ボタンインコの性格は？準備しておきたいアイテム5選

ボタンインコはとても人懐っこい性格です。飼い主さんやパートナーへの愛情が深いことから、「ラブバード(love bird)」とも呼ばれています。ときにはその愛情が飼い主さんへの独占欲ややきもちに変わってしまうこともありますが、ペットとはできるだけ多くコミュニケーションをとりたいという人にはぴったりの鳥といえます。

また、人に慣れやすい一方でナーバスになりやすく、神経質で怖がりといった性格も持っているため、できるだけ優しく接してあげましょう。


ボタンインコはアフリカ原産の鳥です。とてもカラフルな羽の色や、目の周りの白い縁取りがあるところが特徴です。
体格はずんぐりとしており、平均的な大きさは14〜15㎝ほどです。比較的大きな声で鳴く傾向にあるため、集合住宅などで飼育する際は近隣への配慮が必要となることもあります。

ボタンインコはその人懐っこい性格から、飼い主さんの関心が自分以外のところにあるとやきもちを焼く場合があります。そのようなときは、コミュケーションを多めに取ることを心がけましょう。

ボタンインコはストレスにも弱い性格なので、暮らしやすい環境を作ってあげることも大切です。遊べるおもちゃを用意したり、適度にケージから出してあげたりするのも良い方法です。1日に1時間程度放鳥をすると、ストレス対策に役立ちます。また、暖かい国の鳥なので寒さには強くありません。部屋の温度変化などには十分に配慮してあげることが必要です。

ボタンインコと接する上で覚えておいた方が良いのは、噛む力がとても強い鳥だということ。指などを噛まれると、大怪我につながってしまうケースも考えられます。もともとは噛む習性がない鳥なのですが、ストレスが溜まったり、何かの拍子に敵対意識を持たれてしまったりすると噛むという行為に及ぶこともあるので、噛み癖をつけないように注意しましょう。

ボタンインコを飼うには、インコがストレスを溜めにくい環境を整えることが重要です。そのため、のびのびと暮らせるように少し広めのケージを選んであげてください。また、止まり木や巣箱などもそろえておきたいアイテムです。止まり木にはいろいろな素材がありますが、爪の伸びすぎを防ぐためにも木製のものを選ぶのがおすすめです。巣箱は入り口のサイズ・本体の大きさなど、ボタンインコの体格に合ったものを用意してあげましょう。

愛情深いだけでなく嫉妬深い性格のボタンインコもいるため、多頭飼いをする場合には配慮が必要です。コミュニケーション頻度に差が出ないようにし、できるだけ他のインコにやきもちを焼かないように一羽ずつ別々のケージに分けるなどの工夫をしましょう。

また、寒さに弱いボタンインコが快適に過ごすためには、ボタンインコ用のヒーターも準備しておくと安心です。飼い主さんが不在のときでも適度な室温を保てるようにしてあげてください。

ボタンインコにそろえてあげたいアイテムは、ケージや止まり木、巣箱、ヒーター、食器、水飲み器などです。
おもちゃや遊具が好きな性格のボタンインコも多いので、好みに合わせて選んであげるのも良いでしょう。ボタンインコの性格にもよりますが、遊ぶことがストレスや運動不足の軽減に役立つケースもあります。

また、ボタンインコの健康管理には温度計も必要です。普段過ごす場所が寒くないように配慮してあげましょう。

とまり木付きの小鳥用ヒーターです。お母さんインコと同じ体温（約40℃）に設定されているので、ナーバスになりやすい性格のボタンインコがリラックスするのに役立ちます。

とまり木を取り外し、横向きに取り付ければ巣箱を温めることもできます。クリア表面加工で汚れが付きにくく、水拭きもできるため、お手入れが負担になりにくいのも特徴です。

ケージに取り付け、鏡の向こうをのぞいて遊べるおもちゃです。多くのボタンインコは鏡が好きな性格なので、お気に入りのアイテムで遊ぶことがストレス解消に役立つケースもあります。

取り付け方法はミラーの両端をケージに差し込むだけなので、とてもシンプル。本体は幅約6.5㎝×奥行約1㎝×高さ約12㎝で、取り付ける場所を選ばず邪魔になりにくい薄型サイズです。

ボタンインコに合ったサイズ（幅約17.5㎝×奥行約17.5㎝×高さ約24㎝）で作られたボタンインコ用巣箱。ナーバスになりやすく、臆病な性格のボタンインコもゆったりとくつろげる広さがあります。

寒さだけでなく急激な体温変化にも弱いボタンインコにとって、エアコンの風が直に当たるような環境は負担になってしまいます。その点、風を遮る巣箱の中にいれば体温の変化が穏やかになりやすく、防寒対策にも役立ちます。取り付け金具が付いていて、簡単に設置できます。

直径1.2ｃｍ×長さ37ｃｍ、コットン製のロープパーチ。ボタンインコはもともとに止まって生活をする鳥なので、足場になるようなロープを用意してあげましょう。

U字型・L字型など、お好みの形で設置することができる点が特徴です。ボタンインコは狭いところが苦手な性格なので、ロープの形を変えることでスペースの有効活用につなげることもできます。

大きめに作られていて、狭いところが苦手な性格のボタンインコでもストレスが溜まりにくいケージ。水浴び器の設置も可能なので、定期的に水浴びが必要なボタンインコの習性にもぴったりです。

トイレの場所が決まっていないボタンインコのケージはこまめな掃除が必要ですが、クリアパネルタイプのケージなので付いた汚れがわかりやすく、掃除のタイミングがわかりやすいのもメリットです。

ボタンインコは愛情深くて人懐っこい性格ですが、神経質で怖がり、やきもち焼きなどといった性格も持ちあわせています。

また、ストレスに弱い性格でもあり、寒さも苦手なので、ボタンインコが過ごす場所の温度・広さ・環境などに気を配ってあげることが大切です。そのためには必要なアイテムをそろえ、ボタンインコが快適に暮らせる空間を整えてあげましょう。