猫はよだれを垂らすもの?
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猫が常によだれを垂らすということはありません。もしも慢性的によだれを垂らしているという場合には不調のサインと受け止めてください。何らかの原因でよだれが垂れているのです。長期間、よだれを垂れ流している状態を放置しないようにしてください。
口の中のトラブルが起きている場合が多いので、獣医さんに診察をしてもらい対処してあげましょう。猫にとっても、よだれは不快なものです。少しでも早く改善できることが望ましいのです。
飼い主さんへの信頼が大きいとき
ちょっと意外なことなのですが飼い主さんに絶大な信頼を寄せているとき、猫はよだれを垂らします。ついつい気持ちが緩んで、よだれを垂らして甘えたくなるのです。これは、病気の症状でもなんでもありません。猫軒が緩んでいるときと、受け止めてください。猫にも心のスキができるものです。それは揺るぎない飼い主さんへの愛情の証拠なのです。そう考えると愛しい存在であることがわかりますよね。
猫がよだれを垂らすシュチュエーションは?
まず、猫がよだれを垂らしてしまう場面を考えてみます。次の3つが当てはまるのです。
・夏の間に熱中症になっているとき
・極度の緊張に襲われているとき
これらは病的なものではなく、どちらかと言えば生理現象に近いものです。まず、熱中症になっているときには、体温調節が全くできなくなってしまい、よだれを垂らしてしまうのです。決して甘んじてはいけない症状ですので、まず、熱中症になるような場面を避けてください。万が一、猫が熱中症にかかってしまったときには、すぐに動物病院で然るべき処置を受けるように急いでください。
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猫も緊張をする場合がある
猫の気性によっては、その場所に異常な緊張を感じたり、動物病院に連れていかれただけでパニックのようになる場合もあります。そうするとよだれが止まらなくなるのは、よくあることです。ある程度は仕方のないことですが、あまりにも長い時間、よだれを垂らすのは、精神的にもよくないことなので早くその場所を切り上げて違う場所に連れて行く、おやつを与えるなどして対処してあげましょう。
病気が原因でよだれを垂らす場合
猫の口を覗いたことがありますか?よだれが続いている場合には、口の中に異常がある場合がほとんどです。口臭を伴っている場合には特に要注意です。口の中を何らかの状況で傷つけている場合もあります。なかなか飼い主さんの観察だけでは原因を特定できないものです。気になる場合には、動物病院で診察を受けてチェックしてもらう方が安全です。
猫が食道炎になっているとき
食欲はあるものの、実際には飲み込むときに痛みを強く感じる病気です。上手に飲み込めず、唾液腺が刺激されて、よだれが出てしまうのです。食欲もそのうちなくなってしまうので、全身状態が心配な病気です。口の中の様子と同時に、食欲などにも連動しますので、飼い主さんは気が付いた時点で獣医さんに相談をすることをおすすめします。
脳神経に異常をきたしているとき
脳に障害がある場合。自分ではコントロールできないほどに、よだれが多く出てしまうのです。歩くときにも違和感を感じているような場合には、一度精密検査を受ける必要があります。この場合にはすぐに、動物病院に相談をして治療を開始するようにしてください。
猫のよだれを見逃さないで!
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よだれは、大きな病気のサインである場合も多いものです。何かストレスを抱えているのか?あるいは緊張が高まってしまったのか?という気づきも必要です。それ以上に、万が一の病気を想定して、一応、動物病院に診察を受けて正しく診断してもらう方が猫にとっても、飼い主さんいとっても安心につながるのです。
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UCHINOCO編集部
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