秋冬に向けて気になる乾燥…愛犬の肌や被毛を守るためのケアアイテムを紹介!

秋~冬にかけては湿度が低くなる時期。愛犬の乾燥対策はバッチリですか?実は愛犬の皮膚や被毛の乾燥を放置していると、さまざまな健康トラブルにつながることもあるんです。本記事では、愛犬の乾燥対策の必要性とともに、乾燥対策におすすめのケアアイテムを紹介します。 2025年10月09日作成

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愛犬の乾燥対策が必要な理由って?

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そもそも「愛犬の乾燥肌」と聞いてもいまひとつイメージできない飼い主さんも多いのではないでしょうか?
実は犬の皮膚の厚さは人間の3分の1とされており、人の赤ちゃんよりもとってもデリケート。
普段からしっかり乾燥対策をしておかないと、皮膚のかゆみやフケといったトラブルにつながるだけでなく、皮膚のバリア機能の低下によって犬アトピー性皮膚炎などの皮膚病の原因になることもあるんです。

飼い主さんのなかには「犬には被毛があるから大丈夫なのでは?」と思う人もいるかもしれませんね。
確かに被毛は紫外線などの外部刺激から皮膚を守るバリアとしての役割はあります。
しかし、皮膚が乾燥している状態だと被毛もパサついてしまい、毛玉や切れ毛といったトラブルを通して皮膚に負担がかかることもあります。
見た目の美しさを維持するためだけでなく、皮膚や被毛の健康のためにも愛犬の乾燥対策は必要なんです。

愛犬が乾燥肌になる主な原因

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犬は人間に比べて皮膚がデリケートであるために乾燥しやすいですが、具体的にどのような点が乾燥肌の原因になるのでしょうか?
ここからは、愛犬が乾燥肌になる主な原因について解説します。

室内の湿度が低い

愛犬と一緒に過ごしている部屋の湿度が低すぎると、乾燥肌の原因になります。
特に気温が低くなる秋~冬の時期には、愛犬が寒く感じないようにエアコンやストーブなどの暖房をつける飼い主さんも多いでしょう。

しかし、暖房のみをつけていると空気中の水分量が増えずに室温だけが上昇することから、湿度が下がってしまい、皮膚や被毛の乾燥につながります。

シャンプーの頻度が高すぎる

散歩後などで汚れているからといって、期間を空けずに何度もシャンプーをしていると、愛犬の皮膚が乾燥してしまう原因になります。
日頃から愛犬と暮らしていると、ふとしたときに愛犬の汚れや臭いが気になって、シャンプーをしてあげたくなる飼い主さんもいるでしょう。

しかし、シャンプーのしすぎは皮膚のバリア機能を維持するために必要な皮脂まで洗い流してしまうため、皮膚の乾燥やバリア機能の低下の原因になります。

栄養バランスの乱れ

愛犬の乾燥の原因には、日頃の食事の栄養バランスの乱れも考えられます。
人間と同じように愛犬の健康維持にも栄養は不可欠。
タンパク質や脂肪は活動するためのエネルギーとなり、ビタミンやミネラルは体の機能を調整する役割を担うため、さまざまな栄養素をバランスよく摂取することが大切です。

しかし、おやつをあげすぎたり特定の食材のみを食べさせるといったことをしていると、栄養バランスが乱れてしまいます。
栄養バランスが乱れると体を構成する細胞や臓器の働きの低下につながるため、皮膚や被毛を健康に保てなくなり、乾燥肌につながることがあります。

あなたの愛犬は大丈夫?犬の乾燥肌の症状チェックポイント

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愛犬の乾燥肌は主に被毛・皮膚の状態や、愛犬の普段のしぐさから確認することができます。
赤みの有無などはお腹周りや足の付け根など、被毛の量が少ない場所をチェックするとよいでしょう。
かゆくて体をひっかいたりなめたりする様子を見せる場合、ひどい乾燥肌になっている可能性があります。
以下に挙げる点に当てはまっていないか、一度チェックしてみましょう。

≪犬の乾燥肌の症状チェックポイント一覧≫
・被毛にパサつきが見られる
・毛並みが悪い
・フケが多い
・皮膚に赤みやひっかき傷がある
・皮膚をひっかいたりなめたりすることが多い

愛犬の乾燥対策におすすめのケアアイテムを紹介!

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人間よりもデリケートで乾燥しやすい皮膚だからこそ、愛犬が乾燥しないよう念入りにケアしてあげたいですよね。
実は、手軽に使えて愛犬の乾燥肌を防げるケアアイテムが数多く販売されていますよ。
ここからは、愛犬の乾燥対策におすすめのケアアイテムを紹介します。

愛犬の乾燥対策におすすめのケアアイテム(1)M'NsCBD 犬用保湿ケアスプレー

乾燥による皮膚のバリア機能の低下を考えて開発された、犬用のスキンケアスプレーです。
独自のカイカイバリア処方を採用しており、ヘンプという植物から抽出した成分であるCBDが皮膚の炎症・かゆみを抑えます。
乾燥で肌をひっかくことが多い愛犬のスキンケアにおすすめです。

保湿成分には複数種類のセラミドを使用。皮膚に潤いを届けるとともに、水分が外へ逃げないように留めてくれるので、乾燥しにくい肌へ導きます。
また、エリスリトールが皮膚の常在菌の働きをサポートするので、肌のバリア機能の維持を助けます。


M'NsCBD 犬用保湿ケアスプレー

愛犬の乾燥対策におすすめのケアアイテム(2)Docpal ペット用化粧水

ヒューマングレードにこだわって開発されたペット用化粧水です。
独自の温泉由来成分(温泉藻類RG92)を配合しており、乾燥によるフケ・かゆみなどの炎症を防ぎ、健やかな肌に整えます。
保湿成分には加水分解酵母エキスを採用し、皮膚本来の潤いを引き出します。
ブラッシング前やシャンプー後などに塗布することで、皮膚トラブルを防げますよ。
スキンケア中のワンちゃんにストレスを与えないように、無香料処方になっているのもうれしいポイントです。


Docpal ペット用化粧水

愛犬の乾燥対策におすすめのケアアイテム(3)Pawmade モイスチャームース

保湿と抗菌を両立した犬猫用スキンケアムースです。
保湿力を高めるために、人間用のスキンケア用品にも使われているリピジュアと濃縮ミネラル、ヒト型セラミドの3つの保湿成分を配合しています。
普段のブラッシングや乾燥しやすい秋~冬のスキンケアに使えば、愛犬の皮膚の乾燥を予防できるでしょう。
また、抗菌成分の炭化チタンが細菌・ウイルスの働きを抑えるため、皮膚の炎症や涙やけなどに悩む愛犬のケアにも便利です。


Pawmade モイスチャームース

愛犬の乾燥対策におすすめのケアアイテム(4)Pet-Cool シルク&コラーゲンスプレー

デリケートな愛犬の皮膚・被毛の健康をサポートする犬用化粧水です。
コラーゲンの10倍の保湿力を持つとされる高品質シルクプロテインに加えて、2種類の特殊タンパク質を配合したことで、乾燥しやすい皮膚・被毛に潤いと栄養を与えます。
スプレーノズルをプッシュするだけで塗布できるので、足の付け根や肉球といった細かい部分のスキンケアも簡単にできますよ。


Pet-Cool シルク&コラーゲンスプレー

愛犬の乾燥対策におすすめのケアアイテム(5)ディアオイル75 ペットケアクリーム

愛犬の皮膚と同じ弱アルカリ性に合わせてPHを調整した、犬猫用のスキンケアクリームです。
保湿成分の高級脂肪酸を含む天然鹿オイルが皮膚に潤いを与え、乾燥による赤みやヒリヒリなどの炎症を抑えます。
クリームは伸びのよいテクスチャーなので、乾燥がひどい場所にもサッと塗りやすいですよ。
シャンプー後やトリミング後といった、皮膚が乾燥しやすいタイミングでのスキンケアにおすすめのグッズです。


ディアオイル75 ペットケアクリーム

手軽にできる!愛犬の乾燥を防ぐ3つの方法

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犬は日常のさまざまなことが原因で乾燥肌になりやすいですが、日頃からの心がけで愛犬の乾燥は防げますよ。
ここからは飼い主さんが手軽にできる、愛犬の乾燥を防ぐための3つの方法を紹介します。

湿度は40~60%を維持する

気温が低くなる時期でヒーターやストーブなどの暖房をつける場合は、加湿器などを併用して室内の湿度が40~60%になるように調整しましょう。
特にハウスやベッドの周りをはじめ、普段愛犬がよく過ごしている場所の周辺の湿度はしっかりチェックしてあげてくださいね。
その日の天気や日当たりなどによっても湿度は変化するため、温湿度計を部屋に置いておくと管理がしやすくなりますよ。

なお、ヒーターなどの暖房と愛犬との間には適度な距離を空けてください。
暖房の周りは乾燥しやすく高温にもなりやすいため、愛犬が近寄りすぎると皮膚の乾燥の悪化や火傷の原因になる可能性があります。
そのため、ヒーターやストーブなどを使う際には、愛犬が近寄らないように侵入防止用のゲートなどを設置しておくことが大切です。

シャンプーの頻度は月1~2回にする

季節や年齢・ライフスタイルにもよりますが、一般的に愛犬のシャンプーの回数は月に1~2回が望ましいとされています。
なお、子犬については生後4か月以上であればシャンプーをしても問題ありません。
予防接種後2週間以上の間隔を空けたうえで、その日の体調をチェックしてからシャンプーをしてあげてください。
シャンプーして間もない頃に散歩後などで足が汚れた場合は、ふきとりシートなどでしっかり汚れを落としてあげるとよいでしょう。

また、お手入れの際に使うシャンプーの選び方も要注意!
犬は人間よりも皮膚が薄くデリケートであるため、人間用のシャンプーやボディソープをはかえって皮膚の刺激になり、皮膚トラブルや乾燥の原因になることもあります。
そのため、愛犬のお手入れは必ず犬用シャンプーを使ってくださいね。

ブラッシングスプレーでお手入れする

皮膚や被毛の乾燥を防ぐ効果が期待できる、ブラッシングスプレーを使うのもよいでしょう。
犬の被毛のお手入れにおいて、毎日のブラッシングは必要不可欠。
ブラッシングを行うことで毛玉の発生を防ぐとともに、抜け毛や汚れなどを取り除くことで皮膚のムレを予防する効果が期待できます。

ブラッシングスプレーは愛犬のブラッシングをスムーズにするアイテムであり、デリケートな皮膚や被毛にやさしい保湿成分を多く配合している傾向にあります。
そのため、普段のブラッシングにブラッシングスプレーを使うことで皮膚の乾燥を防ぎ、美しく健やかな肌・毛並みに整えられますよ。
使い方も簡単ですので、ぜひ普段の愛犬のブラッシングに取り入れてみてください。

≪ブラッシングスプレーの使い方≫
1.スプレーを軽く振り、中身を均一にする
2.ブラッシングの前に被毛へ直接吹きかける(手に取ってなじませてもOK)
3.ブラシやコームでやさしく毛をとかす

十分に乾燥対策をして、愛犬の皮膚と被毛の健康を守ろう

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犬は人間よりも皮膚が薄くてデリケートなため、日常のお手入れや食事などを通して乾燥対策をしておくことが大切です。
本記事で紹介したおすすめのケアグッズや対策方法なども参考にしながら、愛犬の皮膚と被毛の健康を守りましょう。

参考サイト

・WELLPHARMA 楽天市場(参照日:2025/8/15)
https://item.rakuten.co.jp/bicle/mn012/

・SARABiO 楽天市場(参照日:2025/8/15)
https://item.rakuten.co.jp/netpro/doc-001/

・HEKA 楽天市場(参照日:2025/8/15)
https://item.rakuten.co.jp/perromartjapan/moisture-50/

・ヨリアイDOGS 楽天市場(参照日:2025/8/15)
https://item.rakuten.co.jp/yoriaidogs/4571129480050/

・エゾシカ専門店 北のジビエ 楽天市場(参照日:2025/8/15)
https://item.rakuten.co.jp/lubo-sikanotakara/pet-cream-30/

著者情報

西野由樹

生粋の犬好きなフリーランスWebライター。執筆のお供はコーヒーと愛犬のマルチーズ「こたろう」。
やんちゃな愛犬にちょっかいを出されつつ、今日も実体験・調査に基づいた執筆で、読んで楽しい記事づくりに勤しむ。

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