【触っちゃだめ?】犬には触られたり掴まれたりするのが嫌な場所があります。

犬を抱き上げたり、触れた瞬間に、「ギャン!」と犬が強い声を発することはありませんか?犬にとっては、触られたり掴まれることが嫌な部位があります。犬の気持ちを考慮して触ることも大切なのです。 2019年03月17日作成

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犬を撫でたら威嚇された経験はありますか?

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理想的には、子犬の頃からどこを触られても平気な犬に成長させるため、さまざまな努力をしている飼い主さんもいらっしゃるでしょう。成犬になってもどこを触られても平気な犬もいますが、逆に攻撃的になり、飼い主に対して威嚇の行動を起こすこともあります。

犬には触られたくない場所があることを理解しよう

ストレスを感じながらも、体のどこを触っても反応を示さない犬もいます。本当は触られたくないのに我慢をしているということになります。犬の飼い主は、犬が触られたくない場所をあらかじめ理解しておき、生活の中でもこまめに配慮してあげることが必要になります。

犬の触ってはいけない場所とは?

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身体の先端に位置する部位は基本的にNG

犬にとって身体の先端の部位は、基本的にどこも触ってほしくない場所となります。例えば鼻先、足、尻尾などが挙げられるでしょう。これらの部位は敏感なので、爪切りや歯磨き、ブラッシングなどの日々のケアの時以外にはなるべく触らないであげましょう。

足先

犬にとって足先は触られるのが苦手な部位の一つです。例えば、爪を切る時など、どうしても足を触らざるを得ない状況ではありますが、それは保定されているからであり、本当は触られたくない場所です。犬の足先を触れられるようになるためには、トレーニングが必要になります。

なぜ犬が足先を触られるのを嫌がるのでしょうか?実は、犬にとって足はとても重要な部分だからです。歩くために欠かせない部位であり、本能的にその場所は触られたくないと感じる場所であり、自らも守りたいと思っている場所なのです。

尻尾

犬の多くは尻尾を触れられることを嫌がります。それは、尻尾が犬にとってデリケートな場所だからです。尻尾は犬が感情を表現するための重要な部分で、嬉しい時には尻尾を激しく振ります。また、尻尾は平衡感を保つためにも不可欠な存在です。とても敏感な場所なので、気軽に触らないように気をつけましょう。

過去に痛い思いをした場所

犬が過去に怪我や病気などで痛い思いをした場所は、完治したり時間が経過しても触られたくないということもあるでしょう。例えば、飼い主が犬の尻尾を引っ張ったり、何かに挟まるような痛い経験を一度でもした場合、犬の拒絶反応は非常に強くなります。
これはトラウマの影響です。飼い主としては、過去にそのような出来事があって犬の心が敏感になっている可能性を、しっかりと理解する必要があります。

【意外?】頭も触られたくない場所?

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犬を愛でるときに、真っ先に頭を撫でるという方も多いかも知れません。しかし実は、頭も犬にとって触られたくない場所であることが多いことをご存知でしたか?

犬にとって人間は大きい存在であり、そのような相手から覆いかぶさるように頭を撫でられることに恐怖を感じる場合が多いようです。

目を合わせることもNG

初対面の犬と会ったとき、犬の目をじっくり見て話かけたりしてはいませんか?犬にとって目を合わせるという行為は、敵意を示すサインなのです。初対面の人間に目を合わされ、頭も撫でられることは、犬にとってはかなり恐怖を感じる行動であるということを理解しておきましょう。

犬が撫でられて嬉しい場所を理解しよう

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犬好きの方で、犬ともっと仲良くしたいという方は、犬が触られて嬉しい場所と、嬉しくない場所をしっかり知っておくことが大切です。犬は次第に苦手と感じている場所でも、繰り返し触られることで徐々に慣れていくこともできるかもしれません。しかし、基本的には無理に触るようなこと避け、犬のペースに合わせて接してくださいね。

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UCHINOCO編集部

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