集地などの場合には、オウム飼育は困難と考えておく方が無難です。それらの条件を十分にクリアした場合でも、やはりオウムの雄たけびに対しては、防音対策を万全にしておくことが、絶対に必要になります。

そして1時間以上のルーティーンで、日々部屋の中に放鳥するという時間を持たなければいけません。飼い主さんとのやり取りの中で、様々なことを学習していくオウムですが、運動不足とコミュニケーション不足は、ストレスを溜めさせる原因に直結してしまうのです。

病気予防のために日光浴をさせる

なかなか、時間のない人にとってはオウムの日光浴にまで付きあえないのが現状です。ただ、日を浴びるということ以上に、オウムの健康を維持するためにもビタミンD形成を促す日光浴は欠かさないことです。日々のお世話の一環として、オウムにかける時間は膨大です。これを「飼育の大変さ」と捉えた場合には、長く飼育をすること自体にも困難さを感じます。

オウムを飼育するというのは、手間暇がかかる上に、鳴き声対策などについても万全を期す覚悟でないと周囲に迷惑をかける可能性があることを、飼い主さんが最初に把握しておく必要があります。

大型鳥としてのオウム飼育の大変さ

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気軽に飼おうと考えてはいけないのがオウムです。十分な知識と準備が整った段階で、オウムとの生活を楽しめるように臨まなければいけません。それ以外の思い付きで、飼育を見切り発車するようなことがないようにするべきです。そしてオウムは長生きをする大型鳥ですので、飼育期間と飼い主さんの年齢などについても十分に考え合わせる必要があります。

高齢になってから大型鳥を飼育するというのは、後々誰が飼育をするのか?という点まで考え合わせる必要もあるのです。よく考えて大型鳥であるオウムを飼育できれば、癒しにも和にもなる存在です。オウムと共存するために何が必要なのか?を考えて暮らせばオウムの飼育が大変であるという認識は徐々に解消されるはずです。

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UCHINOCO編集部

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