子猫をミルクで育てるときに押さえておくべき育て方

子猫に与えるミルクは、液状と粉末の大きく2種類あります。でもそれぞれの与え方は全く別。ミルクでの育て方をきちんと覚えておきましょう。 2018年01月11日作成

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子猫を育てるとき、母猫による授乳ではなく、ミルクで授乳する場合もあるでしょう。そんなシーンに使える、子猫をミルクで育てるコツをご紹介します。

1.子猫は初乳で免疫力を付ける

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生まれたての子猫は、24時間以内に母親の初乳をあげるのが一番よいと言われています。これによって、子猫にさまざまな免疫力がつくからです。

人間の母親でもそうですが、さまざまな事情によって初乳が出ない、あるいはそもそも母猫がいない場合もあります。そういったシーンでは、飼い主自身が子猫に免疫力がつくようにミルクをあげなくてはなりません。

2.ミルクでの授乳が必要な場合

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母猫の母乳が出ない、生まれてすぐの子猫を保護したなどの場合は、ミルクでの授乳を開始しましょう。市販されている子猫用のミルクを冷たいままではなく、人肌に温めて、子猫用の哺乳瓶に入れて飲ませてあげてください。

子猫用のミルクを選ぶ理由は、「一般的な牛乳では十分な栄養を摂れない」「消化しきれない可能性がある」のふたつです。後者は子猫に限った話ではなく、成猫にも共通します。牛乳には乳糖が含まれていますが、それを分解する酵素が少ない子もいるのです。

なお、授乳のとき飲ませる体勢などによっては、子猫がミルクを喉に詰まらせてしまう可能性も。不安な人は獣医に相談してみるのもよいでしょう。

3.子猫の体重とミルクの量

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子猫は体重によって、ミルクの量を増減しなくてはいけません。ミルクは子猫が得られるほぼ唯一の栄養源なので、適した量を与えて子猫の栄養状態を守る必要があります。生後の日数に適した量は下記の通りです。

生後1週間

へその緒が取れた状態で、体重は70g~120g程度。ミルクの量は1回あたり5~10ccで、1日に6~8回はあげてください。なお、この時期の子猫は自分で吸い付く力が弱いことも多いです。子猫用の哺乳瓶で十分に飲まないときは、スポイトやシリンジでミルクを与えることも検討しましょう。

生後2週間

目が開き始めるようになり、体重は120g~250g程度。体がふっくらとしてきます。ミルクを与える量は1回あたり5~15ccで、1日に4~8回はあげてください。

生後3週間

生後3週間になると、子猫はよたよた歩くようになり、乳歯の先端も少し出てきます。体重は250g~350g程度。1回のミルクの量は、5㏄以上を欲しがるだけあげてください。回数は1日に4~6回あげるだけで十分です。

生後4週間

生まれてから1か月も経つと、体重は350g以上になって、体つきもややしっかりします。ミルクの量は生後3週間のときと違い、離乳食へと切り替える時期に入るので、徐々に減らしていく方向で考えましょう。ミルクを与えるときには、離乳食をあげてからおやつ感覚で飲ませてあげてください。

4.猫用ミルクの種類

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子猫用のミルクの種類は、大きく「液状ミルク」「粉末ミルク」のふたつ。粉末ミルクはミルクを作るたびに計量を必要としますが、液状ミルクはそのまま温めるだけで使えるものもあります。粉末ミルクと液状ミルクの特徴は下記の通りです。

液状ミルク

値段は割高ですが、そのまま温めて飲ませられるので楽ちんなタイプです。とにかく手間がかからない方法をお望みなら、液状ミルクをオススメします。ただし子猫1匹であれば、1回の授乳で1缶飲み切れないケースがほとんどです。痛みが早いので残りは次に使えないことを考えると、コストパフォーマンスはさほどよくないかもしれません。

粉末ミルク

粉末ミルクは添付のスプーンを使って計量し、お湯で溶かすタイプです。計量の手間こそかかりますが、量の調整はしやすいので、子猫1匹を育てるには便利。注意点は粉末ミルクのなかには溶けにくい商品もあることです。ダマになっていないか、きちんと溶けているかを確認してから子猫にあげてください。

子猫にとってのミルクは、栄養を摂る上でとても大切なものです。ミルクの種類は粉末と液状でそれぞれ作り方なども違うので、自分に合う方法を選びましょう。上記を参考に子猫の育て方を覚え、ミルクの量を調整しながら適した量を飲ませてあげてください。

著者情報

UCHINOCO編集部

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