犬が尻尾を隠すときはどんな時?
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犬にとってもバイオリズムというものが日々存在します。朝起きていきなり苦手な犬に吠えられた場合や、食欲が今一つなかった日などには、尻尾が下がり同時にお尻を隠しているかのように見えるものです。大抵の場合には気分的なものですが、本当に具合が悪くなる前兆ということもあります。
そんな場合にはまずは、精神的なことを気にかけてあげてください。何か心理的に不安になるようなことが近々に起きていたでしょうか?飼い主さんが知らない間で、何か特別なことが起きていなかったかどうか?を確認をしておく必要があります。あまり安易に考えない方が良い場合もあります。
たまらなく不安を感じるとき
いつもは明るく振る舞う犬が急に尻尾でお尻を隠すような態度をとっているときには、何か強い不安を抱えている場合がほとんどです。実際に家の中でお尻を隠すような仕草を見せることは少ないものです。圧倒的に多いのは外に出たときの態度です。必ず心理的に何か気になることがある状態です。
そんな場合には、その場を立ち去り他の場所でリラックスできるように仕向けてあげてください。お尻を隠しているような心境の時には、何事も無理強いしないことが基本です。お尻を隠すときというのは、かなりナーバスになっているときなのです。すぐさま、気分転換を図ることも必要です。気分を変えて何かほかのことに集中させるなど、やり方はいろいろとあります。
犬にとってお尻は急所です。
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犬はお尻を急所として、何かあったときには隠そうとします。普段は甘えん坊なのに、急にお尻を触らせなくなる犬がいます。何か急激に危険を感じてお尻を隠している場合も考えられます。飼い主さんの手が偶然に当たってしまったなど。理由はいろいろと考えられるのです。それでも、お尻は普段から触られるのが苦手な犬は実際に多いのです。
お尻周辺の部分は普段から、犬としてはあまり触られたくない場所でもあるのです。本能的にその場所を急所と心得ているからです。お世話の時以外、執拗に触れるようなことは避けてあげてください。飼い主さんまでもお尻を触り始めると今度は信頼関係が崩れていきます。それほど苦手な場所でもあるのです。
犬同士で遊んでいても
お尻を見せたくないという感情になったときには、犬同士で遊んでいても急に座り込んでお尻を床につけるという姿勢をとるときがあります。犬なりに、懸命にお尻を隠そうとしている行動です。デリケートな場所であり急所でもあるお尻は、そう簡単には誰にも触らせないと思い、犬はそのような行動を起こすのです。このような仕草を頻繁に見せているときには、心のなかで「もう降参です」と叫んでいることがほとんどです。犬同士で遊ばせるのは良いことですが、ほどほどにしておいてください。
お尻を気にして隠そうとする
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これは単に恐怖を感じているという場合に限りません。お尻に違和感を持っている証拠です。肛門膿が溜まって気持ちが悪いのかもしれません。もしくは背中側の何らかの違和感がある場合も考えられます。お尻を隠そうとする理由の中には、病的な可能性も高いのです。注意深く観察をして、早い段階で動物病院で診察を受けてください。
単に肛門のトラブルであれば大事でない限りすぐに解決できることです。とにかく同じような行動を2週間程度続いて取っている場合には、要注意です。何か重大な疾患が隠れている場合や相当な痛みを既に感じている場合もあるからです。
お尻を隠すことはマイナスイメージ
犬自身が陽気な気分に慣れない時に、必ず尻尾は下がりお尻を隠しているような状態になるのです。飼い主さんとしては、常に犬の様子をチェックしておかしい!と思った部分には集中的なケアを施してあげることが第一番に大切なことです。
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UCHINOCO編集部
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