失明の可能性も!気を付けてあげたいうさぎの目の病気について

うさぎにまつわる病気がいろいろある中で、特に気をつけたいのが目の病気です。

うさぎの視力は0.1ぐらいしかないと言われており、人間に比べるとだいぶ低いです。だからこそ、うさぎの目は大事にしてあげなければいけません。
2019年03月04日作成

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炎症、緑内障、etc。うさぎによく起こる目の病気や症状とは?

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うさぎは、目の炎症や緑内障など、様々な目の症状が考えられます。放置しておくと失明の可能性もあるので、気をつけなければいけません。

炎症

うさぎは後ろ足で顔をひっかく癖があるのですが、その時に目を傷つけてしまい、目が炎症します。感染や刺激物から炎症するケースも多いです。

一言で炎症と言っても、症状は様々あります。例えば

・結膜炎
・角膜炎
・ぶどう膜炎

などです。目の充血、涙や目やにが多くなると炎症のサインなので、病院で診てもらってください。

治療は、点眼薬を使うのがオーソドックスですが、場合によっては投薬することもあります。

眼窩膿瘍

これは、歯根が炎症して起こる症状です。目の後ろにあるくぼみに膿が溜まります。目が飛び出して見えるようなら、症状はひどい状態です。

治療する際は、抗生物質を服用するか、切開して膿を取り出します。歯に原因がある場合は、伸びた歯を削る場合もあります。

白内障

白内障になると、目のピント機能が濁って視力が落ちます。白内障は、1回発症すると治せないのが厄介なところ...。

失明する可能性も高いです。早い段階なら進行を遅らせることができるので、早めに病院で診てもらってください。

目の濁りは人間の目から見てもわかるため、日頃から意識しておきましょう。症状の原因は、目の傷や炎症、若年性や遺伝、加齢などが挙げられます。

緑内障

緑内障は、目が飛び出してしまう症状です。飛び出すまではいかないにしても、大きく見えるケースがあります。同時に、目やにが増える場合も多いです。

原因は、眼圧の上昇にあります。眼球内の水分がうまく排出されず、眼圧が上昇して目が飛び出して見えるのです。

発症の理由は、ほとんどがぶどう膜炎です。ニュージーランドホワイトは、遺伝で発症することが分かっています。

治療方法は、点眼薬です。

流涙症

流涙症は、膿のような濁った涙が出てくる症状です。

目から鼻にかけて、涙を通すための「鼻涙管」が通っているのですが、ここが詰まることで、涙が鼻に流れないのが原因となっています。

鼻涙管が詰まる原因は、伸びた歯根による鼻涙管の圧迫や細菌感染です。

治療は、鼻涙管の洗浄や抗生物質の服薬、点眼薬を使います。伸びた歯根が原因になっている場合は、歯を削る場合もあります。

くしゃみ、手洗い、etc。うさぎの目の病気を予防する方法

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前述したような目の症状を事前に防ぐためには、次のような対策が必要です。

飼育環境を清潔に

常に、飼育ゲージを清潔に保ってあげてください。餌やトイレのこまめの交換はマストです。空気の換気も行ってあげましょう。

くしゃみによる感染に注意

これは、複数のうさぎを飼っている場合に言えることです。くしゃみしているうさぎがいたら、離してください。

なぜなら、くしゃみから感染症を受け取る場合があるからです。くしゃみしているうさぎは、病院で診てもらってください。

もし、そのウサギが何かしらの感染症を持っていたら、一緒に飼っているうさぎも診てもらうべきです。

飼い主の手洗い

飼い主から菌がうつって、目の病気になる場合があります。飼い主は、徹底した手洗いを意識しましょう。

複数のうさぎを飼っている場合は、他のうさぎに触るたびに手洗いしてください。そこまでするのは面倒かもしれませんが、ウサギの健康を気遣うためには必要な対策です。

【まとめ】目の異変に早めに気づいてあげよう

失明でもしたらペットがかわいそうです...。目の病気が進行しないうちに、目の異変に気づいてあげてください。

著者情報

UCHINOCO編集部

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