猫とフクロウを一緒に飼うことはできる?猫とフクロウの共通点

猫とフクロウは、実は共通点が多いです。
似たもの同士ともいえる猫とフクロウは、一緒に飼うことができるのでしょうか?
この記事では、猫とフクロウを一緒に飼うことはできるかどうかや、猫とフクロウの共通点、猫とフクロウを一緒に飼う際の注意点を解説します。 2025年04月05日作成

  • 猫のカテゴリ - 猫と暮らす猫のカテゴリ - 猫と暮らす
  • VIEW:3,225

猫とフクロウを一緒に飼うことはできる?

出典:https://www.shutterstock.com/

まずは、猫とフクロウを一緒に飼うことはできるのかどうかをご説明します。
お互いに仲良く生活できるように、きちんとチェックしておきましょう。

猫とフクロウは一緒に飼うことは理論上可能ではある

猫とフクロウを一緒に飼うことは理論上可能ですが、とても慎重な準備と環境作りが求められます。
猫とフクロウは動物として異なる種類であり、自然界では接することがありません。
そのため、猫とフクロウを一緒に飼育するにあたっては、特別な配慮が必要です。
猫は本能的に小動物を狩る習性があり、フクロウもまた鋭い爪とくちばしを持つハンターです。
野生の世界でハンター同士が出会うと、大きなトラブルになることも考えられます。
しかし、きちんと準備をすることで、きっと猫とフクロウを一緒に飼うことができるはずです。

猫とフクロウが幼い頃から飼うのがおすすめ

猫とフクロウを一緒に飼う場合は、どちらも幼い頃から一緒に育てることを強くおすすめします。
幼少期から共に時間を過ごすことで、お互いを「仲間」と認識しやすくなります。
たとえハンターであっても、仲間意識があれば攻撃的な行動を抑えることができる可能性があります。
しかし、猫とフクロウを幼少期に一緒に育てたとしても、完全に安全とは言えません。
成長とともに本能が目覚めることもあるため、飼い主の監視が欠かせないでしょう。
また、猫とフクロウがそれぞれ快適に過ごせる個別のスペースを用意することも大切です。

相性が合わない可能性もある

猫とフクロウの性格によっては、相性が合わない場合もあります。
どちらかがストレスを感じることで、健康に悪影響を及ぼす可能性があるでしょう。
そのため、まずはお互いの反応を観察することが大切です。

猫とフクロウの共通点

出典:https://www.shutterstock.com/

次に、猫とフクロウの共通点をご紹介します。
意外にも、猫とフクロウにはたくさんの共通点があるのです。

暗いところが得意

猫もフクロウも、暗い環境で活動することが得意です。
「桿体細胞」という、暗い環境で物を見るときに働く細胞が発達しているため、暗い場所でも視野を確保することができるからです。
また、猫もフクロウも瞳孔を大きく開けられる為、より多くの光を取り入れ、縦長の瞳孔で光量に合わせ調整しやすく、暗い場所でも物を鮮明に見る機能を備えています。

これらに加え、猫は薄明薄暮性、フクロウは夜行性で双方共に暗い時間帯に活動し、日中は体力温存で睡眠時間が多いことも共通点として挙げられます。

この共通点は、静かな夜の時間帯にお互いがストレスなく過ごせる要因となり得るでしょう。

野生ではハンター

猫とフクロウは、どちらも野生では優れたハンターとして知られています。
猫は俊敏な動きと鋭い爪で小動物を捕らえ、フクロウは鋭い視力と飛行能力を駆使して獲物を狙います。
このハンター気質は、室内飼いの場合でも遊びの中で発揮されることがあるでしょう。

高い場所が好き

猫もフクロウも、高い場所を好む動物です。
猫は高い場所に登ることで安心感を得る習性があり、フクロウも樹上で生活する習性があります。
この共通点を活かして、それぞれに専用の高い場所を用意することで、ストレスを軽減しやすくなるでしょう。

日中は寝ることが多い

猫は本来、朝と夕方に活発になる薄明薄暮性ですが、飼い猫はある程度飼い主の生活リズムに合わせてくれるため、日中によく眠る習性があります。
一方でフクロウは夜行性のため、日中は巣穴や隠れ場所で休息を取ります。
どちらも日中は寝ていることが多く、猫とフクロウが日中静かに過ごせる環境を整えることが大切です。

身体が柔らかい

猫とフクロウは、どちらもとても柔軟な身体を持っています。
猫は多くの骨と柔らかい筋肉を持ち合わせているため、高い場所から飛び降りても怪我をしにくい構造をしています。
ボウルなどに猫を入れると、隙間なくのんびりと過ごせることから、「実は猫は液体なんじゃないか?」と言われているほどです。
また、フクロウは首を左右に270度近く回転させることができ、広い視野を持っているのが特徴です。
この首の柔軟性は行動範囲を広げることなどに役立つでしょう。

猫とフクロウを一緒に飼う際の注意点

出典:https://www.shutterstock.com/

最後に、猫とフクロウを一緒に飼う際の注意点を解説します。
猫とフクロウどちらも飼いたいという人は、チェックしておくと良いでしょう。

お互いの命にかかわる可能性がある

猫がフクロウを獲物とみなして攻撃したり、逆にフクロウが猫に攻撃したりする可能性があります。
どちらもハンター気質であることから仕方ないかもしれませんが、場合によっては命にかかわる可能性もあるあめ、十分に注意しなければなりません。

隔離して飼うことも検討する

猫とフクロウを同じ空間で飼うことが難しい場合は、別々の部屋で飼うことを検討しましょう。
物理的に隔離することで、お互いにストレスを与えるリスクを減らすことができます。

必ず飼い主が監視できる状態で飼う

猫とフクロウを一緒に過ごさせる際は、必ず飼い主がその場にいるようにしましょう。
飼い主の監視下であれば、万が一トラブルが発生した場合でも迅速に対応できます。

いきなり猫とフクロウを会わせない

猫とフクロウを初めて会わせる際は、少しずつ距離を縮めていくことが大切です。
最初はお互いを見えるだけの距離に置き、時間をかけて慣らしていきましょう。
このプロセスを丁寧に行うことで、トラブルの発生を防ぐことができるはずです。

猫とフクロウは共通点が多いからこそ飼うのが大変

出典:https://www.shutterstock.com/

猫とフクロウを一緒に飼うのは決して簡単ではありませんが、適切な準備と配慮を行えば、安全に共存させることも可能なはずです。
共通点も多く、相性が合えばきっと良いパートナーとなってくれるでしょう。
しかし、どちらも肉食動物でありハンターなので、どれだけ相性が良くても目を離すことはできません。
万が一のトラブルにもすぐに対処できるように、猫とフクロウを同じ部屋で過ごさせる際は、必ず飼い主の監視が必要になります。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

オススメ

新着記事