猫の口に顔を近づけた際、口臭がきつくて思わず顔をそむけてしまうことはありませんか?猫の口臭がきつい場合には、病気や口腔内でトラブルが起きている可能性があります。実際、どのような場合に口臭がきつくなってしまうのでしょう。ここでは、猫の口臭の原因や対処法などを紹介します。
1.猫の口臭が臭い!考えられる原因は?
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愛猫のあくびや、口の近くに顔を寄せたとき、「息が臭い!」と感じることはありませんか?猫にも口臭が存在し、場合によっては口臭がきつくなってしまう場合があります。猫の口臭の原因として考えられるのは以下の通りです。
・キャットフードの内容
・食べかす
・歯周病
・口内炎
・その他内臓の疾患
口臭がきついと感じたら、何かトラブルが起きている可能性があるため、飼い主さんは愛猫の健康面を再度チェックすることが大切です。
2.口臭の原因が病気と感じたら?
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口臭が症状として考えられる内臓疾患としては、主に以下の病気が考えられます。
・猫風邪
・口内炎
・白血病
・糖尿病
・腎不全
これらの疾患の際にも、症状の一つとして口臭がきつくなる場合があります。猫風邪は一時的なものですので、様子を見て改善しないようであれば動物病院を受診しましょう。口内炎は口腔内に炎症が起きている状態ですので、歯磨きの際などに口内炎がないか確認をしましょう。そのほかの疾患は、口臭以外にも体重減少や食欲不振を始め、様々な症状が現れます。毎日愛猫の様子を確認し、異常がないかをチェックすることが病気の予防と早期発見に繋がります。
3.口臭の原因が食習慣だとしたら?
特に病気でもなく、口腔内の状態にも異常がない場合には、キャットフードの内容が考えられます。
缶詰めやパウチなどに入ったウェットフードは、食べかすが付きやすくフード自体の匂いも強いため、カリカリのドライフードへの変更をおすすめします。
その際、人工添加物が多く含まれている商品や、フレーバーや香料が使用されていると、口臭の原因に繋がりやすいため、無添加のキャットフードを選ぶようにしましょう。
また、人間の食べ物やおやつには口臭の原因になる要素が多いため、人間の食べ物は与えない、おやつは無添加のものをほどほどに与えるようにしましょう。
4.飼い主ができる口臭予防
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飼い主ができる口臭予防としては、歯磨きを習慣づけることが大切です。猫に歯磨きなんてと思う方もいるかもしれませんが、近年の猫の生活事情により、猫にも歯磨きが必要になってきました。子猫の時から歯磨きをする習慣をつけておくことで、嫌がりにくくなります。
歯周病対策の歯磨きに適しているのは、歯ブラシタイプです。歯ブラシタイプであれば、歯の隙間の食べかすまで取り除くことが可能です。乳歯の生え変わり時期や、シニア、歯肉炎のある猫には、ふき取りタイプのもので優しくマッサージしてあげると痛みにくくおすすめです。歯磨きは毎日行うことが理想ですが、難しい場合には、最低でも1週間に1度は最行うことで歯周病を予防することが可能です。
そのほかにも、おやつは固めのものを選ぶことや、噛めるおもちゃを与えるなどして、食べかすをこまめに除去することで口腔内を衛生に保ち、お口のトラブルを予防することが可能になります。
猫の口臭が全くないということはありませんが、きついと感じる際には、何かトラブルが起きているサインかもしれません。口臭の主な原因は、キャットフードの内容や歯周病です。飼い主さんはできるだけ歯ブラシをすることを習慣づけ、愛猫の口腔内を清潔に保つことや、毎日の健康チェックを欠かさず行うことが、口臭対策になると言えるでしょう。
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UCHINOCO編集部
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