撫で方が悪いとストレスをあたえる?犬を撫でるときのポイントを解説

みなさんは犬を撫でるとき気をつけていることはありますか?いつも何気なく愛犬を撫でている方が多いと思いますが、実は犬にストレスをあたえるNGな撫で方もあります。そこで今回は、犬の撫で方とストレスをあたえるNG行動について解説します。 2023年04月22日作成

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犬が気持ちいいと感じる撫で方にはいくつかの条件があります。それらをしっかりと理解した上で、愛犬にストレスをあたえない撫で方をマスターしましょう。

犬を撫でることで得られるメリット

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犬の撫で方を解説する前に、愛犬の体に触れる(撫でる)という行動から得られるメリットを解説します。どれも重要な意味を持っていますので、何気なく撫でているという飼い主さんは、少しだけでも意識するようにしましょう。

体に触れられるトレーニング

犬の体を撫でるという行為は、犬が体に触れられても怒らないようにするトレーニングとしてとても有効です。

日常的に体に触れる習慣を作ることで、動物病院などへ行ったときもスムーズに診察を受けられます

もちろん、個体によっては飼い主以外が触れようとすると怒り出す場合もあります。とはいえ、日常的なトレーニングを怠っていると「飼い主以外に触れられる=怖い」という気持ちを犬が抱く可能性もあるため、できるだけ飼い主やその家族とのトレーニングで慣れさせておくことが大切です。

飼い主と犬とのコミュニケーション

撫でるという行為は飼い主と犬とのコミュニケーションとして有効です。

飼い主のことが大好きな犬は、自分の体を飼い主にくっつけようとします。これは「もっと触ってよ!」「構ってよ!」という意味を持つ行動なので、愛犬がくっついてきたときは、可能な限り触れ合う時間を設けてください。

また、おもちゃを使って遊ぶ、ドッグランへ連れていくなどのコミュニケーション方法と比べ、撫でるだけであれば特段お金がかかるわけでもないため手軽にできておすすめです。

病気やケガなどの発見

愛犬の体を毎日撫でることで、ちょっとした体の変化に気づきやすくなります。

例えば、一部分の毛が抜けている、皮膚が赤くなっている、出血している、触ると痛がる素振りをみせるなど、体に触れてよく観察しなければわからない変化も多いです。

病気やケガを早期に発見できれば愛犬にかかる負担も少なくなり、完治までの期間も短くなります。愛犬の体調不良をいち早く気づけるのは飼い主だけなので、体調管理の観点からも撫でるという行為はとても大切です。

犬にストレスをあたえない適切な撫で方とは?

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犬を撫でるといっても、正しい方法でなければ撫でられている犬もストレスを感じてしまいます。そのため、犬を撫でる際は基本的な以下3つのポイントを守ることが大切です。

①ゆっくりと撫でる

犬を撫でるときは、ゴシゴシ力を入れるようなことはせず、ゆっくりと撫でることが大切です。理由としては、ゴシゴシと撫でると犬に痛みをあたえ、それが原因でストレスになる恐れがあるためです。

②頭や尻尾以外の部位から撫でる

動物にとって体の先端部分は敏感なところでもあるため、頭や尻尾以外の部位から撫でることも意識しましょう。

③犬がリラックスしているときに撫でる

犬を撫でるタイミングとして適切なのが、犬がリラックスしているときに撫でることです。興奮状態にある犬に触れようとすると、ごく稀に反射行動として噛みつこうとするケースがあります。

《筆者の体験》

実際に筆者も興奮状態の愛犬に触れようとした際、噛みつかれそうになったことがあり、その際の力は普段の甘噛みとは比べ物にならないものでした。とっさに手を引くことができたため大事には至りませんでしたが、出血をともなうケガを負いました。

愛犬を撫でるときはご紹介した3つのポイントと愛犬の性格を踏まえた上で、適切だと思う部位、タイミング、状態を考えて撫でてあげるようにしましょう。

この撫で方はNG!犬がストレスを感じるタイミングや撫で方とは

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犬にストレスをあたえる撫で方にはどのようなものがあるのでしょうか?自身がこのような行動を取っていないか、考えながらご覧ください。

犬の視界外から撫でる

犬の視界外からいきなり撫でるのはNGです。人間もそうですが、意識していないところからいきなり触れられるとビックリしますよね?それは犬も同じです。

犬を撫でるときは名前を呼ぶなどの声掛けをした上で、体に触れるようにしましょう。

毛並みに逆らって撫でる

毛並みに逆らって撫でる行為を犬はとても不快に感じるといわれています。そのため、犬を撫でるときは「毛の流れに沿ってゆっくりと触れる」ことがポイントです。

毛並みに逆らって撫でている飼い主さんもいると思いますので、愛犬がストレスを感じないよう注意してあげましょう。

食事中や睡眠中などに撫でる

食事や睡眠など犬がリラックスしているときに撫でるのはNGです。とくに睡眠中いきなり触られるとビックリさせてしまいますし、それがきっかけで飼い主から距離を取るようになる恐れもあります。

愛犬にとって大切な時間である食事中や睡眠中は極力そっとしておくよう心がけましょう。

愛犬を撫でるときはストレスをあたえないよう注意しましょう

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今回は犬を撫でる適切な方法とストレスをあたえてしまうNG行動について解説しました。

愛犬の体を撫でることで、コミュニケーションになるだけでなく、病気やケガなどの早期発見にもつながります。

また、適切な撫で方ができれば、あなたの愛犬も気持ちよく思ってくれるはずです。

犬と暮らしていると必ず体を撫でる場面があると思いますので、当記事を参考により愛犬がストレスを感じることのない撫で方をしてあげてくださいね。

著者情報

U.SHOHEI

父親が犬のブリーダーをしていたこともあり子どもの頃から犬に囲まれた生活を送る。

現在は趣味の動物園・水族館めぐりから得た知識をもとに幅広く動物に関する記事の執筆をおこなっている。

得意な生物は、犬・猫・海洋生物・エキゾチックアニマル。

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