犬がごはんを食べない!原因と対処法

いつもは喜んでごはんを完食していたのに、ある日突然食べなくなってしまった。という経験はありませんか?
犬がごはんを食べないときには、実は様々な原因があります。原因を知り、その対処法を一緒にみていきましょう。 2018年07月04日作成

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昨日までは食べていたごはんを食べてくれない。ごはんを残すようになった。
そんな時は、体調が悪いのかワガママなのか、それともほかに原因があるのか、とても心配になりますよね。
一括りに「ごはんを食べない」といっても、原因は実に様々です。
それでは、考えられる原因と対処法を紹介します。

体調が悪い

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まず考えられる原因として、体調不良の可能性があります。
人間と同じように、体調が悪いときは食欲が低下する事が多いです。食欲低下の他に、嘔吐や下痢などの症状がないかを確認しましょう。
食欲低下(食欲不振)は、いろんな病気の初期症状として現れることが多いです。
体調不良だと感じたら、すぐに動物病院への受診をお勧めします。

環境の変化などによるストレス

精神的なストレスによっても、ごはんを食べなくなることがあります。
例えば、引越しをした時や、いつもと違うトリミングサロンに行った後、ペットホテルに預けている時、あまり慣れていない人と長い時間過ごした時など、いつもと違う環境で長時間過ごすとストレスがかかります。
そうしたストレスや疲れから、ごはんを食べなくなることがあるのです。

対処法として、トリミングサロンやペットホテルは行きつけのお店を決めた方が良いと思われます。慣れたスタッフや場所であればストレスを減らすことが期待できます。
引越しの場合は、その場所に慣れるまではなるべく静かに過ごすことを心がけましょう。

おやつを食べすぎている

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ごはん以外におやつを与えている人も多いと思いますが、おやつの与えすぎでもごはんを食べなくなる可能性があります。
頻繁におやつを与えることで、ごはんの時間にお腹が空いていない状態なので、ごはんを残したり食べなかったりしてしまうのです。
また、「ごはんは食べないが、おやつなら食べる。」という流れができてしまうと、「ごはんを食べないからお腹が空いて可哀そう、おやつを与えよう。」と、おやつばかりを与えてしまう人もいます。犬も「ごはんを食べなければ、おやつがもらえる。」と学習してしまうため、悪循環に陥ってしまいます。
犬が健康に生活していくためには、総合栄養食であるごはんが必要です。おやつは嗜好品であり、総合栄養食ではありませんので、おやつをごはん代わりにはしないようにしましょう。

この場合は、おやつを一切やめてごはんを食べるまで我慢させるようにします。空腹になるとごはんを食べるようになりますので、それまではおやつを与えたい気持ちをぐっと堪えて、おやつの要求も無視するようにしましょう。

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ご飯は健康の源。愛犬がご飯を食べない。と言っても原因は様々ですのでしっかりと様子をみて、適切な対処をしてあげましょう。

この記事は獣医師が監修しています

本間 克巳

・本間獣医科医院長
・北里大学 獣医畜産学部 獣医学科卒業
・小動物臨床専門
・その他、海外協力事業とNPO法人の活動、アジア諸国への病院設立、人医師との腎臓移植・腹膜透析・細胞再生医療などの共同開発事業など幅広く活動中

著者情報

UCHINOCO編集部

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